烝
総画:10画
字義:①むす。火や湯げがたちのぼる。また、湯げにあてて熱する。ふかす。〈同義語〉蒸(むす)
②上にのぼる意から、目上の人に手を出して姦通カンツウする。
③さかんにおこりたつさま。数が多いさま。もろもろ。「烝民ジョウミン」
④冬の大祭。▽収穫した物を盛大に供えることから。
⑤「烝烝ジョウジョウ」とは、火や湯げがたちのぼるように、勢いの盛んなさま。
音読:(ショウ)(ジョウ)
訓読:(すす・める)(まつ・り)(む・す)(むしあつ・い)(もろもろ)
熟語:
焉
総画:11画
字義:①いずくんぞ。いずくにか。どうして。どこに。疑問や反問をあらわすことば。
〈同義語〉安。
②いずれ。なに。どれ。疑問や反問をあらわすことば。〈類義語〉何。
③江南に産する黄色い鳥。
④これ。これより。〈類義語〉是、之。
⑤ここに。〈類義語〉是、之。
⑥文末につけて語調を整える助詞。訓読では読まない。
⑦形容詞につける助詞。状態をあらわす。〈類義語〉然、如。「洋洋焉ヨウヨウエン」
⑧「少焉ショウエン」「頃焉ケイエン」とは、しばらく。しばらくして。
音読:(エン)
訓読:(いずく・んぞ)(ここ・に)(これ)
煦
総画:13画
字義:①あたためる。囲んであたためる。
②ひかり。あたたかいひかり。
③「煦煦クク」とは、なごやかで恵みの深いさま。大切にはぐくむさま。
音読:(ク)
訓読:(あたた・める)(あたた・かい)(めぐ・む)
熟語:【煦育】クイク 恵みをかけてあたたかく育てる。はぐくむ。
煕/熈
総画:14画
字義:①ひろい。あきらか。光がなごやかにひろがるさま。盛大なさま。
②ひろめる。ひろまる。光をひろく行きわたらせる。恩徳が、ひろく行きわたる。
③なごやかに喜びあうさま。
音読:(キ)
訓読:(ああ)(たの・しむ)(ひか・る)(ひろ・い)(やわ・らぐ)(よろこ・ぶ)
熬
総画:15画
字義:①いる。水を入れずに強火でいる。〈類義語〉煎セン。「煎熬センゴウ」
②いりつけられるようなはげしいつらさ・苦しみにたえる。
「熬刑ゴウケイ(刑の痛みを我慢する)」「熬夜ゴウヤ(眠さを我慢して夜業をする)」
音読:(ゴウ)
訓読:(い・る)(いら・だつ)(うれ・える)(なや・む)
熟語:
熹
総画:16画
字義:①ふうふうたちのぼる熱気で煮たきする。
②光や、ほのおが、盛んにたちのぼる。
③ほのぼのとたちのぼる光。光がさわやかにさすさま。〈同義語〉煕。「熹微キビ」
音読:(キ)
訓読:(あぶ・る)(かす・か)(さか・ん)(よろこ・ぶ)
熟語:
最終更新:2009年01月14日 21:36