楽園(ストライク・ザ・ブラッド)

作品名:ストライク・ザ・ブラッド
使用者:-

ストライク・ザ・ブラッドに登場する存在。
精神干渉能力を持つ菌類の魔導生物




存在についての詳細

形容

  • 長生種(エルフ)のような尖った耳を持つ緑色の美しい女神
    • 実際は粘菌の集合であるため作り物めいた美しさが目立つ。
 そんな彼女たちの中央に、よりいっそう美しい裸の女性が立っている。
 長生種のように尖った耳と、緑色の長い髪。そして作り物めいた圧倒的な美貌。 森の妖精の
名にふさわしい、神々しい存在だ。

(中略)

 緑色の髪の女に脚はなく、樹木の幹のような姿で、直接地面に根付いている。

粘菌生命体

  • 知性のある粘菌
    • 高神の杜に封印されていた土着神の一柱で楽園や蓬莱、エリュシオンと呼ばれる存在の一員。
      • 破壊しても菌類であるため一片でもあればそこから繁殖可能とされ、倒すには根絶する必要がある。
。 緑色の髪の女は楽園などではない。もちろん妖精でも女神でもない。
 彼女の正体は、知性を持つ粘菌。植物とも動物ともつかない、原始的な群体性生物だ。

精神干渉能力

  • 対象の願う光景を夢で見せて眠らせる
    • 眠らせている間に対象から栄養や呪力を吸収する。
    • 精神干渉系の魔術に対して強い耐性を備えている魔族などには通じない。
    • 対話する場合は脳裏に直接話しかける。
 強力な精神干渉能力。それが彼女の唯一の武器だ。その力で彼女は人々を呼び寄せ、夢を餌
にして生命力を奪うのだ。
 しかし彼女の能力は、古城には効かない。吸血鬼の真祖である古城は、精神干渉系の魔術に
対して強い耐性を備えているからだ。
  • 見せている対象が複数名いて、願いが同じ場合、夢が混線する
    • バグの内容次第で夢が崩壊し、眼が覚めてしまう。
「えーと……つまり姫柊たちの願いが偶然被ったせいで夢の内容に矛盾が生じて、あの粘菌が
創り出した精神世界がバグって崩壊した、ということか?」

(中略)

「正確なメカニズムはわかりませんけど、たぶんそういうことだと思います。もともと精神干
渉系の魔術は、原理的に共鳴や混信が起こりやすいといわれてますし」


元ネタ

エーリュシオン(古希:Ἠλύσιον, Ēlysion、ラテン語:Elysium
ギリシア神話に登場する土地。冥界とは異なる死後の楽園。
ラダマンテュスが統治する土地で、世界の西の果て、オーケアノスの海流の近くにあるとされていた。
「至福者の島」(古代ギリシア語:μακάρων νῆσοι)とも呼ばれ大航海時代においては地図に載って探検家たちはエリュシオンを目指したという。

蓬萊
道教の神仙思想に登場する仙境。方丈山・瀛洲山とともに東方の三神山の一つ。
徐福伝説を記した司馬遷『史記』巻百十八「淮南衡山列伝」や中国最古の地理書『山海経』に記されている。
渤海湾に面した山東半島のはるか東方の海(渤海)にあり、不老不死の仙人が住むと伝えられている。
『山海経』の「海内北経」によると「蓬萊山は海中にあり、大人の市は海中にあり」と記されている。(市とは蜃気楼のこと)
日本では浦島伝説の一つ『丹後国風土記』逸文にて「蓬山(とこよのくに)」が登場し、神仙などの用語や他の常世国伝承にも不老不死など神仙思想の影響が窺えている。
理想郷の伝承として海神宮などと習合したとも思われる。
また平安時代に寛輔という僧侶が「蓬萊山」とは富士山を指すと述べた。
『竹取物語』にも、「東海にある蓬莱山」として登場し、求婚者の一人の車持皇子に難題として「蓬萊の玉の枝」を採取して持参することを課した。



関連項目


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最終更新:2023年01月07日 16:19