ガヨーマルト(黒白のアヴェスター)

作品名:黒白のアヴェスター
使用者:マシュヤーナ

神座万象シリーズに登場する存在。
星霊の一柱であるマシュヤーナの星体。形状は桜。
七つの惑星を貫く巨大な垂れ桜




存在についての詳細

来歴

  • 七つの惑星を喰らった垂れ桜
    • ガヨーマルトが七つの惑星を喰らってガス状の天体となり、空葬圏が生成された。
      • 空葬圏は元から激戦区であり、真我に従って争っていた。
 空葬圏は広い。アーちゃんから聞いた話によると、もとは七つあった星をマシュヤーナ
が吸収・統合したのだという。
 つまり第五位魔王は六人の兄弟を喰らったことにあり、そこにはかつてズルワーンだっ
た星も存在する。

形容

  • 惑星七つ分に相当する不浄の桜
    • 全体から腐敗の気配をさせている。
    • 花びら一枚に数億匹の蝿と蜂に酷似したナス・ワウサガという不義者が寄生している。
      • ガヨーマルトを苗床に増殖するため共生関係にあり、戦闘では使い魔として使役される。
 連続して雲海から生えてくる魔性の樹木に終わりが見えない。今や森とすら表現できる
密度を有し、群生しながら尽きることなく広がり始め、空を覆い隠していく。
 最初に見た一本は小枝の先端部分にすぎなかった。より合わさった超巨大樹は、ざわざ
わと生い茂って無数の蕾を生んでいき、その一つ一つが開き始める。

魔桜繚乱

  • 数百億枚以上の花弁を咲かせて散らせる
    • 下手な島より巨大であり、巨大な流星に等しい。
    • 花びらの厚さは数十メートル。
 弾き返せなかったし貫けなかった。薄い──といっても数十メートルはある──花弁の
厚みさえ、私たちにとっては山のように堅く重い。

腐敗

  • 作中より一三年前に腐敗に取り付かれている
    • 空葬圏にいる生き物は徐々に腐っていく。
「マシュヤーナの権能は腐敗っす。あいつは一三年前からそうなって、巻き込まれてるわ
たしたちは徐々に腐っていくんすよ。ゆっくり死んでると言ったほうがいいかもっす」


元ネタ

ガヨーマルト(パフラヴィー語:Gayōmart、Gayūmarṯ, Kayūmarṯ
ガヤ・マルタン(アヴェスター語:gaya marətan
ゾロアスター教の神話に登場する人物。人類の祖。
名前は「定命」を意味する。
『シャー・ナーメ』では「カユーマルス」と呼ばれる。
神話ではアフラ・マズダーが天地創造した際に一緒に創られた生命体とされる。
3000年間は霊体として、その後の30年間は若者の姿となって生活していた。
その後、アンラ・マンユが地上を攻撃した際にその毒によって死んでしまう。
最期の刻にガヨーマルトの体から精液が放たれ、スプンタ・アールマティの胎内に入ったことで、
更に40年後に人類の祖である男マシュヤグと女マシュヤーナグが生まれたり、
その死体が7種類の金属になったとされている。


関連項目

使用者の種族分類。

使用者の戒律

関連タグ


リンク

最終更新:2023年12月02日 12:15