柊かがみの憂鬱エピソードⅡ

ハルヒ「ちょっと!かがみ!キョンに何の用?」
かがみ「べ、別に用は無いけどただ話を・・」
ハルヒ「あっそ!残念ね、キョンは今忙しいの!ムダ話なんかしてる暇ないの」
キョン「おい!別に忙しくなんかないだろ。休み時間くらいやすませてうわっ!襟を引っ張るな!」
ハルヒ「じゃ、そういうことだから!ほらキョン行くわよっ!」
かがみ「あ、待っ・・」

あの日から、私とキョン君が一緒に学食に行こうとしているのを涼宮さんに見られてから
明らかに涼宮さんの私に対する態度が変わった。あの時は何も言わず通り過ぎただけだったけど
それから私がキョン君に話しかけようとする度に涼宮さんが割り込んできて、全然話せない・・
古泉君だっけ?あの人は私にキョン君と縁を切れだとか言うし、何なのよもー!

こなた「ふむふむ。女の嫉妬はこわいねー」
かがみ「嫉妬?涼宮さんがキョン君と私が話してるのを見て嫉妬してるって言うの?」
こなた「間違いないね!かがみん、もっとアタックしないとハルにゃんにキョンを取られちゃうぞ!」
かがみ「だからそんなんじゃないって何度言えば・・」
つかさ「お姉ちゃん恋の駆け引きとか苦手だもんねー」
かがみ「あんたに言われたくないわ」
みwiki「これは恋のライバル出現ですね」
かがみ「みwikiまで・・」

でも涼宮さんにとってキョン君ってなんなんだろ・・気になるなー

お昼のチャイムがなると、お弁当を持ってこなた達の教室に行く
それが私の・・なんて言うのかな?日課?になっていた
けど、今日は違った。いつものようにお弁当持って席を立とうとしたら

キョン「かがみ、今日は弁当なのか?」
かがみ「え、キ、キョン君?そうだけど、何かな?」
キョン「いやな最近ハルヒのやつが、かがみが話しかけてくれてるのに邪魔ばっかりするだろ
    それで、今だけはハルヒがいないわけだから、嫌じゃなかったらでいいんだが、
    一緒に弁当食わないか?」
かがみ「え!?あの・・」
キョン「もしかして嫌だったりするか?」
かがみ「う、ううん!全然嫌じゃないの!い、一緒に食べましょ。」
キョン「そうか、いやー良かった。いい加減ハルヒの邪魔のせいで嫌われたかとおもったよ。」
かがみ「全然気にしてないよ。で、でもなんで涼宮さんは邪魔したりするのかな?」
キョン「さぁな!俺にもよくわからん。なんとなく俺が誰かと仲良くしてるのが気にいらんのだろう」
かがみ「涼宮さんが、その、キョン君の事・・好きだから?」
キョン「い、いきなり何を言うんだ!断じてそんなことはない・・はずだ」
かがみ「そうなんだ!・・良かった」
キョン「何だって?」
かがみ「な、何でもないわよ!それよりお弁当食べましょ」
キョン「あ、ああ」

ハルヒ「キョンのやつ・・・今に見てなさい!」

次の日の朝、私はとんでもないものを靴箱から取り出してしまう
「放課後誰もいなくなったら、1年5組の教室にきてください」
と男の子の字で書いてあった紙だった。

かがみ「え?誰?も、もしかしてキョン君・・?」
こなた「かがみんおっはー!」
かがみ「わわ、あ、こなた!お、おはよう」
こなた「んー?かがみん何慌ててんの?」
かがみ「な、なんでもないわよ」
こなた「ふーん?キョンと一緒にお弁当食べといて何もないですか?」
かがみ「な、なんであんたが知ってんのよ!」
こなた「いやー昨日かがみんが来なかったから教室覗いてみたら・・プクク」
かがみ「何笑ってんのよ!別にただ一緒にお弁当食べただけよ」
こなた「若い男女が一緒にお弁当を食べる。その姿はどっからどうみても・・」
かがみ「う、うるさい!キョン君とあたしはそんなんじゃないの!もうどっかいけー」
こなた「照れちゃって~かわいいんだから!かがみん、あたしは応援してるよ」

全く・・それより一体誰からの紙だろうこれ

誰からの紙か・・そんな事を考えながら教室に入った私は愕然とした
キョン君の後ろの席、私の邪魔ばっかりする女。涼宮ハルヒが
髪の毛をツインテールにしていた。髪が短いから無理があるでしょそれは!
ツインテールのなり損ない、ちょんまげが二つ頭の上から生えてた。
そして私を見るなりずかずか歩いてきて

ハルヒ「キョンはSOS団の大事な一員なの!あんたなんかに渡さないからね!」

といってまた席に戻った。周りのみんなも私達のこと注目してる・・恥ずかしい
そしてその後の休み時間も毎時間キョン君を連れ回し、お昼の時間なんて
気づいたらもうあの二人は居なかった。ホントになんなの一体・・・
結局一言もキョン君と話せずその日は終わっちゃった。ううん、まだ終わってない
私は誰もいなくなるのを見計らって5組の教室に入った。
そこにはまるで予想してなかった人が立っていた。

かがみ「あ、あなたは・・」
古泉「どうも、急に呼び出してすみません。すこしお話したいことがありまして。」
かがみ「こ、古泉君?」
古泉「名前を覚えていただけたとは、ということは僕が前に言った事も覚えていますよね?」
かがみ「キョン君と縁を切れってこと?それどういうことなの?意味がわかんない!」
古泉「あなたが意味を理解する必要はありません。ただ、縁を切っていただきたいのです」
かがみ「だから何でなのよ!何でキョン君と仲良くしちゃいけないの?」
古泉「最近閉鎖空間の出現率が異常でしてね、それもこれもあなたが原因なんですよ」
かがみ「閉鎖・・空間?何言ってるのか全然わかんないんだけど」
古泉「わからなくて結構です。ですが、あなたが要求をのまないようでしたら。少々手荒ですが
   僕にも考えがあります。」
かがみ「な、何する気!ちょ、近づいてこないでよー!」
ガラッ
ハルヒ「何してんの古泉君!それに・・かがみ!」
かがみ・古泉「す、涼宮さん!」
ハルヒ「ちょっと忘れものをとりにきたら・・かがみ!あんたまたうちの団員に手を出す気?
    キョンに手を出しておきながら古泉君まで、ホントに最低ね!」

その時私の中で何かがキレた!

かがみ「みんな何なの!私が何をしたのよ!ただキョン君と話しただけじゃない!」
ハルヒ「な、何よ逆ギレする気?あんたキョンに色目使って古泉君にも手だそうとしてたんでしょ」
かがみ「こんな人関係ない!あなたこそキョン君の何?何でキョン君を束縛するの?」
ハルヒ「キョンは大事なSOS団の一員だからっていってるじゃない!」
かがみ「ホントにそれだけの理由なの?キョン君の事が好きだからじゃないの?」
ハルヒ「ち、違うわよ!私があんなの好きなわけないじゃない!あ、あんたはどうなのよ
    なんでキョンに話しかけんの?もしかしてキョンの事好きなの?」

かがみ「・・好き、好きなの、キョン君の事が好きなの!なのに何で邪魔するの?なんで・・なんで・・」

ハルヒ「・・・そう、そうなの・・わかったわ。もう好きにすれば?私は帰る。」
古泉「あ、待ってください涼宮さん!・・かがみさん、あなた大変な事をしてくれましたね。
    いずれ後悔するかもしれませんよ・・」

何があっても知らない!この気持ちは嘘じゃないから。
でも、そんな事があったせいで私はとんでもないものに巻き込まれてしまうの・・

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最終更新:2007年11月04日 23:48
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