ep03 G   W   壱

月日は5月上旬になり、学生達の楽しみであるゴールデンウィーク(以下GW)が訪れようとしていた。
この連休をいい事に学校側は沢山の宿題を出してきた。先生・・・勉強は別にいいけどこれじゃ休んだ気がしませんよ~

あれ?誰かの台詞だったっけ?

そして当然のごとくハルヒはこのGWを利用してまたとんでもないことを考えてるみたい・・・お願いだから警察沙汰だけは勘弁してよね。

ハルヒ「キョン!明日からGWが始まるわよ!」
キョン「そんなことお前に言われんでもわかっている」
ハルヒ「それで。この連休中にSOS団の活動をやろうと思ってるんだけど」
キョン「まじか?俺は休みたいのn・・・」
ハルヒ「でね!私が提案したのは・・・」
キョン「人の話しを聞きなさい」
ハルヒ「うーん。みんな集まってからにしよう。じゃ部室で言うわ!逃げちゃだめよ!」
キョン「おい!ってもういないし・・・」
ハハハ・・・こうなるとはわかってたのよね・・・

谷口「明日から連休なのにツイてないよな。お前は」
キョン「全くだ。まるで学校に行くみたいだ」
国木田「ははは・・・柊さんも行くんでしょ?」
かがみ「へ?あああ、うん。行かなきゃ死刑らしいし・・・」
谷口「・・・そうだ。なぁキョン。この連休中にいつもの6人で遊ばないか?」
え・・・
キョン「俺は空いてる日ならかまわないが・・・」
あ・・・
谷口「ならそれで・・・いいよな?柊?」
谷口「おい?」
国木田「ねえ。2人ともこういう話しがあるんだけど」
みさお「いいねいいね。私は賛成だー」
あやの「私も~」

キョン「柊?」
かがみ「ふぇ?あ、ごめん!わ、私は別にかかかまわないよー!」
谷口「じゃ決定だな。場所は『遊 園 地!』。日時は二日後!wawawa忘れるなよ」



わぁーキョン君と一緒に遊べるなんて・・・私こんなに幸せでいいのかなぁ~

こなた「・・・・・(=ω=. )」
かがみ「・・・・・・・・・・・」
こなた「・・・・・(=ω=. )」
かがみ「・・・・・・・・?」(何か視線を感じる・・・)
こなた「・・・・・(=ω=. )」
かがみ「・・・・うわあ!!!!こ、こなた!!!」
こなた「何さ。化け物を見たような声出してさ」
かがみ「あ~ごめん。で何のよう」
こなた「いや~明日から連休じゃん?そして宿題も沢山出たわけ。だから連休最後の日に勉強会をしようかとみゆきさんと一緒に提案したんだけど?」
嘘・・・こなたがまじめに勉強会をしようと提案した・・・。いや!お、落ち着け私!落ち着け柊かがみ!これは悪魔でみゆきが提案したこと!こいつじゃないこいつじゃない・・・
こなた「だめなの?」
かがみ「あ・・・ああ!私はかまわないわよ。場所は?どこでやるの?」
こなた「うーん。かがみん家でいいんじゃないの?」
かがみ「わ、わかったわ。じゃ、私もう行くね。みゆきにそう伝えといて」
こなた「ちょっと待ったかがみんや」
かがみ「ん?」
こなた「はい。このプリント。つかさに渡しといて」
かがみ「そっか。つかさ今日欠席したからね。いいよ」
こなた「よろしく~」


ハルヒ「では!このGW中にどこかへ活動しようと思うの」
かがみ「・・・・・」
キョン「・・・・・」
朝比奈「フェー・・・・」
古泉(ニコニコ)
長門「・・・・・」
ハルヒ「でね。私の案では・・・ここから結構距離あるんだけど、すごく田舎な村があるのよね」

長門「・・・・・」
ハルヒ「しかも!なんか神だとか崇り伝説とかあるらしいのよ。すごく面白そうじゃない!」
キョン「ほう」
ハルヒ「と言う訳で一泊二日でその村へ行くことにけってーi」
長門「それは推奨できない」
かがみ「長門さん・・・?」
長門さんが突然立ち上がり、声を出した。
古泉「それには僕も賛同です」
キョン(まじめな顔をするな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い)
ハルヒ「な、なんでよ?」
長門「その村の危険率は極めて高い。その村へ近づく、あるいは離れれば命の危険がある。興味本位であの村へ近づくことはやめたほうがいい」
古泉「長門さんの言う通りです。あそこは・・・危険すぎます」
キョン「2人は行ったことあるのか?その村へ?」
古泉「僕はないですよ。ただ、風の噂でね。あそこには関わらない方がよい。妙な事件がある・・・。そう聞きました」
長門「私もない。その村は毎年1人は殺され1人は消える・・・。それが4年連続で起きている」
朝比奈「お、恐ろしい村ですね・・・・」
かがみ「・・・」
長門「だから推奨できない・・・」
そう言い、長門さんは椅子に座った。
ハルヒ「・・・わかったわ。そこまで言うならやめとくわ・・・」
キョン(随分引きが早いな・・・いつもならそれでも押し倒すのに。まあ流石にこれはやばそうだもんな。命だけじゃなくもっと他に重大な事が・・・)
ハルヒ「じゃあどこに行くの?」
古泉「近くの山の中に妙な洞窟が最近発見されたらしく・・・」




村?なんだろう・・・聞いたことあるようなないような?私行ったことあるのかな?・・・そんな訳ないか・・・でもなんか・・・・・懐かしい気がする。



ハルヒ「では!古泉君の提案でその洞窟へ行きましょう!」
朝比奈「ひぇぇぇぇ~ど、洞窟。こ、怖いです~」
ハルヒ「みくるちゃんびびらないの!キョン!遅れたら罰金だからね!」
キョン「またか!しかも何で俺だけ!」
古泉「ご馳走様です。キョンさん」
キョン「なんだそれは。俺が遅れるのもう決定なのか。古泉」
長門「楽しみ」
キョン「お前もか!」


なんかよく訳の分からない展開になってるんだけど・・・・たまにはゲームみたいなのもあってもいいかな?
洞窟か・・・


話しは終わり、明日駅前に集合となった。そして帰り道。
かがみ(今日はまだ早く帰れてるほうね・・・)
キョン「柊」
かがみ「あ、キョン君。どうしたの?」(へ・・・き、キョン君が話しかけてきてくれた!///)
キョン「いや・・・さっきの、村の事なんだが」
かがみ「・・・・・!」
キョン「あの話の後、おまえ随分元気なさそうに見えたんだが・・・」
かがみ「えっと・・・こんな事変かもしれないんだけど、私その村に行ったことがあるかも知れないの」
キョン「何!?」
かがみ「はっきりとは言えないけど・・・小さい頃家族と観光に行ったかも知れない」
キョン「・・・そうか。で、柊からして、その村の感想は?」
かがみ「うん・・凄く綺麗な景色だった・・・緑が綺麗で、村の人たちも優しかった・・・」
キョン「・・・そうか・・・・・」
かがみ「だから気になるの。なんで長門さんや古泉君があんなに拒絶するのか」
キョン「俺の勝手な考えだが、柊がそこに言ったのはもう10年も前の話だ。あれから10年も経てば村も変わるさ・・・」
かがみ「そっか・・・ん?でも前の話からして、この世界が作られたのって確か・・・」
キョン「3年・・・もうじき4年目か?そう考えると確かになんか変だよな・・・・」
かがみ「・・・・もう難しい話はやめにしましょ。なんかつかれちゃった」
キョン「そうだな。・・・あ、俺こっちだから。じゃあな柊」
かがみ「あ、キョン君!」
キョン「ん?」
かがみ「その///これから私のこと・・・『かがみ』って呼んで欲しいの・・・駄目かな?」
キョン「・・・・お前がそれでよければ・・俺はかまわないが」
かがみ「ありがとう。キョン君。じゃ・・・」



は、恥ずかしかった~ホント何言ってんだろ私・・・・



かがみ「ただいま~」
つかさ「お姉ちゃんお帰り~」
かがみ「つかさ。もう平気なの?」
つかさ「うん。今日一日寝たら元気になったよ」
かがみ「そっか。あ、これこなたから」
つかさ「あ、これ今日のプリント・・・・と宿題・・・・」

つかさ「お姉ちゃ~ん。助k・・・」
かがみ「自分でやりなさい。分からないところは教えてあげるから・・・!」
かがみ「まさか・・・あいつ!!!」
つかさ「どうしたの?お姉ちゃん?」

そうじろう「こなたー。かがみちゃんから電話だぞー」
こなた「は~い」

こなた「もすもす~かがみん~どったの?」
かがみ「ねえこなた~確か今日の放課後、GW最後の日に勉強会やるって言ったわよね?」
こなた「言った言った~」
かがみ「・・・それは自分の勉強じゃなくてただ私やみゆきの宿題写すだけなんじゃないのかな?」
こなた(ギク!?)
かがみ「しかもあえて最後の日を選んだのは・・・あんたのことだしゲームして遊びまくるんでしょう?」
こなた(うぐぅ・・・計画がもうバレたか・・・)「いやだなぁ~かがみん。そんな訳ないじゃん?私がそんなことするように見える?」
かがみ「見える。」
こなた(う!?はっきり言っちゃったよ・・・)「あ~ごめん。用事思い出したから切るn・・」
かがみ「いい!宿題自分でしっかり解いてから私の家に来なさいよ!でなきゃ死刑よ!」
ガチャン!!!
こなた(うっ・・・あ~あ怒らせたなぁ。何でバレたんだろ)


かがみ「全くあいつは~」
つかさ「あはは。こなちゃんらしいね」
かがみ「あんたも人の事言えない」
つかさ(ハゥ!?)



かがみ(さ~てとりあえず進めるだけ進めとくか!勉強。)


つかさ「ZZZZZZZZ」(バルサミコ酢~♪)


長門(・・・・・・・シャナ面白い・・・・・)ペラペラ


ハルヒ「・・・・もう食べられn・・・ムニャ」


古泉「明日は何事も起きなければいいのですが・・・」


朝比奈(明日の分のお弁当作らないと~)


キョン(そろそろ寝るか・・・あれ?はさみがない?)


こなた(かがみんに怒られちゃたよーじゃあ勉強でも・・・あ、ひぐらし解の時間だ。見なくちゃ)


みゆき(う~もう少しでソリティア新記録出せそうでしたのに・・・)



こうして学生達の楽しいGWが始まる・・・

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最終更新:2007年08月05日 14:51
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