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鍼灸を独習no.4 - (2015/10/23 (金) 14:47:32) のソース

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&sizex(4){&color(green){鍼灸を独習no.4 }}&sizex(6){&color(green){手の指にマグレイン}}
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#contents
*1.はじめに
 今回は、手の指を調べた後に、手の指のツボを探し、そ
こにマグレインなどの粒鍼の銀を貼ってみます。

 特に、井穴が貼りやすいので、そこに貼ることが多いで
す。

 どちらかというと寫法的な使い方なので、銀の方が向く
ようです。(補的な使い方の場合は、金の方が向きます)

*2.ツボを探す
**先ず指の周りを調べる
 今まで書いてきたように手の指の周りを調べて、痛い所
を見付けます。

 特に、指と指の間の水掻きみたいな所が、厚かったり、
押して痛かったりする所を見付けてください。

 指を反らしてピリピリビリビリした感じが強い所も候補
です。

**手指の井穴で押して痛い所を見付ける
 楊枝や竹串で作ったツボ探し道具を使って、井穴を探し
ます。

 尖端の直径が1mm位の物が探しやすいです。鍼柄や、
出なくなったボールペンの先とかでもよいです。

 爪の根本(甲の方)の角から1~2mm甲側外寄り斜めの
方向で、手甲に向かってツボ探し道具の先を滑らして凹ん
だ所を見付けるのがコツです。

**2つ3つ見付かったら、丁寧に観察して選ぶ
いくつか見付かったら、以下4つを判断基準にして、選び
ます。

(1) 押した時の痛みが、強い

(2) 押した痕が、他よりも黒っぽい

(3) 押した痕が、他よりも深く凹んでいる

(4) 押した痕が、なかなか元に戻らない

*3.見付けたツボにマグレインを貼る
 押してできた凹みにマグレインなどの粒鍼を嵌め込むよ
うに貼ります。

 その上から、マイクロポアーのような紙絆創膏を、指に、
一周位、巻いておくと剥がれにくいです。

*4.症状の変化を丁寧に観察する
 手のツボは、肩胛骨・鎖骨から上の症状に効果的で、中
でも、指のツボは、そういう部分の急性症状に、非常に効
果があります。

 カゼの初期に親指に貼るのも効果的ですし、葛根湯証系
の発熱には、小指にも貼るとよいです。

 ここで説明したように貼っておくと、そういう部分の症
状が軽くなると思います。

 症状の変化を観察するのも鍼灸の独習には役立ちますの
で、しっかり観察してください。

*5.症状に合わせたツボ探しも可能
 また、前にも書きましたが、肩胛骨鎖骨から上の症状に
合わせたツボ探しもできます。

 手甲のツボと肩胛骨鎖骨から上の症状の関係は、親指側
が体の前側、小指側が体の後ろ側が関係していて、耳の辺
りだと薬指と関係が深いです。

 くわしくは、「[[体は自然、臨床は対話]]」の
「[[縦切りの原則:十四経]]」を読んでみてください。

*6.おわりに
 次回は、片手刺しの練習です。

 操体の橋本先生が細くて曲がりやすい毛鍼を刺せるよう
に練習した方法の応用で、これができると自分で腕の治療
もできます。

 両手で片手刺しが可能なら、両腕の治療が可能です。

 ディスポ鍼の寸3の1番を用意してください。


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*お知らせとお願い
**術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集
 術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て
いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役
をしてくださる方を募集しています。

 くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。

 よろしくお願いします。



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