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自然則と型 - (2015/10/23 (金) 15:39:54) の編集履歴(バックアップ)


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養生の自然則と理解し、型を持って対処

自然則と型


はじめに

 養生についての自然則を理解し、それを自分や周りの人
の養生や、臨床で使いこなせるように、型として身に付け
ることが大切と思います。

 「未病と発作」以外にも、「ツボと経絡の観方」、
和方鍼灸の基本などを始めとする、私が理解できた自然
則が、このHPには書いてあります。

 そういう養生についての自然則を理解し、それを利用し
た診察と施術の技術を、型として身に付けていけるような
稽古法も書いています。

達人の技術=自然則×達人の個性×…

 養生の達人の技術というのは、そういう「養生の自然則」
と「達人の個性」を掛け合わせたものだと思います。

 より詳しく言うと、

達人の技術=自然則×達人の個性
         ×常連の個性×時代の特性×場所の特性×…

という感じかなと思っています。

 そして、色々な流派の達人の技術の共通点を探すと、自
然則は見付けやすいと思います。逆に言うと、違いに目が
行っているうちは、上達しにくいとも言えます。

 達人の実演から自然則を見つけ、自分の個性を掛けて、
自分の技術にしていく必要があります。

 個性の近い師の技は盗みやすいとは言えますが、自然則
への理解が無いと応用が効きにくいように思います。今の
時代には、師の常連や治療院をそのまま引き継げる人は少
ないでしょうから。

 自然則を理解して、それに自分の個性を掛けあわせて、
自分の技術を作り、自分流初代になれるよう精進していき
ましょう。

型を身に付けることが大切

 症例に上げたような症状で私が診る程度の患者さんは、
術伝流鍼灸の型と操体の応用で、喜んでもらえることが多
いです。

 術伝の講座では、自然則に基づいた型を伝えています。
基本は、前期の「基礎と先急」、後期の「慢性期の養生」
を半年ずつ、計1年で、身に付けていただけるように伝達
法を工夫しています。

 目の前の人のその時の状態を見て触って把握できる診察
の型と、それに対応した施術ができる治療の型を、身に付
けてることができます。型を体で覚える講座ですから、実
演と二人組での診察施術の稽古が中心です。

 「型を持つ」ことについては、術伝流一本鍼no.74
に詳しく書きました。読んでみてください。

おわりに

 日本の伝統を踏まえた鍼灸操体の技術を、体で覚えても
らうための伝達法を工夫していきたいし、それをHPなどで
図解や文章で分かりやすく伝えることも工夫していきたい
と思います。

 これからは、TPP、EPAなどで、アジア各国から伝統医
学の技術者が来日して開業することも増えるでしょう。

 また、今まで人間のしていた仕事の多くは、コンピュー
タとネットワークに置き換えられていくでしょう。将棋ソ
フトは、プロ棋士に勝つレベル。大学受験ソフトは、WK
MARCH合格レベルで、2020年に東大京大合格レベルを目
指しているとか。

 そして、マッサージチェア始めマッサージ器も、どんど
ん高機能高性能になっていくでしょう。そういう機器を並
べた、10分100円のコインマッサージ店のチェーン化もあ
りそうです。

 日本の伝統に根ざした医療の技術を、目の前の人のその
時の状態に合った診察施術が可能なレベルで、体で覚える
(型を持つ)と、その2つに対抗できるような気がしてい
ます。

 目の前の人のその時の状態を診察の型で把握し、それに
応じた施術を型として実践できるように、養生と臨床の技
術を伝えていきたいと思っています。よろしくおねがいし
ます。




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 よろしくお願いします。


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