sia /// / 膜 \ 5:kliiz:sid:東京の喫茶店でホットミルクを飲んでいて、牛乳の油膜をさしてsiaといっていたことから \ 膜 \ 2:ドラムなどの膜鳴楽器 \

sia e pxantre /// / 『首吊りシア』 \ ユンク小説『首吊りシア』。9年リディア訳。リディアが参考にした原話は不明。古アルカ題は"sia keno povinuuo"である。シアという名は古アルカで膜の意味で、「処女膜」の隠語でもある。このころ処女膜はセレンの発想で膜となっていたが、やがて歯に変わっていった。つまり、シアとは処女という意味である。この名は処女で始まり処女のまま死ぬというこのストーリーの内容を暗示している。因みにフゥシアのフゥとはアルカで兄姉につけるfu(1という意味)である \ [ vest ] \ 『首吊りシア』 \ [ kirs ] \ 『首吊りシア』の概要はこうだ。主人公の12歳の少女シアにはフゥシアという美しい姉がいた。15歳のフゥシアは領主に見初められて嫁にさせられたが、フゥシアはそれを拒み、初夜直前に自害する。腹を立てた領主はシアの一家を滅ぼした。シアは両親に助けられ、難を逃れる。が、身寄りもなく道をさまよっているうちに人攫いに会ってしまう。シアは奴隷として売られてしまうが、幼く力もないシアは過酷な労働に耐えられずにだんだんとやつれていく。あるとき奴隷を管理する男が監査にきたときに、美しい少女シアはその男に狙われて家に連れていかれる。男の家で犯されそうになったとき、シアは突然生理になり、服と寝具を血で汚してしまう。男はそれに激昂するとシアを打ち、その上シアに窃盗の罪を着せて犯罪者に仕立て上げた。身寄りのないシアは金がないので有罪になり、絞首刑になってしまう。死刑場の観客は幼い少女の死刑に興奮して"pxantre"と叫び声を上げる。シアは下着を脱がされ、白く透き通るワンピースのような死刑服をまとわされ、死刑場へ連行される。シアは始終命乞いをし、死刑台にあがることに激しく抵抗する。刑が執行されるとシアは宙でもがき苦しみ、観客の"pxantre!"という声に答えるように死亡して失禁した。『首吊りシア』はシアが失禁した時点で唐突に終わる。この書き方によってこの世界がこの話のためにあるのではないということを表わしている。この話がこの世界のある時点からある時点を区切ったものに過ぎないということを示し、このようなことがこの世界では日常茶飯事であるということを表わしているのである \
最終更新:2007年05月19日 21:18