ザ・在日特権(別冊宝島 2006年6月)
別冊宝島の「嫌韓流シリーズ」の最新作。
在日特権はインターネットでも広く取り上げられているが、その真偽のほどは?
既刊の「嫌韓流」の間違いの訂正などその事実関係を検証している。
在日の特権に触れることはある意味タブーであったから、国民一般は知らない人が多いだろう。
まえがきで紹介されているその一部にはつぎのようなものがある。
●戦後のどさくさで「第三国人」か盛り場の土地を不法占拠。だから駅前一等地には、バチンコ店や韓国料理店が目立つ。
●総連・民団と国税庁との間で免税密約が交わされている。
●在日は日本人や他の外国人と比べて、大量にしかも優先的に生活保護を受けている。
●在日韓国人は韓国籍なのに兵役を免れている。
●センター試験の外国語試験で、英語よりも平均点が高い韓国語を選べるのは在日優遇。
●在日の犯罪は匿名報道になる。在日の犯罪と判明した途端に報道量が減る。
●在日は犯罪を犯しても本国に強制送還されない。
●役所やマスコミには在日採用粋がある。
●プロ野球などでは、外国人のなかでも在日だけが日本人枠でプレーできる。
●総追・民団関係施設は、みなし外国公館として扱われ、日本の公権力が介入できない。
●民族学校は、税減免措置、保護者への補助金で厚遇されなから反日的な民族教育を行なっている……などなど。
総連と民団の「歴史的和解」でその存在をアッピールし、圧力団体として強化されるとすれば、このような在日の特権をさらに拡張しようとする動きに出るに違いない。
しかしながら、在日3世5名の匿名座談会を読むと、総連・民団ともに凋落が激しく、組織崩壊の寸前らしい。日本への帰化を阻止しようと必死になっているらしい。
おそらく生き残りを掛けての和解だったのではないか。
「反日勢力を斬る」視点からは姜尚中、辛淑玉らの日本でぬくぬくと暮しながら反日的な言動を取る連中をもっと槍玉に挙げてほしい。
最近、テレビで韓国のなんとかいう男優が足の故障で兵役期間を短縮されて除隊したとかいう
ニュースが取り上げられていた。
どうしてそんなつまらないことが日本のテレビでニュースになるのかと呆れた。
在日は韓国籍なのに兵役は免除されている。そのかわり、本国での選挙権はない。
そんな中途半端な在日は、みずからのアイデンティティを失いつつ、日本での地方参政権を主張する。
公明党・民主党・朝日新聞が賛同し、部落解放連盟が推進する「人権擁護法案」と同じ穴の狢である。
「人権教育の暴走は、学校の現場を腐敗させ、ひいては国の歴史観や国家観にも歪みをもたらす」(人権在日教育の暴走!野牧雅子)
金正日体制が崩壊すればおよそ10万人の難民が日本に押し寄せるという。
中韓その他のアジア諸国から不法入国をした日本の外国人が凶悪犯罪を犯すなか、さらに10万人もの外国人が日本に住むとしたらいったいどうなるのだろうか。
まえがきの結語は重大な問題を提起していると思う。
在日は「特別永住者」という資格を賦与され、移民史上、まれに見る厚遇を受けてきた。
しかし近い将来、日本の少子化対策の一環として、外国人労働者の積極的な受け入れが国政レベルで議論されるようになるはずだ。
そのとき、在日だけを特別扱いしていることが足枷にはならないか。
時間は切迫しているのである。
目次
第1章 在日特権の真相
嫌韓流キーワード解説
●在日と脱税①民族系金融機関の架空口座
在日社会に受け継がれてきた。脱税マニュアルとは
●在日と脱税②商工人団体と国税庁との五項目合意
朝鮮商工会は、税務申告フリーバスの特権をいかに獲得したか?
●通名と本名
在日が日本風の名前を名乗ることの起源と矛盾
●公務員への登用
門戸を開く日本に、それでも不満の声が!
●朝鮮銀行への公的資金投入
金融破綻によって投入された1兆3688億円の血税
●指紋押捺制度の廃止と復活
韓国人密入国者の取締まり対策として始まった制度だが・・・
●教育面での優遇措置
センター試験での外国語選択、朝鮮学校の保護者に対する補助金
●総連、民団、プロ市民の圧力事件
権益の延命を目的とした、古典的な集団抗議活動は健在
●外国人地方参政権
在日韓国・朝鮮人に選挙権を与えるか否か?
●韓国人ビザ免除恒久化
在日イメージに悪影響を与えかねない措置なのだが・・・
●生活保護と在日
在日韓国・朝鮮人の生活保護受給率はなぜ高いのか?
●人権擁護法案
「人権蹂躙団体」に力を与える悪夢の思想統制法案のゆくえ
「嫌韓流2」が描けなかった在日
●社會保障費、公共料金の免除疑惑
年金、水道料金、NHKの受信料まで免除されている
●日本のフロスボーツと"在日枠"
WBCにはなぜ在日の選手が出場できたのか
Jリーグにはなぜ在日枠があるのか
●戦後の土地不法占拠
終戦直後、都市部の優良地の大部分が占拠された!
●民族学校に反日教育はない!
「反日」のひと言でくくられるような単細胞な教育では日本に適応できない
●朝鮮総達施設の滅免税特権
全国に定着してきた『朝鮮総連施設は外交機関」という神話
●公明党と「外国人地方参政権」
冬柴幹事長が「永住外国人への地方参政権の付与法案」にこだわるのはなぜか?
●韓国籍なのに兵役免除とはいかに
同胞たちに向けられた厳しい目
●人権在日教育の暴走!
日本の公立字校で、こんな教育が
第2章 「在日」に憑かれた人々
在日知識人&文化人の妄言
●辛淑玉と姜尚中
日本人じゃないことの高みに立つゴーマン
●朴一
「ご都合主義」としての「在日」妄言オンパレード
●柳美里
「弱者カード」を世渡りに活用してきた同胞の面汚し
▼「朝日新聞』『News23」…懲りない面々
在日犯罪を隠蔽する朝日、TBSって何?
▼池田大作氏が「兄の国』と呼ぶ国で……
韓国・創価学会インタナショナルと在日
▼新聞・雑誌に見る在日イメージの変遷
戦後進歩派メディアが在日を「聖域」にした
▼ルーツ探しの軌跡
在日文学が描いた祖国、その実像と虚像
小松川事件と金嬉老事件
『朝日新聞」はいかに屈服したか
第3章 ザ・在日裏面史
▼終わりなきニッポンの戦後
ザ・在日裏面史!朝鮮人定タブーのルーツから新・在日問題まで
日本共産党が煽った「朝鮮人は怖い」
朝鮮総遠のウラの顔①総連の日本人拉致関与疑惑
朝鮮総遠のウラの顔②産業スパイ集団「科協」の事件簿
▼在日企業家に億万長考が多いのはなぜ?
民族産業と在日マネー
民族産業裏面史①マチ金と在日
民族産業裏面史②産廃業者と在日
民族産業裏面史③ベンチャー起業家につきまとう噂
▼戦後スターの裏面史
在日系芸能人&スポーツ選手とカミングアウト
▼戦後裏面史の死角
「コリアンタウン」の来歴を追う
▼アウトロー社会の真実!
暴力団、右翼団体に在日が目立つのはなぜか?
第4章 在日神話の崩壊へ
▼"良識派"の無知・不勉強につけるクスリ
常識的在日論のすすめ
▼匿名座談会
在日三世が語る「帰化」と「民族団体」の壁
▼神話を解体し過去の歴史に転換らよ
「在日」問題の永続化は、日本にとってなぜ有害なのか?
執筆者
淺川晃広、石倉雅子、ウラジミール、大月隆寛、木原茂、鈴木智彦、竹島渉、
中宮崇、野牧雅子、野村旗守、三浦小太郎、宮島理、山村明義、吉田豊、李策
最終更新:2007年05月30日 08:56