黒井「ほんじゃ気ぃつけて帰りやぁ」
キョン「黒井先生」
黒井「何やキョン?」
キョン「先生まで俺のことを……」
黒井「まぁまぁ。アンタの場合むしろキョンの方が本名やろ」
キョン「いや本名は本名ですよ」
黒井「で、何か用があったんとちゃうか?」
キョン「ああそうでした。先生明日休みですか?」
黒井「まぁな。家でやることはちょっとあるけど休みには変わらんなぁ」
キョン「予定とかあります?」
黒井「別に無いけどどないしたん?」
キョン「あの突然で悪いとは思うんですが、付き合ってもらえませんかっ」
黒井「なぁっ!?」
ハルヒ「っ!!!???」
かがみ「っ!!!???」
黒井「いやウチも確かに一人もんやけど年下のましてや教え子となんてっ! あっいや別にアンタが嫌いなわけやないで。好きか嫌いかで言ったらその、まぁ好きな方にははいるで? 授業中寝てて結構かわいい寝顔なんやなとか思ったり、真面目な表情ん時は結構かっこいいんちゃうかとは思うよ。でもなやっぱり教師と生徒っちゅう間柄やし。そのな、卒業してからやったら、あのな、えっとな、ええよ」
キョン「……いやあの買い物に付き合ってほしかったんですけど……」
黒井「なっ、なぁんや。そんならそうと先に言いな」
ハルヒ「(ほっ……。って何で私が安心しなくちゃいけないのよっ! バカキョンっ!)」
かがみ「(よ、よかったぁ。そっそうよねそんなわけないよね)」
黒井「ええよ。明日な。駅前に十時でええか?」
キョン「ありがとうございます」
黒井「(うぅ~めっちゃ恥ずかしい~。で、でもこれってもしかせんでもアレやんな。男女が買い物に出かけるってデ、デデデ、デートやんな。涼宮や柊に相談せんとわざわざウチに言うってことは、す、少しは興味あるってことやんな。あ~ウチ誰に聞いてんねやろっ。やっぱちゃんとしていった方がええよな。でもあんまり決めすぎたら気合入れてるとか楽しみにしてるとは思われるかなぁ。う~、今日寝られへんかもしれん)」
黒井宅にて---
あーめっちゃ恥ずかしかったわぁ~。キョンももうちょっと言い方ってもんがあるやろうに。
あんな言い方された誰かて勘違いするっちゅーねん。ホンマ女心が分からんやっちゃな。
せや、明日着る服選ばんと。どんなんがええんやろ。キョ、キョンはどんな感じのが好みなんかなぁ……。
失敗したっ、それとなく聞いとけば良かった。
私服、どんな感じなんかなぁ。ああ見えて結構ワイルドやったりしてな。ワイルド……今の子ワイルドてあんま言わんか。
キョンより地味やったら普段からそうなんかなって思われるやろし、派手でも同じやんな。
いつもみたいにジーパンにティーシャツはアカンよなさすがに。
せやかてウチそんなデ、デート用のなんて無いしなぁ。
二十七の女が可愛い系着てたら驚かれるやろか……。アクセサリーつける女は嫌いやろか。つけなきゃつけないで地味て思われへんやろか……。
う~ん……う~ん……。
黒井ななこ二十七歳、こんな緊張して不安な服選びは初めてや。
明日は快晴であつなるって言ってたし、白でまとめてみるか……
こ、こんな感じでええやろか。変て言われへんかな。
まったくお願い事があるんやったらもうちょっとはよぉ言ってくれればええのに。
そしたら買いに行けたのに。
……アカン、思い出してきたらドキドキしてきたわ。体も何か熱い気がするし。
ネトゲでもやろうと思ったけどさっさと寝よ。
…………
…………
…………
…………
ね、寝られへん。何やウチ遠足前の小学生かっ?
遅刻だけは絶対アカン。時間にルーズな女や思われる。ただでさえ初日に遅刻しかけたのに。
……な、何か下の方がむずむずするし……。アカン、アカンて自分! そんなんしたらアカンてっ!
ここから先は65536歳以上は見えません。
キョンの部屋---
キョン「ん、電話か」
古泉『夜分遅くに申し訳ありません』
キョン「まったくだな。で、何の用だ?」
古泉『愛を語らいに』
キョン「切るぞ」
古泉『冗談ですよ冗談』
キョン「そんな胸くそ悪い冗談なんぞ言うな。それが用なら本当に切るぞ」
古泉『冗談の一つも言いたくなります。僕も疲れてましてね』
キョン「何かあったのか?」
古泉『ええ。閉鎖空間が出現しました。もっともすでに消滅しましたが』
キョン「なぜだ? 最近ハルヒの機嫌は良かったじゃないか」
古泉『ええそうです。だから今回の閉鎖空間は久方ぶりです。短い期間でも体がなまるものですね。つくづく実感しました』
キョン「そんなことはどうでもいい。今回は何が原因だ?」
古泉『それがこちらでも分からないのです。だからこうしてあなたに電話しているのです』
キョン「俺にはまったく心当たりがないがな」
古泉『そうですか? 部室にいた時の涼宮さんの様子が僅かながらにいつもと違うように思えたのですが』
キョン「だからといって何でもかんでも俺のせいにするな」
古泉『すいません。何もあなたのせいにしようとしたわけではないんです。しかしあなたにも分からないとなると調査が必要ですね』
キョン「そうだな。さっさと原因を見つけて世界平和に貢献してくれ」
古泉『ええそうします。それでは』
キョン「まったく何考えてるんだあいつは……」
柊家---
つかさ「お姉ちゃ~ん」
かがみ「…………」
つかさ「お姉ちゃん?」
かがみ「あ、つかさ。どうしたの?」
つかさ「分からないとこを教えてほしくって」
かがみ「いいわよ。どこ?」
つかさ「ここなんだけど」
かがみ「ん~、ここはまず因数分解するのよ」
つかさ「そっか~。ありがとうお姉ちゃん」
かがみ「どういたしまして」
つかさ「お姉ちゃん何か悩み事?」
かがみ「ん、そんなんじゃないわよ」
つかさ「でも……」
かがみ「ちょっと疲れてるだけだから」
つかさ「お姉ちゃん……」
つかさ「(あのキョンって人またお姉ちゃんを困らせて。お姉ちゃんを困らせていいのは私だけなのにぃ)」黒ver
つかさ「(お姉ちゃん、キョンくんのこと考えてたのかな? 私何も出来ないけど、心から応援してるからね)」白ver
つかさ「(バルサミコス~。アハハハ~どんだけ~。臭いよね~、マヨネーズって何にでも合うもんね~)」バルサミコスver
(作者注・お好きなバージョンでお楽しみください。)
キョン「自分からお願いしといて遅れてるんだから世話ないよな」
ハルヒ「おっそいわよキョンっ!」
キョン「なっ!? なぜお前がいるんだっ?」
ハルヒ「団長たる者団員が変なことしないか見張る義務があるのよっ!」
キョン「何だそれ。さっぱり意味分からん」
黒井「や、やぁキョン。おはようさん」
キョン「おはようございます黒井先生。遅れてきて申し訳ないです」
黒井「いや気にせんでええよ。ウチも今来たとこやし」
黒井「(うわ~今のむっちゃデートっぽいやん)」
ハルヒ「私は随分待ったは今日はキョン持ちだからねっ」
キョン「いやだからお前は勝手にきただけだろ」
ハルヒ「(黒井先生に変なことしようとしたら即刻しょっぴいてやるんだから)」
キョン「黒井先生普段そんな服装なんですね」
黒井「へっ、変やろか?」
黒井「(う~やっぱり似合ってなかったんかなぁ)」
キョン「いやいやそんなことありませんよ。普段のイメージがあるので気になっただけで」
黒井「そ、そうか?」
キョン「ええ似合ってますよ。大人っぽくて似合ってますよ。あ、すみません大人でしたね」
黒井「ほ、褒めても成績は上げへんで~」
黒井「(やった、褒められた。悩んだかいあったわ~)」
ハルヒ「(何よ何よ何よ、黒井先生ばっかり褒めてっ! 私だって新しい服なんだkらねっ)」
黒井「それで今日は何買うんや?」
キョン「お世話になった親戚にプレゼントしようと思って、大人の意見を聞きたかったんです」
黒井「へぇそうなんか。案外律儀やな自分」
キョン「今までどう思ってたんですか……」
黒井「ほんなら行こか」
キョン「はい」
ハルヒ「…………」
こなた「かがみ~ん、眠いよ~」
かがみ「しっ! あんまり声出さないでよ」
こなた「むぅ~。ていうか何で隠れてるのさ」
かがみ「だ、だって約束してないのに突然行ったら変に思われるでしょ」
こなた「でもハルにゃんは行ってるよ」
かがみ「そ、それは」
こなた「(三時間も寝てないのに朝から起こされて私ゃ何やってんだろうね。まぁ親友の頼みとあっちゃ仕方ないけど)」
こなた「このまま隠れてついてくの? 完全にストーカーだねかがみん」
かがみ「ス、ストーカーじゃないわよっ!」
こなた「声大きいよ」
かがみ「あっ」
こなた「(このまま捕まっても困るしなぁ。ここは一つ親友のために一肌脱ぎますか)」
こなた「かがみんもあそこに加わりたい?」
かがみ「そ、りゃあ……」
こなた「宿題一週間」
かがみ「人の足元見てぇ」
こなた「どうするかがみん?」
かがみ「わ、分かったわよ、お願いするわよ」
こなた「毎度あり~、じゃあ早速行こう~」
かがみ「えっ、ちょっ、こなた!」
こなた「おやっ、キョンキョン。それにハルにゃんと黒井先生も」
キョン「泉、それにかがみも。どうしたんだ?」
かがみ「お、おはよう」
こなた「いやぁ~かがみんと遊ぶつもりでね。みんなは?」
キョン「ちょっと買い物にな」
こなた「へぇ。んじゃあ私たちもついて行こうかな」
キョン「へ? でも遊ぶんじゃ」
こなた「こっちも楽しそうだしね~。レッツゴー」
ハルヒ「(何よ、かがみまで来るなんて。邪魔者が増えたわ)」
キョン「何なんだいったい」
黒井「どんなもん買うつもりなんや?」
キョン「そこ何ですよ。大人の女性が何もらったら喜ぶか分からないんで」
黒井「う~んそうやなぁ。大人とか子供とか男とか女とか関係なくその人の好きなもんがええんちゃうかなぁ」
キョン「そうですよねぇ」
黒井「ただな、その人が一番好きなもんは選ばん方がええで」
キョン「? その訳は?」
黒井「その人のこだわりっちゅーもんがあるからや。無い人もおるやろけど、それって聞かな分からんやろ?」
キョン「おおそうですね」
黒井「せやから欲しいもんが分かってるんやったらそれにすればいいし、じゃなかったら二番目三番目がええよ」
キョン「なるほど。さすが先生」
黒井「い、いやどっかで聞いた話やからウチが考えたわけやないでっ」
キョン「いやいや、色んな知識があるのは良いことです」
黒井「これでも先生やから」
キョン「でしたね」
黒井「分かったらキョンも授業中寝てたらアカンで」
キョン「う……藪をつついて蛇を出してしまった」
黒井「アハハハ」
こなた「二人仲良いねえ(小声)」
かがみ「見れば分かるわよっ(小声)」
ハルヒ「(キョンのやつずっと黒井先生とばかり話てっ! 団長を疎かにするなんて百年早いわっ!)」
こなた「(う~ん、キョンキョンは年上萌えか金髪萌えか八重歯萌えか偽関西弁萌えかポニテ萌えなのかなぁ)」
黒井「(あ、このネックレス可愛いなぁ。安いし買おうかな……。でも今日はキョンの買い物やし、アクセサリ買ったらそういうの好きな人や思われるかもしれへんし)」
こなた「(年上と金髪と八重歯はすぐに無理だから……やれる所やってみますか)」
こなた「ちょっとかがみんかがみん(小声)」
かがみ「何よ(小声)」
こなた「ちょっと来て(小声)」
かがみ「はぁ?(小声)」
こなた「キョンキョン」
キョン「ん? どうした泉」
こなた「ちょっとここで待っててくれない?」
キョン「何だ、どこか行くのか?」
こなた「女の口から言わせようとするなんてキョンキョンのエッチ」
キョン「あ、ああ、いや悪い。待ってるから行ってくれ」
こなた「すぐ戻るから~」
かがみ「何なのよ~」
こなた「ただま~」
キョン「おう……って二人して何だ?」
こなた「いやぁ今日は暑いからね、ポニテにしてみたんだよ。どう?」
キョン「に、似合ってるぞ」
こなた「(おや? キョンキョンの表情がちょいと変わったぞ、当たりかな)」
かがみ「…………」
こなた「私だけに言ったらかがみんに失礼だよキョンキョン」
キョン「か、かがみも似合ってるぞ。普段とまた違った雰囲気だな」
こなた「良かったねぇかがみ、似合ってるって(小声)」
かがみ「う、うん(小声)」
ハルヒ「(な、何よっ! みんなしてポニーテールにして! キョンがポニーテールが好きだって知ってるの私だけなのに! いやでもあれは夢の中で言ってただけだけど)」
ハルヒ「そ、そうね今日は何だか暑いわね」
かがみ「あ」
ハルヒ「確かにこうすれば少しは涼しく感じるかもね」
黒井「何や何や皆してポニテにして。変な一行に思われるで」
キョン「もう思われてると思います……」
ハルヒ「お腹が減ったわキョン」
キョン「何急に言ってるんだお前は」
黒井「でもちょうど昼時やし、食べよか」
こなた「イエ~、先生のおごりおごりっ?」
黒井「んなわけあるかい。割り勘や割り勘」
黒井「(あっ! 今キョンにセコイ女て思われたかもしれへんっ! しもた~)」
ハルヒ「問題無いわ先生。今日は遅れてきたキョンのおごりよ!」
キョン「何ぃっ!?」
こなた「おお~、キョンキョン優しい~」
キョン「ま、待て! 遅れてきたことは認めるがなぜ俺がっ!」
ハルヒ「遅れてきた人がおごるのはSOS団の決まりでしょっ」
キョン「それはSOS団の活動中の話だろ、今は違うっ」
ハルヒ「団長がいて団員がいれば、それはつまり活動中なのよっ!」
キョン「な、なんて勝手な……」
黒井「キョン無理せんでええで。ウチが出そうか?」
キョン「いえ。ハルヒの思い通りなるのはしゃくですが俺が出します」
かがみ「わ、私も出すわ」
キョン「サンキューかがみ。でも今日は買い物するつもりで多く持ってきてるから大丈夫だ」
ハルヒ「だったら最初からそうしてればいいのよ」
キョン「頼むから少し黙っててくれ」
こなた「キョンキョンごちそうさま~」
黒井「キョン本当にウチ出すで?」
かがみ「私も」
キョン「いいよいいよ」
ハルヒ「さあ買う物買ったし食べる物食べたし帰りましょうか」
キョン「なぜお前が仕切る。だが確かにそうだな」
黒井「じゃあ明後日な。泉、遅刻したらアカンで」
こなた「アハッ」
キョン「黒井先生」
黒井「何やキョン」
キョン「あの、これ」
黒井「ん? ……あ、これ(さっき見てたネックレス)」
キョン「今日は俺のせいで休日を潰してしまったのでせめてものお返しです」
黒井「ア、アカンて。これは受け取れへんっ!」
キョン「でも買ってしまったものは仕方ないですよ?」
黒井「じゃ、じゃあ他のやつにあげたらええやん」
黒井「(うぅ、ホンマはめっちゃ欲しいのに~。キョンからのプレゼント~)」
ハルヒ「そっ、そうよ。私もいるのにひいきするなんて。団長を無視するのは死刑よっ!」
キョン「お前はなんでもかんでも死刑だな。だがお前の言い分も一理ある。ほら」
ハルヒ「え……」
キョン「無理矢理ついてきたとはいえ意見も出してもらったからな」
ハルヒ「(新しいカチューシャ……、ど、どうしよう。毎日つけたいけど、そしたらキョンに変に思われるかも)」
ハルヒ「あ、ありが……(小声)」
キョン「何か言ったか?」
ハルヒ「べ、別に何でもないわよっ! こんなもんで懐柔しようとしても無駄よ、団長たる者物でつられたりしないんだからっ」
キョン「どっちなんだよ。まあいい。こっちは泉とかがみの分な」
こなた「ありがと」
かがみ「あ、ありがとう。でもいいの? 私たちも無理についてきたんだし」
キョン「ハルヒに比べりゃ無理矢理でもないさ。それに意見ももらったしな」
かがみ「そう、ありがたく貰うわね」
かがみ「(キョ、キョンくんからのプレゼントだ~。嬉しい、嬉しすぎるよ)」
こなた「チョココロネが山盛り」
キョン「いつも食ってるからな」
こなた「よく見てらっしゃる」
かがみ「私にはたくさんのリボン」
キョン「ほら髪をいつもまとめてるだろ? かがみにあげといてなんだけどつかさとも共有できるんじゃないかって思って」
かがみ「きっとつかさも喜ぶよ」
こなた「(分かってないなぁキョンキョンは。好きな人から貰った物をたとえ身内でも一緒に使いたいって思うわけないのに)」
キョン「じゃあ帰るか」
こなた「んじゃね~」
かがみ「ばいばい」
ハルヒ「じゃ」
黒井「さいなら」
キョン「んじゃあな」
黒井宅---
キョンから貰ったネックレス。めっちゃ嬉しいなぁ。毎日つけたいけど無くしたら嫌やしなぁ。
で、でもちょっとつけてみよ。
…………うん、悪くはないよな? 明後日つけていったらキョン気付いてくれるかな。
今度キョンが寝ててもちょっとだけ寝させてあげよ。テストもちょっとだけサービスしよかな。
でも一回だけやで。やっぱり教師として贔屓はアカンしな。これは贔屓やなくて恩を受けたから返すだけ。そう、ただそれだけや。
……また誘ってくれへんかなぁ。ウチから誘ったら来てくれるやろか。はっ、デ、デートやなくてただ買い物するだけやでっ!
ハルヒ宅---
まったくキョンのやつ私に黙って黒井先生と一緒に買い物なんて。……でも何だかんだ言ってこれ、くれたのよね。
どうしようこれ。明後日本当につけて行こうかしら。でもキョンが何か言ってきたらきつく返しそう……。
私のこと考えてこれ選んでくれたのよね。でも今日はあんまり話せなかったな。もっと話しかけてくれても良かったじゃない。
これつけて行ってみくるちゃんや有希に自慢しようかしら。でもそれでキョンが二人にも買ってきたら何か嫌だしなぁ……。
これ貰っちゃったしこれから少し優しくしようかしら。でも頭に乗られたら困るから今度一回だけにしよ。
明日つけてキョン誘おうかしら。たまには不思議探ししないで普通に街を歩くのもいいしね。
柊宅---
キョ、キョンくんからリボンもらっちゃった……。明日から使おうっかな……。
そういえばこなたにポニテにされたけど、キョンくんこれがいいのかな。これからポニテにしようかな。
つかさ「お姉ちゃ~ん、あのね……って何これリボン?」
かがみ「あ、つかさ」
つかさ「わ~可愛いのたくさん。買ったの?」
かがみ「え、う、うん……」
つかさ「私もたまに借りて良い?」
かがみ「ダッ、ダメ!」
つかさ「!? ど、どうしたのお姉ちゃん」
かがみ「あ、ごめんつかさ。でもダメなのごめんね」
つかさ「ううんいいよ。私こそごめんね。あ、髪それにしたんだ」
かがみ「うん」
つかさ「やっぱりお姉ちゃん似合ってるよ」
かがみ「ありがと」
ごめんねつかさ。でもこればっかりは。リボン、大切にしよ。
泉宅---
そうじろう「こなた~」
こなた「ん~?」
そうじろう「チョココロネたくさんあるんだけど食べて良いか~」
こなた「ダメッ!」
そうじろう「うおっ。ダ、ダメなのか?」
こなた「ダメ。食べたら絶交」
そうじろう「そ、そこまでっ!?」
こなた「うん」
そうじろう「わ、分かった(大泣き)」
最終更新:2007年09月10日 22:34