私は黒色の竜が飛び出して来たのを静観することにした.その光は,黒色の竜,骨蛮竜を
次々に生み出してゆく.この光が・・・今正に,神竜の成れの果てを作り出していると
いうのだろうか?ならば,この光が骨蛮竜の生みの親・・・いや,神竜の成れの果てを
生み出せるのだろう,ともすれば神竜に何か影響を及ぼせるものなのかもしれぬ.だが
この光は,どうしても私の手の届かぬ場所にあった.この光を滅することができれば,
白砂宮に住む造形詩達を日々の怯えから救うどころか,この世界の真実を手にすることが
出来るかもしれぬ.
だが私は,いつの間にか本物の壁の様に埋め込まれてしまい,二度とそこから抜け出す
ことが出来なくなってしまった.・・・無念だ・・・・・・・・.
最終更新:2011年06月10日 20:29