三重結界

作品名:空の境界
使用者:荒耶 宗蓮

奈須きのこ作品に登場する術技。
結界の一つ。
中に入った者の動きを止めて外との連続性を遮断する結界
外から不倶と金剛、蛇蝎と戴天、頂経と王顕。





術技についての詳細

平面的・立体的結界

  • 地面と大気に伸びる円の結界
    • 円と円の間を概念的に遮断し、連続性を断つ。
    • 円は使用者の足から伸びる。
 魔術師の周囲から、あらゆる流動が途絶えてい
く。
 大気を流れる様々な現象が密閉されていく。
 黒い男の足元から伸びる、三つの円形の文様を。
 ───体が、重い……?
 魔術師を守る三つのサークルは、星の軌道を描い
た図形に似ていた。三つの細長いサークルがそれぞ
れ重なり合うように地面と大気に浮かび上がってい
る。

身体停止

  • 円の線に触れると身体を停止させられる
    • 正確には動力を止められる。
    • 生物であれば身体が重くなったと感じる。
 地面と空間、平面と立体に張り巡らされた魔術師
の蜘蛛の糸。生物であるのなら、あの円を象る線に
触れた瞬間に動力を止められてしまう。

認識阻害&気配遮断

  • 結界が遮断しているため真横にいても認識できない
    • 使用者の気配は一切感じることができない。
 気配すらない魔術師の接近に、式は咄嗟に反応で
きなかった。見ていたのに―――男が近寄ってくる
と見ていたのに、男が自分の真横に立っていると知
覚できない―――


使用者との関連性

近接戦闘に特化した魔術師

  • 結界を連れ歩き三重結界の間合いに相手を入らせる
    • 使用者の気配も三重結界で分からないため、気配を遮断したまま近づき相手に何もさせずに倒す。
    • 代わりに遠距離からの術理戦は苦手。
 ……普通、結界というものは動かない物を守る、
動く事のない境界だ。それを自分を中心にして連れ
て歩く、なんて怪物じみた事を敵は行なっている。
見えているのに気配さえ感じないのはその為だ。こ
と接近戦においてならば、荒耶宗蓮は無敵といえ
る。
 だが、逆に言えば荒耶にはそれしかない。

元ネタ

金剛頂経
大乗仏教の密教部経典。
日本では金剛界曼荼羅の典拠となる「真実摂経」のことを指す。

不倶戴天
共に天をいだかずという意味で生かしておけない宿敵や仇敵を指すのに使われる四字熟語。


関連項目

三重結界の術技分類。

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最終更新:2023年05月20日 01:02