ジャスティスバトルロワイアル内検索 / 「「勇ましく剣を持つもの」」で検索した結果
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「勇ましく剣を持つもの」
「勇ましく剣を持つもの」 ◆2RguXBg.P2 ――――爆発が起きた。つまり、ここで殺し合いがあったということ。 しかし当事者たちは殺意の痕跡を残すのみだ。 そして賀来は痕跡すら見つからない。 賀来は仮にも神父だ、積極的に殺しをやる人間ではないだろう――彼が語る悪魔、結城が相手なら別だろうが。 だが、あの様子では錯乱して他の参加者に危害を加えかねない。早く追わねば。 その時だった。 「私の名前は賀来巌……」 首から、首輪から、声が響いた。 これが定例放送というやつか。しかし何故あの神父が? しかもその声は自信と使命感に溢れ、まるで先程とは別人のようだ。 おまけに主催者からの指示だと? 何から何までどうなってやがる!? 「ゲーム退場者の発表……【七瀬美雪】」 頭をハンマーで殴られたような気分だった。 首輪の向こう... -
◆2RguXBg.P2
...タ』 杳馬 066 「勇ましく剣を持つもの」 剣持勇 名前 コメント -
【金田一少年の事件簿】
...Gf/Qs 066 「勇ましく剣を持つもの」 ◆2RguXBg.P2 069 灼熱の赤が燃える ◆KQoCua90H . -
第二回放送までの本編SS
...乃、本郷猛 066 「勇ましく剣を持つもの」 ◆2RguXBg.P2 剣持勇 067 幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね ◆JR/R2C5uDs 我妻由乃、DIO 068 聖闘士として ◆uBMOCQkEHY テンマ、藤村大河 069 灼熱の赤が燃える ◆KQoCua90H ロビンマスク、サンレッド、剣持勇 070 砂浜の迷い人 ◆SQSRwo.D0c V、間桐慎二 071 正義戦隊ゴ12th 第五話 熱烈歓迎新たな仲間! ◆GOn9rNo1ts 天野雪輝、武藤まひろ、平坂黄泉 072 プリズナーNO.1,2,3,V,4 ◆JR/R2C5uDs ハインリッヒ・ルンゲ 073 舗装された分かれ道/名探偵は逃げ出した ◆2XEqsKa.CM 金田一一、天馬賢三、竜ヶ峰帝人、折原臨也、言峰綺礼 074 正義の味方 ‐Crime avenger‐(前編)(後編) ◆UOJEIq.Ry... -
【051~100】
...乃、本郷猛 066 「勇ましく剣を持つもの」 ◆2RguXBg.P2 剣持勇 067 幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね ◆JR/R2C5uDs 我妻由乃、DIO 068 聖闘士として ◆uBMOCQkEHY テンマ、藤村大河 069 灼熱の赤が燃える ◆KQoCua90H ロビンマスク、サンレッド、剣持勇 070 砂浜の迷い人 ◆SQSRwo.D0c V、間桐慎二 071 正義戦隊ゴ12th 第五話 熱烈歓迎新たな仲間! ◆GOn9rNo1ts 天野雪輝、武藤まひろ、平坂黄泉 072 プリズナーNO.1,2,3,V,4 ◆JR/R2C5uDs ハインリッヒ・ルンゲ 073 舗装された分かれ道/名探偵は逃げ出した ◆2XEqsKa.CM 金田一一、天馬賢三、竜ヶ峰帝人、折原臨也、言峰綺礼 074 正義の味方 ‐Crime avenger‐(前編)(後編) ◆UOJEIq.Ry... -
幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね
...で読む Back 「勇ましく剣を持つもの」 Next 聖闘士として 投下順で読む Back 「勇ましく剣を持つもの」 Next 聖闘士として 混沌の落とし子たちに捧ぐ僕からの鎮魂歌 DIO [[]] 仮面ライダー対プリキュア ジャスティスバトルロワイアルで大冒険! 我妻由乃 [[]] -
仮面ライダー対プリキュア ジャスティスバトルロワイアルで大冒険!
...(前編) Next 「勇ましく剣を持つもの」 投下順で読む Back 禁忌惹厄アフター・ラジオ(前編) Next 「勇ましく剣を持つもの」 幼気 我妻由乃 幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね 本郷猛 [[]] -
Deus Irae, or The Men in the High Castle
...れる男たち 剣持勇 「勇ましく剣を持つもの」 賀来巌 第一回放送 メフィストフェレスの一滴 ロールシャッハ [[]] L [[]] -
灼熱の赤が燃える
...ンレッド [[]] 「勇ましく剣を持つもの」 剣持勇 [[]] , -
正義の味方 ‐Crime avenger‐(前編)
正義の味方 ‐Crime avenger‐◆UOJEIq.Rys 1/喪失『私にとって必要な――――』 ――――放送が終わった。 告げられた死者は十二名。その中に、自分の知人はいない。 だが、それは決して喜ぶべき事ではない。 たった六時間。それだけの間に十二人もの人間が死んだのだ。 その中に、誰かにとっての大切な人が入ってない方がおかしく、そしてそれは―――― 「…………ぜん……きち……?」 複数人で行動している自分“たち”でさえ、例外ではない。 黒神めだかが、茫然と立ちつくしていた。 あの毅然とした態度の面影は何処にもない。 どこにでもいる当たり前の少女の様に、ただ静かに涙を流していた。 「……黒神…………」 その様子を見ていられず黒神に声をかけるも、言葉が続かない。 ... -
手に入らない遠き夢
手に入らない遠き夢 ◆SQSRwo.D0c 薄汚れた道路の一角を、古い街灯が照らす。歓楽街から離れた、人通りの少ない場所であった。 そこを一目で裕福そうだとわかる家族が通る。 「勇敢だったね、ママ」 映画を見た帰り道、少年はうれしそうに話題をふる。 一方、母親の方は少しだけ眉をしかめていた。 映画がやや乱暴だったのが気に入らないらしい。 父親は穏やかに、男の子だからしょうがないさ、と苦笑交じりに告げていた。 この後は食事をして家路につき、興奮する子どもをなだめながら、両親は眠りにつかせるだろう。 穏やかで力強い父親。優しく包容力のある母親。 大好きな二人に囲まれたまま、明日もまた来るのだと、少年は無邪気に信じていた。 だからこそ、そこを通るのはやめるんだ、と姿の見えない誰かは叫んだ。 彼はこの顛末を知っていた。家族に振... -
LEVEL JUSTICE
LEVEL JUSTICE 正義とは、なにか? ありとあらゆる人間が考え、ありとあらゆる人間が名乗った言葉。 その明確な答えは主として「正義の反対はまた別の正義」などと言われる。 だが、それは賢者と思われたい人間のお茶を濁した、今以上の探求を諦めた愚者の負け惜しみに過ぎない。 正義と定められたそれが本当に正義なのか。悪と定められたそれは本当に悪なのか。 天使とは神の命により生けるものを無慈悲に選別する存在であり、悪魔とは迫害された異教の神々の総称である。 混沌の時代は有史以来途切れることなく、未だに続いている。 世界には全ての犯罪者へと死の裁きを与える殺人鬼・キラが暗躍する。 キラの存在は犯罪者の減少と治安の向上を促す劇薬となっている。 そのキラの影響による犯罪者の減少からか、アメリカでは政府非公認のヒーローを犯罪者とするキーン条例が可決。 だが... -
黒神めだか
【名前】黒神めだか 【出典】めだかボックス 【種族】人間 【性別】女 【声優】豊口めぐみ 【口調】一人称:私 二人称・三人称:貴様、○○同級生、○○二or三年生、 【性格】強引にして豪快だが、常に他人のことを考えて行動している 【能力】 「完成(ジ・エンド)」 めだかの持つ異常性(アブノーマル)。相手の持つ能力を相手以上の完成度まで高めた上で修得する才能。 めだかはこの能力により、様々な技術・才能・異常性を身につけている。 乱神モード 善吉いわく「黒神めだかの真骨頂その4」。極限まで昂った怒りによって引き起こされる、全ての戦闘能力を解放した暴走モード。 反射神経 高千穂仕種に勝利するまでは、彼女は反射神経を持っていなかった(以降もオフにすることが可能である)。 この特性は彼女の学習能力の高さにも一役買っており、同時に痛覚を無視した無茶な動作を... -
王と道化師
王と道化師 ◆SQSRwo.D0c 土を踏み進み、白い道化師は月光を浴びた。 円環状に広がるコロッセオの中央に立ち、真っ赤に染まった唇の端を持ち上げる。 白い石を切り崩し、作られた客席はからっぽだ。名簿にいる人物を全員集めても、客席は埋められないだろう。 古代ローマの人々は奴隷同士、あるいは奴隷と獣を戦わせて、血に酔い、最大の娯楽として楽しんだ。 殺し合え、と言われた会場にこのような施設があることは、主催者による皮肉だろうか。 ならば乗ってやろう、とジョーカーは思う。そのためにゴッサムタワーではなく、このコロッセオに来たのだから。 下見くらいはしておくべきだろう。おかげで、彼と出会えた。 「やぁやぁ、よく来てくれた。あいにく、まだ準備中でね。 おかげで招待状なくても入れるが……おめぇさんは出演希望かい? それとも見物希望? おっと、通りすがりなんて寒いジ... -
4人のイカれる男たち
4人のイカれる男たち ◆JR/R2C5uDs 「なんというか…信じがたいことですが、この仮説を受け入れるのが、最も理に適った推論と言わざるを得ません。 勿論、こんな事を……そうですね……まるで、この世界に死神など言う者が実在し、人を自在に殺す事が出来るとでも言うような、荒唐無稽で、まるでマンガチックな仮説ですが…」 上体を丸めたまま、痩せた不健康そうな青年がそう言葉を続ける。 まるで漫画のような、というのは言い得て妙だ。 だが、とはいえ。 この実験等というふざけた殺し合い。 それだって十分に、漫画みたいなものじゃないか。 ◆◆◆ 「待った!」 通りの向こう、闇の中から鋭く声が響く。 鋭いが、大声ではなく、こちらに聞こえるか否かのぎりぎりのところだ。 「止まれ、そこで止まってくれ。 こちらには……攻撃の意志はない。 そちらにも... -
正義の味方 ‐Crime avenger‐(後編)
← 4/理想『正義の味方』 ―――踏み込んだ。 身体能力で衛宮士郎は黒神めだかに敵わない。それを承知で地面を蹴った。 勝算はある。 黒神は俺を殺さない。 彼女が不殺を謳う以上、どれだけ攻撃を受けようと、死ぬことはあり得ない。 後はただ、俺の体が動く内に黒神の隙を見つけ、渾身の一撃を炸裂させるだけだ。 打ち下ろす陰剣莫耶。 その白刃の刃に必殺の意思を籠めて叩き込む。 ―――だが。 渾身の力で繰り出された短剣は、 渾身の力で止められた。 「……なんで避けようとしない」 何を思ったのか、黒神は両腕をだらりと下げている。 攻撃も、防御も、回避すらもする様子がない。 俺が剣を止めなければ、彼女は確実に首を断ち切られていただろう。 「――――あなたから、攻撃を受ける理由がありません。故に、避... -
より強き世界
より強き世界 日誌 ロールシャッハ記 1985年10月12日 今朝、路地裏で犬の死体を見つけた。 裂けた腹にはタイヤの跡が付いていた。 この世界は俺を恐れている。 素顔を覗いた俺を。 この世界はドブも同然だ。 人の血が流れるドブだ。 いつか下水道が溢れれば、クズ共は全員溺れ死ぬだろう。 そして、今日。 それが起こった。 そのとき、俺が居たのは、ドブの底だった。 暗闇には慣れている。慣れているが、それは完全な闇だった。 つまり、光がまるで無い、完全な闇。 此処は何処だ? 何故こんな所に? 顔を触ると、そこには俺の顔があった。紛れもなく、俺自身の顔。ロールシャッハの、世界を映し出す顔。 衣服にも問題はない。いつものコートに、いつもの帽子。 装備を確認するが、いくつか無くなっ... -
混沌の落とし子たちに捧ぐ僕からの鎮魂歌
混沌の落とし子たちに捧ぐ僕からの鎮魂歌 ◆JR/R2C5uDs DaBaDa DuDulu DaDu... PaPaPi La DuLaDu... 奇妙な旋律が、その建物の中で聞こえている。 意味を成さぬ、音の羅列だが、それはある種の物憂げな、それでいて奇妙なおかしみをも伴う旋律だった。 杳馬は、これが何かを知らぬ。 知らぬが、今の沸き上がる高揚感を微かに押さえてくれる様で、妙に心地よい。 誰が唄ったかも分からぬスキャットを流しながら、来るべき時を待っている。 その時間が来たときに、この喜びをどれほど押さえられるか、彼自身分からなかった。 ◆◆◆ 結論から言えば、ピラミッドに行くのは後回しになった。 後回し、と言ってもほんの数時間のつもりで、今はオアシス近くの広い館にいる。 エジプト様式の建築は広々としていて、地下室付きの3階建て... -
高町なのは
【名前】高町なのは 【出典】魔法少女リリカルなのは(無印、A s) 【種族】人間 【性別】女 【声優】田村ゆかり 【口調】一人称:私 二人称・三人称:○○君、○○ちゃん、○○さん、あなた 等 【性格】明るく優しい性格。正義感が強い 【能力】地球人としては稀の、強力な魔力を持つ魔法使い 魔力光は桃色。防御と遠距離からの強力な砲撃が得意だが、接近戦は苦手。 <魔法一覧> ディバインバスター 直射砲撃魔法。なのはの主力ともいえる技で、様々な場面で活躍している。 なのはの身長にも及ぶほどの太さを持つレーザーを標的に向けて発射する。射程距離は標的が豆粒程度の大きさまで離れていても届くほど長い。 高い貫通力を持つが、攻撃範囲がほぼ一直線で制御が難しく威力に比例してチャージ時間が長いのが欠点。 ディバインシューター 彗星のような形をした弾幕を複数個飛ばす。ホー... -
仮面の下のバラッド
仮面の下のバラッド◆3VRdoXFH4I ◇◆ 「ああくそ……っ!あの仮面の奴、今に見てろよ……」 劇場を抜け夜の世界へ飛び出し、一息付く。 傷は痛みの割には軽傷だった。 手裏剣で刻まれた傷は転んで擦り剥いた程度だし、背中に突き刺さった短剣も急所に当たらず、大事には至らない。 改めて“超人”と化した己の肉体の強靭さに陶酔するも、同時にその体に傷を付けた仮面への怒りも湧き上がる。 問題ない。あのときは油断しただけだ。目の前の女に気を取られ不意打ちを受け、流れを掴まれただけの事。 正面を向き合えば自分が優位だ。常に回りに気を付けていればいい。 それと、武器の有無も大きい。 超人になったとはいえ自分は丸腰、剣や銃で武装した敵に正面から挑むのは愚の骨頂だ。 ただの人間ならともかく、先のような常識ならざる者の手に渡っては些か分が悪い。... -
この世界に反逆を開始せよ
この世界に反逆を開始せよ ◆KKid85tGwY 「…………サ、サラリーマンじゃない! 刑事だ」 松田桃太はやっとの思いで、それだけの台詞を吐き出した。 それは別に、今の松田が言葉を喋るのに何らかの障害があるわけではない。 ただそれを告げた相手である目前の男、空条承太郎に完全に気圧されていたからだ。 別段、承太郎が松田を威圧しているわけではない。 承太郎はただ静かに、松田を見下ろしているだけである。 しかしそれだけで、承太郎からは受ける存在感は圧倒的なのだ。 松田とて刑事。様々な犯罪者を見てきている。 しかし承太郎の存在は、松田の経験に無い異質さを持っていた。 それは松田が刑事としての経験を超えて、生物的な直感で感じ取ったものだ。 承太郎は、自分には絶対に敵わない相手だと。 しかし意識の深層の部分で感じ取っているため、松田はそれを自... -
Backlash
Backlash◆Royal/4DIA ここH-10のゴミ処理場で場所には似合わぬ金色の髪を持った幼き少女が一人佇んでいた 名はアリス・バニングス、年の頃は9歳。 好奇心旺盛な年頃でも一人で行けるほどの体躯ではないことは確かか。 そもそもこの少女、実業家の両親を持つお嬢様であり こんな下衆な場所に一人と言うことに限らず、連れの者を率いていても来ることはないであろう。 さて、なぜこんな高貴なお方がこんな所にいるかといえば、 言わずもがな、何の前触れもなくいきなり『殺し合いをしてくれ』などと ふざけたことを言われた矢先がこれで、何も好き好んで来たわけではないと補足しておく。 しかしながら幼き子がこんなわけのわからぬ企画にわけのわからぬまま参加させられ わけのわからぬ場所に放置された。 このような処置を取られたとき、幼き子はどのよ... -
賀来巌
【名前】賀来巌 【出典】MW 【性別】男 【口調】一人称: ぼく、私、等状況によりけり。 二人称・三人称: きみ、○○さん、お前等。 【備考】 日本国内(おそらく都内)でカソリックの神父をしている。 15年前、まだゴロツキと連んでいた頃に、鹿児島県沖の離れ島、沖の真船島にて少年だった結城美知夫と出会い性的な関係を持つ。 同時に米軍が開発し密かに貯蔵していた猛毒ガス“MW”漏洩事故によって、島民が全滅する現場に立ち会う。 そのときの惨状の記憶に苛まれ、苦しみから逃れるため、キリスト教の神父となる。 しかし結城美知夫との関係は続き、たびたび肌を合わせる同性愛の関係も継続。 また、美知夫が犯罪を繰り返し何人もの人間を殺していることを「懺悔」しに来て知っているものの、そのことに悩みつつも建前上は「懺悔の秘密を守るため」に黙認。 愛憎半ばする関係が続き、何... -
未来日記モザイク:Diary■■:隠し砦の三覆面(+α+β)
未来日記モザイク:Diary■■:隠し砦の三覆面(+α+β) ◆GOn9rNo1ts 『実は私、「正義のヒーロー」というのに憧れてましてね』 平坂黄泉は『正義のヒーロー』である。 子供の頃、ブラウン管越しに『聞く』ヒーローに憧れ、焦がれ、彼はそれを目指した。 自前のスーツやら覆面やらを作り、まずは目先のことからと他の人間を助け続けてきた。 お年寄りの荷物を持ってあげようとすると、強盗に間違われた。 不審者を通報すると、己が不審者に間違われ捕まってしまうこともあった。 街をパトロールすると、幼気な子供から石を投げられるなどいつものことだ。 『正義ナンテネ、絵空事デスヨ』 彼は、次第に昔抱いた情熱を失っていった。胸を燃やす正義の意志は、冷めていった。 自分は正義の味方には向いていない。相応しくない。 善行は身体と心の痛みになって返って来... -
淫妖烏 賊(前編)
淫妖烏 賊(前編) ◆2XEqsKa.CM氏 海の潮味が、鼻先に薫る。 僕……夜神月は、海の家の軒下で揺り椅子に腰掛けていた。 心地よい満腹感。美味とは言えない夜食だったが、団欒はあった。 殺人を認可する、このゲームの中で摂る食事としては、まあまあ上等な物だったと思う。 団欒を囲む僕以外の二人は、僕の声が届く場所にはいない。 イカ娘は砂浜を走り回っている。高遠遙一は、散歩がてら周りの地形を確認してくると言っていた。 そう遠くないうちに出発したいが……イカ娘に視線を移す。 「ごみが落ちてないでゲソー! 浜辺がすっごくキレイじゃなイカ!」 手に何やらカードを持ちながら、有頂天で走り回っている彼女を見ていると、不思議な気分になる。 海から来て地上を侵略しにきた知性体……それが事実であるとすれば、彼女は人類の敵だ。 先ほど見せてもらったイ... -
【現実】出典の支給品
【現実】出典の支給品 【『良い子の諸君!のガイドライン』の過去ログA4用紙百枚程度@現実】 アリサ・バニングスに支給。 ガイドライン板で盛り上がっている『良い子の諸君!のガイドライン』のログを印刷したもの。 AA以外のレスは排除されている。 ちなみに r ‐、 | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君! (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l 若者の○○離れとよく耳にするが、 |ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 当時群がっていたのは今のジジババ共だ! │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| 今の若者は、離れるも何も │ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 最初から近づいてすらい... -
砂浜の迷い人
砂浜の迷い人 ◆SQSRwo.D0c Vという存在は無政府主義だ。 もちろん、主義主張をするだけではない。 彼は人を殺した。物を爆破した。人を変えた。 苛烈なまでに。冷酷なまでに。 激しさを秘めながら、心の中は仮面に隠れた素顔のように明らかにされない。 だが、彼は自分を理解されたくない、と考えているわけではない。 むしろ、もっとも誰かに理解されたいと思っているのではないだろうか。 そうでなければ、襲われている少女を二人も救うことなどなかったはずだ。 本当にそうだろうか。 彼は決して自らの心情を吐露したりはしない。 ただ魅せるだけ。ただ示すだけ。 そうして他者の変容をも受け入れる。 もしかすると、彼は作りたがっているのかもしれない。 仮面の怪人、Vという存在を。 □ 間桐... -
オープニング
オープニング サンレッドは静かに目を開いた。普段生活しているかよ子のマンションのものではない、 見知らぬ天井が目に飛び込んできた。思わずぎょっとして、体を起して辺りを窺う。 西洋建築の粋を集めたかの如く豪奢な内装にサンレッドはまず困惑し、 そして彼の周りに横たわりぐっすりと眠っている何十人もの人間に、彼はますます慌てふためいた。 (なんだこの状況は……昨日はそんなに飲んじゃいないはずだが…… 誘拐されたのか? いや、まさか……) 教会……いや、神殿のような建物だった。神々しいとはこういう建物の事を言うのだろう。 (……ん?) サンレッドから少し離れたところ、ステンドグラスの下に中年の男性と若い女性が 机を挟み、小さな椅子にちょこんと座っているのが目に見えた。男の方は特筆する事もない容姿だが、 女の方は違う。絶世の美女とはこんな女の事を言うのだろう... -
正義戦隊ゴ12th 第五話 熱烈歓迎新たな仲間!
正義戦隊ゴ12th 第五話 熱烈歓迎新たな仲間! ◆GOn9rNo1ts 『正義が必ず勝つんじゃない。勝ったものが正義なんだよ』 ◇ ◇ ◇ バットマンが出て行って、少し後。 地下空間は、思っていたよりずっとずっと静かだった。 耳を澄ましても、何処か遠くで行われている戦いの音はここには聞こえて来ない。 代わりとでも言うようにポタリと、どこからか雫が垂れる。 ちょっとした音がやけに大きく響き、思わず心音が跳ね上がる。 その時のドキドキさえも痛いほど耳に残り、僕は小さく溜息をついた。 「大丈夫、雪輝君?」 そう言った武藤まひろちゃんは、けろっとした顔をしている。 明るく、表情豊かに僕に話を振ってくれる彼女の存在が、今はなにより有り難い。 『殺し合い』の舞台の隅っこでたった一人きりで待っているよりも、何倍も楽な気分だった。 情けな... -
夢の続き
夢の続き◆3VRdoXFH4 △ 真夜の中でも、この回りは明るかった。 道路を照らす電灯、建築物の照明。 人が機械の文明を手にしたときから、世界はずっと休息を忘れて動き回っている。 空高くから見渡せば、人工物でありながら意図せず生まれた、煌びやかな輝きを魅せてくれる。 そんな地上の星々も近くまで降りて見れば、道には廃棄物が散乱し、路地の隅は腐臭で満ちている。 どんなに美しいものでも近づけば「あら」が目立つ。ならば美しさを保つのは、視点を遠ざけるのが秘訣だろうか。 普段はそれに加えて自動車などの走行音が付いて回るのだが、ここではそれはないようだ。 その高き視点から、赤き弓兵―――アーチャーは地上を見下ろしていた。 あのあとにアーチャーはひとまず建ち並ぶマンションのこの一室に身を潜めた。 気絶した少女1人を抱えてこの戦場を練り渡るの... -
言峰綺礼
【名前】言峰綺礼 【出典】Fate/stay night 【種族】人間 【性別】男 【声優】中田譲治 【口調】一人称:私 二人称・三人称:君、お前、貴様 【性格】 善を嫌い悪を愛す、生まれつきの人格破綻者。人の心の傷を切開し心の闇を暴くこと、それによる人の反応を何よりも楽しむ。 普段はその本性を現すことはないが、見る人が見ればだだ漏れである。 【能力】 長年戦ってきた経験と、それにより我流の殺人術として昇華された八極拳、投擲に適した剣「黒鍵」の使用が基本戦法。 魔術師としては未熟だが過去の聖杯戦争のマスターが残した「令呪(魔力の塊のようなもの)」を右腕に保管しておりそれを使えば名門魔術師のそれにも劣らない。それとは別に治療魔術を得意としている。 霊的なものには絶大な効果を持つ「洗礼詠唱」も使える。これは歪といえど言峰の強固な信仰心を示している。 純粋な体術だけ... -
ロールシャッハ
【名前】ウォルター・コバックス(ロールシャッハ) 【出典】ウォッチメン 【種族】人類 【性別】男 【俳優/声優】ジャッキー・アール・ヘイリー/山路和弘 【口調】一人称:俺 二人称・三人称:あんた 【性格】 内向的で、右翼的政治信条を持つ。医師などからは、誇大妄想狂教で強迫神経症を持つと見なされている。悪に対する姿勢は、不屈の精神を持つ。 【能力】児童施設の記録によると、「文学と宗教、体操、アマチュアボクシングに才能を示した」とされる。 常人としては高度な身体能力と、状況判断力を備えている。 【備考】 身長167cm、体重64kg。(ロールシャッハの時はシークレットブーツを着用)あばた顔で短く刈り上げた癖のある赤毛。精神科医のマイケル医師曰く、「驚くほど醜い」容貌。 記録上父親不明。母は離婚後に貧困から売春で生計を立てるようになり、虐待されていたとされる... -
究極の闇
究極の闇◆40jGqg6Boc 太陽は沈み、暗闇が降り注ぐ地上に足音が響いている。 足音は一つではなく複数で人影の数は二つ。 一歩一歩ゆっくりと進んでいく歩みからは警戒の色が見える。 一人が先導し、もう一人が後をついていく形で彼らは歩いている。 彼らは他の参加者に出会うために移動していた。 「大丈夫、すずかちゃん。疲れたりしてない?」 黒の学生ズボン、赤のTシャツに橙のマフラーを巻いた青年が振り向き、声を掛ける。 青年の名は武藤カズキ。私立銀成学園高校に通う男子高校生だ。 「はい、大丈夫です……」 白い制服に身を包み、流れるような黒髪を揺らす少女が応える。 少女の名は月村すずか。 すずかは殺し合いが始まった直ぐにカズキと出会った。 暗闇に一人放りだされ、寂しさに震えていたすずかが年上のカズキと行動を共にするのはそこ... -
【仮面ライダークウガ】出典の支給品
【仮面ライダークウガ出典の支給品】 【コルトパイソン@仮面ライダークウガ】 五代雄介に支給。 本編で五代の相棒である一条刑事が愛用していた銃。357口径の大型リボルバー。 これは一条刑事が使用していたものなので6インチモデル。 対グロンギ用に警視庁に配備された銃。だが劇中ではあまり役に立ってない 筆者には詳しくわからないが大口径の銃なので多分反動が大きく素人には扱いが難しいと思う。 【バギブソン@仮面ライダークウガ】 ヨハン・リーベルトに支給。 鍵と位置情報が支給。 未確認生命体第41号、ゴ・バダー・バがゲリザギバスゲゲルにおいて 「鋼の馬から引きずり降ろし、轢き殺す」というルールの為に使ったオフロードバイク。 このロワではグロンギの霊石が直接埋め込まれており、常に変異した姿のままである。 最高時速400kmを誇るが、最高時速は制限によって半減され... -
Crazy Wonderland
Crazy Wonderland◆3VRdoXFH4I 「ユッキー」 か細い声が、闇へ溶けた。 ここはとある街の一角。 家がある。 道路がある。 市場がある。 顔を上げれば遠くもでもその存在感を示す大きな円盤が地に落ちている。 そこを円形闘技場―――コロッセオだとし、この地図を信じるのだとすれば、ここはその周辺の市街ということになる。 本来それがあるとされるローマのような、古き良き、という表現が実に似合う、やや前時代的ながらも美しさを感じさせる街並みだ。 昼下がりにはさぞ活気に満ち溢れていることだろう。 けれど、ここにはそれがない。 夜、というのもあるだろう。 時刻は深夜0時。仕事か、夜遊びか、人目を憚られる事情がない限りは誰しも眠りについてる刻限だ。 この街には、その姿すら影も形もない。 睡眠中の寝息、家で明日の仕事への作業音、夜... -
とるにたりないもの
とるにたりないもの ◆yCCMqGf/Qs ――――――『あなたを愛してる』 ◆ ―――今夜、一人の『警官』が死んだ ―――彼の名は『ジェームズ=ゴードン』 地下水路に響く、放送よりその名を聞いた時、 『バットマン』こと、『ブルース=ウェイン』に脳に渡来したのは、 哀しみでも、怒りでも無く、強烈な『疲労感』だった。 狂気にも似た鋼の精神力で抑えつけていた怪我による痛みと疲労が、 堰を切った様に、怒涛となってバットマンの体に襲いかかってくる。 倒れ、力なく地に伏せる事すら無かったが、思わず下水道の緩いアーチを描く壁面に彼はその身を預けた。 ―――『ジェームズ=ゴードン』 『シカゴ』から『ゴッサム』へとやってきた男。 今時珍しい程の『正義感』と『職業意識』をもった男であり、 数少ない『本物の警官』の一人であった男... -
正義 VS 正義
正義 VS 正義 ◆CMd1jz6iP2 ゴミ処理場で始まった、『正義』の闘い。 怒りに燃えるロビンマスクであったが、戦況は劣勢を極めていた。 「サンレッド、目を覚ませ!!」 サンレッドの様子がおかしいことに気がついたロビンマスクは、12thブルーを名乗る男に原因があると睨んだ。 「ただの人間といえど、仲間と共にアリサの命を奪った非道……このロビンマスク、容赦はせん!」 駆け出すロビンマスク……だが。 「ぐおっ!?」 サンレッドが、12thブルー……平坂黄泉をかばうように襲いかかる。 その力は、先程経験済み。 キン肉マンたち同様、強力な超人であることは知っている。 「やむ終えんッ、しばらく眠って……グオッ!?」 大技でダメージを与え、動きを奪う。 そう思った矢先、ロビンマスクの腹部に激痛が走った。 「正義トハ!目ノ前ダケ... -
【めだかボックス】出典の支給品
【めだかボックス出典の支給品】 【風紀委員の自転車@めだかボックス】 金田一一に支給。 原作3巻で登場した、風紀委員のひとりの所有物。風紀委員の正義を執行するため、自転車殺法で生徒会メンバーを襲おうとした際に使用したもの。 てか、普通のカゴ付ママチャリ。自転車殺法?出す前にめだかさんに自転車を奪われたのでどんなものかはわからないよ! 【風紀委員会特服『白虎』Sサイズ@めだかボックス】 高町なのはに支給されたが、重くて着れなかったのでイカ娘に譲渡され、着用している。 1本で5トンの重量を吊り下げられる対圧繊維で縫製されてて、ダンプに刎ねられても平気。 とても丈夫な防護服である。が、重い。 原作では風紀委員長の雲仙冥利(うんぜん みょうり)という10歳で高校2年の特待生が着用している。Sサイズでもぶかぶかに着ていたので、イカ娘にはちょうどいいサイズなのかも知れない。 1... -
折原臨也
【名前】折原臨也 【出典】デュラララ!! 【種族】人間 【性別】男 【声優】神谷浩史 【口調】一人称:俺、僕、私 二人称・三人称:君、貴方、○○君、○○ちゃんetc 【性格】子供らしい無邪気さと悪魔のような冷徹さ、残酷さを持つ。 【能力】鍛えた人間程度。ただし、ナイフの扱いは常人はいつ斬られたか視認できないほど上手い。 また、平和島静雄から逃げるためにパルクールを習得し、逃げ足も速い。 【備考】 新宿を拠点に活動する有力な情報屋。本編の多くの事件の黒幕的存在 「人間」に対して歪んだ愛と哲学を持つ。人間全員(平和島静雄を除く)を平等に愛しており、人間観察を趣味としている。 またネット上で帝人たちが作った『ダラーズ』を発見し、途中から勢力拡大を助長した張本人であり、自身も『ダラーズ』の一員。 帝人他メインキャラクターと繰り広げるチャットの中では所謂ネカマを演じて... -
ミッドナイトホラースクール
ミッドナイトホラースクール ◆3VRdoXFH4I 「この事態においてもそんな足手纏いを連れてのうのうと歩いている。相も変わらずの偽善者振りだな」 夜が明ける。 帳は上がり、人の世界に光が満ちる。 1日の始まり。爽やかな陽光が差し込む街中にはしかし、人の姿はなかった。 生の気配がない、沈殿した空間。 それも当然、ここは「実験場」であるからだ。 正しい結果を計るため、確かな成果を得るためには余計な要素は不要だ。 原料と触媒、それにより生ずる化合物こそが研究者の望みなのだから。 正義と悪の正体を。優劣を。是非を問うための試験管。 「――――――蝶野」 フラスコに投げ込まれた素材は、触媒を交えて反応を見せる。 殺し合いという実験場に集められた六〇の生命が、会場のそこかしこに置かれた幾多の施設に引き込まれていく。 そ... -
ン・ダグバ・ゼバ
【名前】ン・ダグバ・ゼバ 【出典】仮面ライダークウガ 【種族】人間(グロンギ) 【性別】男 【俳優】浦井健治 【口調】一人称:僕 二人称・三人称:君 【性格】穏やかな物腰をしているが、その実は誰よりも殺し合いを楽しむ戦闘狂 【能力】 変身能力 怪人態へと変身する能力。 パンチ力80t、キック力100t。アルティメットフォームのクウガと対になるような白い身体をした、四本角のクワガタムシ型怪人。 威圧感だけでペガサスフォームのクウガを疲弊させ変身を解かせるなど、規格外の戦闘能力を有している。 敵を内側から焼き尽くす超自然発火能力、ズ・ゴオマ・グを殺害したエネルギー攻撃、自分より弱いの相手の特殊能力を封じ込める能力などといった特殊能力を持っている。 【備考】 魔石ゲブロンによって怪人へと変身し、殺戮ゲーム・ゲゲルに興じる戦闘民族・グロンギの族長。 好戦... -
L
【名前】L 【出典】DEATH NOTE 【種族】人間 【性別】男 【声優】山口勝平 【口調】一人称:私 二人称・三人称:貴方 【性格】根暗なようでありながら、時に飄々とした一面を見せることも 【能力】 頭脳 世界一の名探偵と称されるほどの明晰な頭脳。 カポエイラ ロサンゼルスBB連続殺人事件をきっかけに身に付けた格闘術。 テニス イギリスのJr.チャンピオンだったことがあると自称している。月と互角に渡り合うほどの腕前。 【備考】 本名エル・ローライト。世界一の頭脳を持つと言われる、正体不明の名探偵。 自らの姿を公に晒すことはしないが、その一方で時には大胆な行動に出るなど、単なる安楽椅子探偵とは一線を画した存在である。 長らく公の場に姿を現すことはなかったが、月の引き起こしたキラ事件解決のために、日本警察捜査本部の面々に素顔を明かす。 キ... -
アリサ・バニングス
【名前】アリサ・バニングス 【出典】魔法少女リリカルなのは(無印、A s) 【種族】人間 【性別】女 【声優】釘宮理恵 【口調】一人称:私 二人称・三人称:呼び捨て、あんた、(目上に対しては)○○さん 等 【性格】気が強い。友人思いだが素直になれない。ツンデレ気味 【能力】特になし。平凡な人間 【備考】 なのはの親友の一人。日本で起業したアメリカ人実業家の両親を持つお嬢様。そのため将来は親の企業の跡を継ぐこと。 向こう気が強く、思っていることははっきりと口に出すタイプ。その性格ゆえ、学校ではクラスの皆をまとめるリーダーシップ性も高い。 学校の成績は非常に良く、本人に言わせれば全教科100点は「当たり前」の域らしい。 大の犬好きで、家では多くの犬を飼っている。そのためか、犬に関しては特に優しい。(この性格がとある事件の橋渡しを担うことになる) 以前は大... -
CHILDHOOD'S END ◆JR/R2C5uDs
CHILDHOOD S END ◆JR/R2C5uDs 小さな子どもが佇んでいる。 目の前には二つの死体。 かつて母だったモノと、かつて父だったモノ。 熱い、乾いた風が、彼女の鼻腔に鉄錆びた匂いと、火薬の匂いを運ぶ。 かつて母だったモノと、かつて父だったモノ。 赤黒い血に塗れた、肉の塊の前に、小さな子どもが佇んでいる。 背後には、キャタピラの音を響かせ、戦車が廃墟と化した街を進んでいる。 「要するに、何も変わってねぇって事だな」 左目の眼帯の位置を軽く直しながら、彼女、雨流みねねは独り、薄汚れた路地裏でそう確認する。 テロリストであり、爆弾魔。そして大量殺人犯。 神の後継者選びのバトルロワイアルに選ばれた9人目の存在でもある彼女は、両親を失った幼少期から、犯罪と殺人を繰り返し、爆薬の知識を得てからはそれをテロリズムの手段としていた。 ... -
CHILDHOOD'S END
CHILDHOOD S END ◆JR/R2C5uDs 小さな子どもが佇んでいる。 目の前には二つの死体。 かつて母だったモノと、かつて父だったモノ。 熱い、乾いた風が、彼女の鼻腔に鉄錆びた匂いと、火薬の匂いを運ぶ。 かつて母だったモノと、かつて父だったモノ。 赤黒い血に塗れた、肉の塊の前に、小さな子どもが佇んでいる。 背後には、キャタピラの音を響かせ、戦車が廃墟と化した街を進んでいる。 「要するに、何も変わってねぇって事だな」 左目の眼帯の位置を軽く直しながら、彼女、雨流みねねは独り、薄汚れた路地裏でそう確認する。 テロリストであり、爆弾魔。そして大量殺人犯。 神の後継者選びのバトルロワイアルに選ばれた9人目の存在でもある彼女は、両親を失った幼少期から、犯罪と殺人を繰り返し、爆薬の知識を得てからはそれをテロリズムの手段としていた。 ... -
AN INNOCENT PEOPLE(前編)
AN INNOCENT PEOPLE(前編) ◆KKid85tGwY 高町なのはと言う魔導師を知る、しかし彼女自身には親しくない者が居るとするならば その人物は高町なのはに対してどんな心象を持つだろうか? それはきっとフィクションに出て来るヒーロー、あるいはそれに敵対する怪物のごときイメージだろう。 その絶大な力と強靭な意思で、如何なる困難も克服する無敵のエースオブエース。 天災のごとき圧倒的な魔力で並み居る敵を制圧する、戦場に君臨せし覇王。 そんな所だろうか。 管理局の白い悪魔。魔王。冥王。 現在も、そして彼女が未だ迎えていない未来においても なのははその強大な力と苛烈な戦い振りに、様々な揶揄をされたりしてきた。 あるいは現在の彼女から10年は管理局の執務を積み重ねて、心身ともに成長しきったなのはなら そんな 通り名ですら、決して誇大とは言... -
ダイヤモンドvsダイヤモンド
ダイヤモンドvsダイヤモンド◆KKid85tGwY 「…………おい、訳が分かんねーぞ……。ちょっと待てよ……今、頭の中整理してみっからよ~」 人気の無い深夜の街中、リーゼントヘアに学ランと言う出で立ちの少年が一人ごちていた。 少年の名は東方仗助。日本のM県S市杜王町に住むぶどうが丘高校の1年生である。 仗助が住む杜王町にはある大きな特徴がある。それは『スタンド使い』の過密都市であると言うことだ。 その中には欲望のために他者を傷つけるスタンド使いも存在する。 そして仗助はそれらの悪しきスタンド使いから、街の人々を守るために戦ってきた。 自身も強力なスタンド使いであり、そのジョースターの血統に受け継がれている正義の魂故に。 仗助には様々なスタンド使いとの戦闘経験が有る。その中で常識を無視した奇妙な体験をしたことも、1度や2度では無い。 ... -
月村すずか
【名前】月村すずか 【出典】魔法少女リリカルなのは(無印、A s) 【種族】人間 【性別】女 【声優】清水愛 【口調】一人称:私 二人称・三人称:○○君、○○ちゃん、○○さん、あなた 等 【性格】大人しい性格で、やや引っ込み思案 【能力】年不相応な高い身体能力 【備考】 なのはの親友の一人。月村家の次女で、姉はなのはの兄の恋人にあたる。また、月村家はメイドを従えており、すずかにも世話役のメイドが仕えている。 おっとりと物静かで、相手の心を澄まさせてくれる人格。故に自然と、頑固な面のあるなのはや暴走気味なアリサの緩衝役になっている。 大人しく物静かな反面、引っ込み思案な面がある。その性格のためか、アリサにいじめられていた頃があった。 アリサが犬好きなのに対しすずかは猫が好きで、家では大量の猫を飼っている。 親は工業機器の開発製造を行う会社の社長で姉が大... -
運命/不可思議な偽りを
運命/不可思議な偽りを ◆PesJMLsHAA 「君はこの状況をどう思う。さきほどの対応は、おおよそ正しかったと思うが、冷静なのかな?」 「混乱してるだけですよ。さっきのだって、いきなりあんなことを言うなんて……。 そっちこそ、なんでそんなに冷静なんですか?」 一言二言、言葉を交わす。まるで世間話のように、心を落ち着けるかのように——あるいは、観察するかのように。 軽い自己紹介であるとか、お互いについてであるとか。 だが、そんな中で、言峰綺礼は唐突に切りだした。まるで————全て分かった、とばかりに。 ◆ 「私から見て、君は単なる一般人だ」 「そりゃあ……」 それ以外の何に見えるっていうんだろう、この人は。 まさかダラーズのことなんて、知るはずもないだろうに。 「無論、疑おうと思えばいくらでも疑える。誠実な教師が、実は... -
幕間劇『パルティータ』
幕間劇『パルティータ』 ◆2RguXBg.P2 座標H-4に存在するテレビ局。 そこに我が物顔で侵入するシルクハットとタキシードの男1人。 男の名は杳馬――天魁星メフィストフェレスの杳馬。 彼はこの場所をDr.テンマとの待ち合わせ場所とされたが、それも12時間ほど後のことである。 と言っても、彼は長い待ち時間を健気に待つ乙女ではない。 ――ちいっとばかし昔の話をしようか。 オイラが生まれた、ッて表現が的確かって論議は無粋だゼ? 場所は日本、徳川泰平の世の中だ。 そして、その声が響いた。 『目覚めよ、魔星よ』 遠く離れたギリシャ、アテナとハーデスの戦いの駒として俺は魔星に選ばれちまったのさ。 可哀想? いーや、清々しかったね。 オイラはずっとその時を待っていたのさ。 剣術道場の連中もセンパイだかコウハイだかセンセーだか分からなくなるまで刻んでやった。 ... - @wiki全体から「「勇ましく剣を持つもの」」で調べる