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累積:&counter()___ 昨日:&counter(yesterday) ___今日:&counter(today) ------ 術伝流操体no.75 【6】自然則篇 (11)シコリとキッカケの動き、例の追加と例外 &size(24){&color(green){シコリとキッカケの動き、例の追加と例外}} ------ #contents *1.はじめに   先回は、「動きの操体のキッカケは、シコリのある筋肉を緊張 させる動き」ということを書きました。今回は、その補足で、気 になることを書いていきます。  先ずは、仰向け膝立て爪先上げ以外の定番のキッカケの動きと 目標とするシコリについてです。 *2.仰向け膝倒しの場合  例えば、仰向け膝倒し(写真1)では、足首、膝の曲がり具合 は、余り変化してきません。 &ref(S603.jpg)写真1  ただし、膝裏のシコリでは、倒れていく側が緊張しやすいです ね。そして、この操体をした後では、その部分のシコリが弛んで いることが多いです。詳しく言うと、倒れていく側の膝裏小指側 (写真2)と、反対側の膝裏親指側(写真3)です。 &ref(S607.jpg)写真2 &ref(S611.jpg)写真3 両者の痛さなどは同じではなく、差があることが多いですが。膝 裏シコリを確認しながら、仰向け膝倒し操体をしたことのある人 なら、ご存知のことと思います。  倒れていく側の膝裏以外では、この操体で筋肉が緊張するのは、 倒れていく側の股関節(写真4)、脇腹(写真5)、仙腸関節と 思います。その辺りにも目標とするシコリがある可能性がありま す。 &ref(S612.jpg)写真4 &ref(S614.jpg)写真5  「膝倒し」という名前がついていますが、この操体で、主に動 こうとしている関節は、膝関節というよりも、股関節、仙腸関節、 腰椎なので、こちらの変化が大きいのは当然のことと思います。 *3.仰向け膝立て踵(かかと)踏み込みの場合  仰向け膝立て踵踏み込み操体(写真6)は、『万病を治せる妙 療法 操体法』(農文協)では、尻と足の境目(梨状筋の大腿骨 大転子付着部)辺りのシコリを確かめていますね(写真7)。 &ref(S625.jpg)写真6 &ref(S632.jpg)写真7  動き出す前(写真8)と動き出した後(写真9)を比較すると、 この部分の筋肉が緊張している姿勢に変化しているのが分かると 思います。 &ref(S624.jpg)写真8 &ref(S626.jpg)写真9  ただ、この操体の場合には、操者の肩に踵を押し付けるバリエー ションもあり(写真10)、この時のタワメの間では、尻と足の 境目以外にも、背中全体、特に肩甲間部(写真11)辺りを緊張 させているのが分かると思います。 &ref(S637.jpg)写真10 &ref(S646.jpg)写真11    それ以外でも、このシコリが取りたいなと思ったら、そのシコ リの周りの筋肉を緊張させるような動きを試してみるとよいです。 また、そういう動きにつながる連動をキッカケにする操体を試し てみてもと思います。  また、シコリが見付からなくても、この筋肉にシコリがありそ うだなと思ったら、その筋肉を緊張させたり、緊張させることに つながる動作をキッカケにするのもよいと思います。  見た目に分かりやすいので、先ずは、その筋肉を収縮させるこ とを試すことが多いです。  定番の操体をはじめ、何か例外になりそうなものを見付けたら、 教えてください。 *4.逆の場合は、感覚の錯覚が多い  ただし、必ずそうとは言えない場合もあります。気になる筋肉 を緊張させる動きをキッカケにする操体で気持ち良さが出てこな いこともあります。  逆に、弛緩させるほうの動きのほうが気持ちの良い場合があり ます。つまり、反対側にある拮抗筋を緊張させる動きが気持ち良 い場合もあります。  それは、体が改善したいシコリと、心が「痛いな」と思うシコ リが異なっていることもあるからです。  例えば、膝の痛みは、 膝皿側、特に膝皿の周り(写真12)にあ ると感じることが多いです。が、原因となるシコリは膝裏側(写 真13)にあることが多いです。 &ref(S647.jpg)写真12 &ref(S652.jpg)写真13  膝皿側にもシコリはありますが、膝裏のシコリと比べてみると、 膝裏のシコリの方が状態が悪いです。押圧してみると、圧痛も、 膝裏側が強いことがわかります。  膝皿まわりは、原因ではないので、そこを改善しても痛みなど の症状は、復活しやすいです。原因である膝裏のシコリを改善し た方が効果が長続きします。  同じように、五十肩の痛みや肩の辛さは、肩関節の外側、特に、 肩峰周りや肩甲間部など(写真14)に感じることが多いです。 が、原因となるシコリは、脇の下やその前後の水掻きにある(写 真15)ことが多いです。 &ref(S654.jpg)写真14 &ref(S656.jpg)写真15  膝と同じように、後者を改善した方が、前者だけを改善した時 よりも、治療効果が継続しやすいです。  また、腰や背中が痛いなと感じた時に、その痛みの原因になる シコリが腹側にあることもあります。  例にあげた3つの場合に、動きの操体をしてみると、はじめに 痛みを感じた側の筋肉が弛緩していくキッカケが気持ち良いと言 われることが多くなります。  膝の場合は、膝裏の筋肉を収縮するキッカケが多いです。「仰 向け膝立て爪先上げ」以外では、「うつ伏せ膝立足首回し」の時 (写真16)も、シコリ(写真17)のある捻転していく側の膝裏 脹ら脛よりの筋肉を緊張させる動きがキッカケです。 &ref(S659.jpg)写真16 &ref(S661.jpg)写真17  五十肩の場合は、これまでも紹介したように、脇の下前側の水 掻き状の筋肉を緊張させることをキッカケにして改善します。  つまり、前側は、腕と胸の間に張っている筋肉を緊張させる動 作をキッカケします(写真18)。後側は、腕と背中の間に張っ ている筋肉を緊張させる動作をキッカケにします(写真19)。 &ref(S667.jpg)写真18 &ref(S668.jpg)写真19 *5.陰側の痛みを陽側の痛みと感じてしまう  裏側、東洋医学の世界では「陰」の側と言いますが、「陰」の 側の痛みは感じにくい、というか、心に思い浮かべにくいようで す。その表裏反対側の「陽」の側に痛みがあると思いやすいよう です。  押されてはじめて、摘まれてはじめて痛みを感じるようです。 同じ強さで、押したり、摘んだりして、痛さを比較してみてはじ めて、圧倒的に裏側の方が痛いと感じることが多いです。  特に、受け手が表側の痛みを「何となくその辺り全体が痛い」 とか、「もっと、ずっと奥の方が痛い」とか、「鈍い感じの痛み」 とか、そういう表現をされるときには、裏側にあるシコリが原因 のことがおおいです。 *6.猫背に見える人が後屈が気持ち良い場合  少し複雑になりますが、そのまた逆というか、一見猫背に見え る人が反らしたほうが気持ち良い場合もあります。  喘息や高血圧などの心肺系の疾患がある場合には、首の付け根〜 肩甲間部にシコリがあることが多いです。こういう人で、一見、 猫背に見える人がいます。  この部分は「胸部後弯」と言って、後ろ側に弯曲しているのが 自然です。が、こういう人の場合には、その部分の背骨の上にあ る筋肉が緊張したままになったため、その部分の背骨が引っ張ら れて、その弯曲が少し少なくなっています。  そして、少なくなった弯曲を補うために、その上下の背骨、首 の下の方の背骨と肩甲骨の下の背骨が余分に後方弯曲しているた めに、頭から腰まで全体として見ると猫背に見えるようです。  猫背には見えますが、一番緊張したままになっているのは肩甲 間部です。ですから、首の付け根から肩甲間部にかけてを反らし ながら上腕も後ろに引くような姿勢が気持ち良いことが多くなり ます。  また、体が改善したいシコリが別の場所にある場合にも、取り 敢えず目標にしたシコリの周りの筋肉を緊張させる操体をしても 気持ち良さが出てきません。  受け手と対話しながら、受け手の息の深さに注意しながら、気 持ちの良さが深くなる操体に誘導していってください。 *7.おわりに  色々な例外はありますが、目標のシコリがあるときには、その シコリ周りの筋肉を緊張させる動き、中でも収縮させる動きを、 先ず試してみると、気持ち良いと言われる可能性が高いです。覚 えておくと役に立つと思います。  そういうことを先ずキッカケにして操体をはじめて、気持ち良 さを探しながら、ゆっくり動いていってもらうとよいと思います。  そして、気持ち良さが出てきたり、息が深くなるタワメの間が 見付かったら、そのタワメの間の姿勢から、そのときに体が改善 したがっているシコリを見付けます。  そして、そのシコリに手や指を当て、そのシコリに皮膚操体を します。そうしながら、そのシコリが変化していく様子を観察す ると面白いですよ。  通し稽古などでも、タワメの間が上手く決まったときに、腕と 足の動きが言葉通りにタワメを作り、そのタワメの焦点に目標と なるシコリがある(写真20)ことが、結構、多いです。 &ref(S673.jpg)写真20  次回は、シコリと皮膚操体の関係について書いていきます。    次へ >>> [[術伝流操体no.76]] -----    >>> 目次へ・・・・・・・・・[[術伝流操体(あ)]]    >>> このページのトップヘ・・[[術伝流操体no.75]]    >>> 術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----- 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 ----- ----- *お知らせとお願い **術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集  術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。  くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。  よろしくお願いします。 **感想・間違いなど  感想などあったり、間違いなど見つけた方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@googlegroups.com]]あてにメールをください。  よろしくお願いします。 **「術伝」症例相談用メーリングリストの参加者募集  「術伝」では症例相談用メーリングリストの参加者を募集しています。 参加希望の方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@googlegroups.com]]あてにメールをください。  よろしくお願いします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ----    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----
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