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邪気眼を持たぬものには分からぬ話 まとめ @ ウィキ

ⅩⅣ

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jyakiganmatome

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兄妹・ⅩⅣ

 樹神が、暑い暑いと下着姿で歩き回るので注意した。
 何度注意してもこれが直らない。
 思えばオレも彼女も、もう14歳だ。
 そろそろ恥じらう事を覚えて欲しい。

 ――20分後、何やら2階が騒がしい。
 そう思って立ち上がったその時、半裸の樹神が父上に追われてリビングへ派手に転がり込んできた。


  「た、た、助けてジュルノ!
   襲われたぁ!
   父上がッ、父上が――」


 その言葉に、怒りの闘気が全身からふき出し、己の髪が浮き上がるのを感じた。
 近くに剣があれば抜いていたかもしれない。

 「何の真似だ、父上。
  からかうなとは云わんが、樹神はまだ14だ。
  度が過ぎる……」

  「父上が無理矢理――、
   服、着せてくるんだ」

 オレの怒りと右腕の破壊衝動は、アイアンクローという形で樹神に向けられることとなった。
 今日も、我が家は平和を保った。
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