避雷の咒

作品名:神咒神威神楽
使用者:摩多羅夜行

神座万象シリーズに登場する術技。
陰陽術のひとつ。
陰陽道の土生金によって金気を増幅させる法印の咒
木気に属する雷電の軌道を曲げられる。

+ 詠唱
あかだ  しゅたこう さっていろ    おん そ だ ま に そ わ か
阿迦陀・須多光・刹帝魯――唵・蘇陀摩怩娑婆訶――





術技についての詳細

金剋木の陰陽術

  • 陰陽道における金気を増幅させる法印を組む
    • 雷撃は木気に属するため、軌道を曲げられる。
 親指を中央へ、人差し指と中指を西方へと向けた構えは土生金。
 すなわち金気を増幅させる法印であり、木気に属する雷電を
防ぐための金剋木に他ならない。
 結果、母禮の稲妻は軌道を曲げて、遠雷のごとく遥か彼方に
飛び去っていく。


使用者との関連性

太極位階の陰陽師

  • 一般のものとは別概念の雷電すら曲げる
    • 単純な威力だけで通常の陰陽師百人が束になっても防げない異界の雷を曲げられる。
    • が見えている&天眼を持つため、異界の法則すら対応する陰陽術を編める
 金は木に剋つ——道理だが、根本の格が違っている。山をも
両断する母禮の雷は異界の法で編まれており、言わば人が
知っている稲妻とは別概念のものなのだ。
 ゆえにそれを剋すなら世界法則の改変こそが必須となり、
並の術者が万人掛かりでも防げるようなものではない。
 そんな猛撃を都合十一、ここに至るまで夜行は凌ぎ続けてい
る。


元ネタ

詠唱
仏教の経典『金光明経』第七巻の『如意宝珠陀羅尼』に登場する四雷王。
「遠離一切災厄。亦能遮止諸悪雷電」(あらゆる災厄、特に雷電に対して遮り止められる)とされ、
護符に東に阿掲多、南に設羝魯、西に主多光、北に蘇多末尼の名を梵字で書くことで
避雷の効果があるとされる。


関連項目

避雷の咒を異界法則に対応できる域にまで編み上げる使用者の眼。

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最終更新:2013年11月28日 01:02