6章の登場人物(NPC) ※暫定


■峰山 雪彦(みねやま ゆきひこ)
 千依目当てに喫茶モルガナに通う営業マンの青年。
 彼自身の言によるととある医療機器メーカーに勤めているらしい。
 かなりの頻度でモルガナに顔を出している為、彼がどれくらい営業成績を出せているかは甚だ怪しい。
 千依を前にすると溢れる想いから饒舌になるが、頭が悪いのか何を言ってるのかわからない。
 そもそも街で見かけた千依を追ってモルガナにたどり着いたということだが、彼が千依のどこに惹かれたかは謎。
 (彼自身、すでに口にしているのかもしれないが今のところそれを理解できた人はいない)

 元々は地元である播磨で子供の頃から修験者をしており、印象とは裏腹に実力者である。
 高校卒業を機に都会(大阪)へと出て就職したが、その1年後には鬼無里へと飛ばされてしまった。
 千依に会えたことから本人はまったくめげてないどころかこれも運命と喜んでいる模様。

 【疾走:3】【感知:2】【精神:3】/【修験者:3】【登攀:4】【自信家:5】 計20
 【フレーバー特徴:顔の皮が厚い、ポジティブすぎる思考、妄想癖】
 【能力:足場が不安な場所や、垂直の壁を自在に移動できる】

■犾館 看守 (えんだて みもり)
 鬼無里で生活安全課の警察官をしている女性。互助会と警察の調整役でもある。
 戸籍上の年齢は50超だが、見た目は20半ばくらいで小柄で可愛いのもあってみもりちゃんと呼ばれている。
 街の不良達からはよく知られた存在で恐れられ慕われている。彼らも彼女のことをみもりちゃんと呼ぶ。

 正体は鬼の里に生まれた鬼の児。里から家出し、紆余曲折を経て鬼無里に行きついた。
 元々は角が額に生えていたが、これは里を出る時に折っている。(今はその痕を髪で隠している)
 その為、本来ほどは鬼の力を発揮することができない。

 実は書類作成や事務仕事が得意。
 それとショッピングが好きで家に着れてない服や化粧品を溜めこんでいたりする。

 【剛力:5】【頑強:4】【精神:6】/【鬼の児:3】【捕縛術:3】【愛嬌:4】 計25
 【フレーバー特徴:可愛いもの好き、甘いもの好き、恋愛ものが好き】
 【能力:剛力と高い生命力】

■化現 有希 (けげん ゆき)
 全身を包むようなボリュームのある黒髪の、どこか神秘さを感じさせる美しい女性。
 頭から足元まで黒一色の服を着て鬼無里の繁華街の端で辻占いをしている。
 正体は毛羽毛現で、見た人や居ついた家に幸運をもたらすとも不幸をもたらすとも言われる存在。

 占い師をしているのは純然たる趣味で、実は占いの作法やタロットなどに精通してるわけでもない。
 占いを通じて気に入った人に幸運をもたらしたり、そうでない人に不幸をもたらしたりしてる。
 生業でもないので辻占いは不定期で頻度も低い。なので一部では見れたら幸運と噂されている。

 衣装もそうだが、それに限らず真っ黒なものが好き。

 【感知:2】【推測:3】【魅力:4】/【予兆:4】【幸運:4】【神秘:3】 計20
 【フレーバー特徴:寝坊癖、雨が嫌い、暑いのも嫌い】
 【能力:誰かに幸運かまたは不運をもたらす】

■煙谷 りおん(たばたに りおん)
 いつもどこかずれたファッションをしている丸いけもみみを頭に乗せた眼鏡の女性。
 そこまで小さいわけではないが、丸い目に丸顔と表情のせいで子供のような印象を受ける。
 その正体は油取りとも呼ばれる化け狸で、本来の性別も男性だったりする。
 根は性悪ではないものの、獣らしい短絡さと化け狸本来の悪戯好きが合わさってトラブルを起こしがち。
 しかしその実、非情に長く生きた化生でもあり妖怪としての実力はとても高い。

 東北の生まれで、気ままに放浪していたが鬼無里で騒動を起こして新聞部と対立することになった。
 最終的には新聞部に退治され、また己の行動を反省し和解するに至る。
 自分を倒して見せた新聞部の面々については一目おいている。

 その後、鬼無里の互助会で世話になることになり、煙谷りおんという人間の名前をもらう。
 今は現代の人間社会に適応した上で自分も人間も得するなにかができないかと模索中。
 ……とは言うものの、もっぱらモルガナに通っては本田の作るパンケーキを頬張る日々である。

 【疾走:4】【感知:3】【探索:4】/【化け狸:5】【油取り:6】【大妖:8】 計30
 【フレーバー特徴:短気、短絡的、楽観的】
 【能力:小さな子供に限り、目に見えない速度でその場から誘拐することができる】

■管庄 あきら(くだしょう あきら)
 ”外道ビンゴ“の名前でユーチューバーをしている女性。妖怪ではなく人間で25歳。
 カラフルなメッシュを入れた髪を乱れるままにし、パンキッシュなファッションでいつもだるそうな表情をして覇気がない。
 代々、飯縄権現を祀る神社の娘で、家に伝わる管狐を管理する人間のひとりでもある。
 管狐がいれば生涯生活に困ることはないと高を括っており自堕落な生活をしている。

 今現在、彼女は管狐を8匹任されている。
 それぞれの管狐は彼女が身に着けている小さな水筒の中に潜んでおり、
 彼女の指令に応じて、あるいは勝手に動いて彼女の望むものをどこからか収集してくる。
 これは金銭や物質に限らなく、チャンネルの登録者やSNSのいいね、オンラインチケットの当選等々、
 彼女が得たいと思っているものならなんにでも作用できる。

 ユーチューバーとしては雑談適当思いつき他の後追い系で極めていい加減。
 だが彼女自身が美人なのと、管狐のおかげかそれなりに登録者と収益はある模様。

 【感知:2】【探索:3】【推測:3】/【管狐:1】【配信者:3】【悪運:3】 計15
 【フレーバー特徴:自堕落、自業自得、汚部屋】
 【能力:管狐を使役できる。今現在は8匹】

■片羽 円佳(かたは まどか)
 豊かな黒髪でスタイルもよいバイクを愛する綺麗なお姉さん。29歳。
 片輪車という妖怪の家系ではあるが、ほぼ人間であり本人も生まれてから今まで人間として生きている。
 趣味はバイクで、休日は山の中で飛ばしたり、近県に向かい海辺を流していたりする。
 また、メンテや修理で賀田羽モーターズにお世話になっており、緋乃人と面識がある。
 (何代も遡らなければわからないが、賀田羽家とは親戚関係にある)

 ライダースーツやジャケットは派手なものを好む傾向。美人でまたスタイルもよい。
 バイク至上主義で四輪車には乗らない、自動車の免許も取らないというポリシーがある。

 【頑強:2】【反射:4】【疾走:3】/【片輪車:1】【ライダー:3】【美人:2】 計15
 【フレーバー特徴:冷静。その反面興奮すると我を忘れる】
 【能力:片輪車(バイク/自転車等)に乗っている間のバランス感覚が優れている】

■呉松 多聞(くれまつ たもん)
 ヒビのように皺の走る浅黒い肌に白髪と白髭を蓄える、いつも和服を着てる威厳ある老人。
 正体は古くより鬼無里一帯を支配していた大百足の大将。鬼無里で最も古い妖怪の一体。
 とかく昔かたぎでやくざな性格であり、短気で剣幕もあり周りからは畏れられも厄介がられてもいる。

 元々は今は学園のある山をひと巻きにし根城としていたが、ある時本田家に追い出され今は人の姿で生きている。
 同時に鬼無里の支配者の座からも降ろされたが、自分こそが妖怪総大将であるという自負は失っていない。
 また支配体制が本田の互助会に移ってからも、その中で重鎮の座に位置し時にご意見番として口を出している。

 また人間としても鬼無里において最も地位の高い人間だと言える。
 大富豪であり大地主でもあり、地元との名士としてあらゆる行事やその他に金銭や人材を贈っている。
 そのことから政治家や警察、諸々の地域振興会も彼の意向を無視することはできない。

 実は大の甘党であり、モルガナや甘栄堂に通っては舌鼓を打っている。このことは公然の秘密である。

 ※
 光圓寺家の騒動では、菅原天音に罰を与えるべしと息巻いていた最右翼であった。
 このことから光圓寺家についてよい感情を持っていないし、狐や狸といった人を化かす妖怪のことが嫌い。

 【剛力:12】【頑強:16】【精神:10】/【大百足:12】【戦神信仰:10】【黄金信仰:10】 計70
 【フレーバー特徴:頑固、剣幕、甘いもの好き】
 【能力:山に巻き付けるほど巨大化することができる】

■三鼓 紅葉(みつづみ くれは)
 ハイソな雰囲気を漂わせる女性。気品よりも可愛さを感じさせる容姿で、艶やかな黒髪を腰まで伸ばしている。
 正体は鬼無里に伝わる紅葉伝説に語られる姫鬼。
 かつてその美貌と幻術によってあらゆる男を手玉にとっては破滅させ、鬼無里でも贅を尽くす為に悪行の限りを尽くした。
 そしてとうとう鬼として討伐対象になり、最後は大暴れの末に首を落とされたとされている。
 だが伝説とは違い彼女は生き延びており、その後も人をたぶらかしながら生きていた。
 今は鬼無里の地に住みながらも、蓄えた財産で贅沢しながら都会に足を運び自由奔放に生きている。

 SNSでもちょっとした有名人であり、煌びやかな生活スタイルを公開する美女として人気。
 とはいえ、その人気は極端でシンパと呼ばれる少数の女性と多くの男性からは絶大な支持がありながらも、
 多くの女性からは蛇蝎のように嫌われており、日々嫉妬や嫌悪の感情を向けられている。

 鬼と呼ばれるまでになっただけあってその力は絶大。
 魔性というほどの美貌に加え、天変地異を見せるほどの自在な幻術を扱い、鬼の名にふさわしい膂力と生命力を持つ。

 ※
 菅原天音とは付き合いがあり、仲のよい関係であった。(しかし紅葉は内心彼女を見下してもいた)

 【感知:9】【推測:8】【魅力:15】/【鬼女:12】【姫:15】【芸達者:11】 計70
 【フレーバー特徴:姫、サークラ気質、わがまま、地雷系、散財】
 【能力:自身の分身を生み出したり、天変地異を感じさせたりと、強い実感のある幻を自在に操れる】

■竹原 明石(たけはら あかし)
 山登りをする人が遭遇しても不思議とその後印象に残らない登山家のお爺さん。
 その正体は老人火であり、火の傍に現れると言われる老人。
 元々は霊山で励む修験者のひとりであったが、厳しい修行の内に天狗へと変じるに至った。
 鬼無里では呉松や紅葉と並ぶ古参の存在であり、その能力は種族である天狗を遥かに凌駕する。

 今なお修験者であり、日々山の中で修業すると共に遭難しそうな登山者を助けたりしている。
 非常に穏やかで優しい性格で、呉松や紅葉と比べると欲はないに等しい。

 【疾走:12】【感知:10】【精神:13】/【天狗:18】【修験者:9】【霊峰:8】 計70
 【フレーバー特徴:印象に残りづらい、気が長い、修行が好き】
 【能力:自身を霞のように軽くして天を駆けたり、起こした風に乗って飛ぶことができる】

■藻寄 氷華(もより ひょうか)
 容姿が悪いわけではないが濡れた海藻を被ったような髪型と陰気な表情がそれを台無しにしている女性。
 鬼無里の繁華街の目立たない場所にあるアクアリウムショップ「フィッシュボウル」の店主。
 このお店では主に鑑賞用の小型魚を扱っている。また彼女の趣味の金魚が非売品として展示されている。
 元々は金魚の幽霊とも呼ばれる怨霊であり、いつしか金魚からまた人に移り今は人として生きている。

 陰気で殻にこもりがちな性格なので人付き合いはもとより妖怪の間のつきあいもほとんどない。
 また妖怪としての力もほとんどなく、あんまり人間と(しかもさして優秀でないものと)変わらない。

 【疾走:2】【感知:2】【推測:4】/【怨霊:4】【金魚:2】【執着:1】 計15
 【フレーバー特徴:陰気、恨みがましい、嫉妬深い、生き物好き】
 【能力:人に怨念を向けることで体調を崩させることができる。恨んでないと怨念は向けられない】

■森永 栄子(もりなが えいこ)
 小柄で柔和な顔をしたいかにもという風のお婆ちゃん。
 住宅地の中にある小さな商店街の中で「甘栄堂」という和菓子屋さんを営んでいる。
 人懐っこくおしゃべりが好き。誰彼構わず菓子や甘酒を振舞う癖があり、近所の人達から慕われている。
 その正体は甘酒婆と呼ばれるもので、彼女の振舞う甘酒は毒にも薬にもなりうる。

 甘酒はともかくとして本人自身には特別な力や能力はない。しかし老人としてみればとても元気である。

 【感知:2】【推測:2】【魅力:3】/【甘酒婆:1】【製菓:4】【癒し:2】 計15
 【フレーバー特徴:人懐こい、振る舞い癖、人がよい】
 【能力:人の病を癒す甘酒や、逆に人を害する甘酒を作り出すことができる。また彼女からの勧めは断りづらい】

■蹴取 理子(けとる りこ)
 中学生か小学生かもと思われるくらいに幼い容姿の女の子。
 「甘栄堂」でお手伝いをしており、街の人らからは栄子お婆ちゃんの孫だと思われている。
 その正体は薬缶ヅルと呼ばれる妖怪。人を驚かせるのが好きなだけの害のない妖怪である。
 栄子お婆ちゃんのことが好きで、実際に孫のように振舞っている。

 さして特別な力は持っていないが、身軽で飛んだり跳ねたりは得意。

 【反射:3】【疾走:3】【精神:2】/【薬缶:1】【隠密:3】【愛嬌:3】 計15
 【フレーバー特徴:元気、明るい、空気が読めない】
 【能力:薬缶に変化できる。(正確には薬缶から人間に変化している)】

■山彦 太郎(やまびこ たろう)
 朴訥とした特にこれといった印象のない青年。
 名前の通りに山彦の妖怪で、もっぱら竹原といっしょに山の中を歩いている。
 生まれつきの性質から人の言葉をおうむ返しする癖があるが、嫌がられることも知っているので我慢している。

 特別優れた点はないが山の中でなら疲れ知らずで歩くことができる。当然だが、声は大きい。

 【頑強:4】【反射:5】【精神:2】/【山彦:4】【大声:4】【朴訥:1】 計20
 【フレーバー特徴:声が大きい。口が大きい。おうむ返し癖】
 【能力:人が起こした山彦に応じて大声を出すことができる】

■高田 小太郎(たかだ こたろう)
 毛むくじゃらで誰からもクマさんと呼ばれる巨漢の男性。
 口数は多くはないが温和で優しく人当りもいい。また見かけによらず手先が器用。
 キャンプ場である「レイクパーク」で働く山男であり、主に装備のメンテや山道の案内をしている。
 その正体は山わろと呼ばれる妖怪であり、熊というよりは猿に近い存在である。

 新聞部がレイクパークに来た時はオランピアに操作され彼らを襲うことになってしまった。
 その騒動で彼を始めとして従業員のほとんどが重症を負ったが、彼だけは再開後のレイクパークでまた働いている。
 街に出てキャンプ用品や登山道具を見て回るのが趣味。

 【剛力:3】【頑強:4】【探索:3】/【山わろ:3】【山男:4】【器用:3】 計20
 【フレーバー特徴:大男。毛深い】
 【能力:山の中でだと身軽に動くことができる】

■高田 黒男(たかだ くろお)
 毛深くまた筋肉質な巨漢。小太郎とは義兄弟の関係にあるが、こちらは顔が厳つく怖い印象がある。
 心優しく争いも好きではないのだが口数が少ないせいで誤解されがち。
 普段は山中に自分で建てたログハウスに住んでおり、自然の中で食事をとって暮らしている。
 その正体は鬼熊。元々はただの熊だったが、人の恐れを一身に受け続けた結果妖怪になってしまった。
 元々からして熊なのに妖怪化もしているため、非常に強い存在となっている。

 人間の姿で生活を始めたのはここ30年くらいの話で、彼にそれを決定させたのが小太郎である。
 義理の兄弟の関係を結んだのもその時で、なので黒男は小太郎のことを非常に大事に思っている。

 【剛力:6】【頑強:7】【感知:5】/【鬼熊:8】【山男:4】【相撲:5】 計35
 【フレーバー特徴:大男。毛深い】
 【能力:一般の熊よりも遥かに膂力がある】

■竹詰 稔(たけづめ みのる)
 背が低く小柄で全体的に丸っこい中年の男性。
 紅葉を祀る神社の傍でお土産屋を営んでおり、竹細工など一部の商品は彼の手製である。
 正体はイジャロコロバシという妖怪。人の足元に笊(ザル)として転がり、人の顔を浮かべて脅かせる。
 それなりに長生きはしているが、元が元なので大して強くはない。

 【疾走:3】【感知:3】【魅力:1】/【転倒:2】【手芸:4】【変化:2】 計15
 【フレーバー特徴:人間が好き、小心】
 【能力:物に変化する。部分的に変化する】

■米川 香代(よねかわ かよ)
 10代前半くらいに見える可愛らしい少女。着物にしろ洋服にしろ白い服を着ていることが多い。
 お香代水神の言い伝えに語られる少女で、水神に祈りを届けることができるという。
 彼女を見た人は保護欲を刺激され面倒を見ずにはいられず、保護されれば彼女も恩を返すまでは離れられない。
 なのでここしばらくはあまり人に近づかないようにしている。(子供同士なら平気)

 水辺や水の中が好きで、なにかを被せられたり、くるまるのが苦手。

 【感知:3】【探索:3】【推測:2】/【祈り子:3】【保護欲:3】【釣り:1】 計15
 【フレーバー特徴:可愛い。義理堅い】
 【能力:人に面倒をみさせる。その恩を返す】


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最終更新:2022年09月11日 19:11