■ CPU 無音化 ■


  最近のCPUは、消費電力が高いです。それに伴い、発熱量も増しています。
純正のFANなどは、うるさ過ぎて頭が痛くなっくる程です。
PentiumⅢまででしたら、ファンレスも可能でしたでしょう。
しかし、その程度の処理能力では、今や事務作業かネットサーフ位しか
スムーズに動かないでしょう。
 ここでは、何パターンかの静音&無音化を考えてみたいと思います。

1.3Dゲームが快適に動くレベル
  ⇒ FANあり
2.マルチメディア(動画等)が快適に動くレベル
  ⇒ FANあり
3.事務作業やネットが快適に出来るレベル
  ⇒ 完全ファンレス




□ CPU □


1&2.
  まず、重要になってくるのがCPUの種類です。
消費電力と性能のバランスが重要になってきます。

静音&無音PCを作るのであれば、候補は絞られます。
空冷で低速FANで冷却する場合ですが
どの辺りが限界と言いますと、私の経験では『70W』です。
80Wを超えると、CPUの温度が70℃を超える事が多く、
チップの寿命を極端に下げ、動作が不安定になります。
温度は私の場合『68℃』辺りが限界と思っています。
(注:何の根拠もありません)
もちろん温度の耐性はCPUの種類によって違います。
最近のCPUは、昔に比べて高温でも割りと安定動作をしてくれます。

では『70W』以下で探していきます。
Pentium4 Northwood
 ⇒ 2.8GHz以下でしたら安定の動作するでしょう。
   3.2GHzでも動作しますが、季節により若干不安定です。

PentiumM & Core2Duo Mobile
 ⇒ 特殊なヒートシンク等は無しで大丈夫です。
   低クロックならば、完全ファンレスでも動くかもしれません。
   ただし、対応マザーボードが限られるのが欠点です。

Core2Duo
 ⇒ Pentium4と同じ様にすれば、低速FAN1つで動作します。
   低クロックならば、完全ファンレスでも動くかもしれません。
   Pentium4と比べるとCore2Duoは、熱に弱いかもしれません。
   前者は70℃でも普通に動いてくれますが、後者はかなり不安定です。
   もちろん個体差は在るとは思います。


□ CPUヒートシンク □


1&2.

お勧めは、O型ヒートレーンを採用したヒートシンク。
「NCU-2000」「NCU-2005」「SHOGUN」


□ CPUファン □


私のお勧めするファンは、
Owltech販売ですが、山洋のケースファン「F8-SSS」です。
1,000rpmで10dbの為、ケースを閉じてしまえば50cm以内に近づいても、
全くと言って良い程に音が聞こえないのです。




<参考>
「自作パソコン aaxyzz」
  インテルCPU仕様一覧表
「インテル」 製品の仕様 - 最大消費電力
  インテルR Pentium 4 プロセッサ 製品サポート
「PC無音化計画」
  CPUの無音化対策


最終更新:2007年01月24日 22:40