最古新生アルカ案とは、2008年1月19日昼に作成決定した新生アルカの作成案を同日夕刻人工言語事典 - 新生アルカ(転写版)に記したものである。新生アルカの中では最古のものである。制アルカの特徴であった時相詞n対語の解体が見られる。ソーン制アルカの影響が色濃く、SOV語順の予定だった。しかし、同日夜の人工言語憩いの場のスレッド、人工言語アルカ part2で201レス21:45:10によると、速やかにSVO語順に回帰したようだ。

語彙

メルテーブル

制アルカのn対語が解体された。メルが作ったメルテーブルによって規則的に変換する方法が考案された。

t:k(tはkになり、kはtになるという意味)
x:s
n:m
f:p
d:g
v:b
hは変化しない
y:w
c, r:l(cとrはlになり、lはrにしかならない)
z:j

a:i(aがiになり、iがaになる。つまり今までの2対と同じ)
o:e

例:prest(縁起の悪い) floxk(縁起の良い) set(殺す) xok(生む) jan(空) zim(地) ist(代わり) axk(代わりの元)


三対以上の語彙は別の単語を作って対応する。
ast(代わりの元)のような作ったものの誰も使わなかった単語は削除する。

古アルカ回帰

一部単語が古アルカに回帰する。この傾向は、晩期制アルカでaoがrat(良い)に回帰するなど前兆はあった。2008年5月現在、上のメルテーブルによる語彙は120語程度にとどまり、基本語の大多数は古アルカ回帰単語になっている。

tas → kai 大きい
ketsketto
tial → tia 愛する

文法

統語

ソーン制アルカと同様、SOV語順。時相詞の解体の結果、副詞部分が延び、rax格で後ろに回すのが面倒になったためである。

例:
an ti tia (私はあなたを愛する)
an fan et (私は女だ) 

ただし、人工言語アルカ part2での批判により、同日中にSVOに回帰した。
形容詞は後置、前置格詞使用。
例:ketto kai 大きい猫

動詞

時制・アスペクト

ソーン制アルカに習い、時相詞が副詞化。
何も付属していないものは無時制の意味になる。

関係詞

eを用いる。主格・対格の区別はない。

fian e nia fon et (髪が長い少女)

数詞

4~9が冗長になった。l, n, sが周期的に付属

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
晩期制アルカ u ko ta vi va li ki no te lo too
最古新生アルカ u ko ta vi val lin kis nol ten los too

参考文献

人工言語事典 - 新生アルカ http://www42.atwiki.jp/seren_arbazard/pages/142.html
(転写版) http://kakisdespa.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_00ce.html

人工言語アルカ part2 http://yy59.60.kg/test/read.cgi/conlang/1195321574/
(キャッシュ) http://www33.atwiki.jp/kakis/archive/20080721/e396b8f3a3c08140ef984c464628f91e

最終更新:2009年05月21日 13:24