藤原 絢毘
(ふじわら あやひ)
高天原世界の「精神」の具現。概念や理に近い存在。
底から出る事は極めて稀であるが、出てしまった時の影響は測り知れない。
プロフィール
身長:175cm
体重:61kg
誕生日:8月21日
出身地:修羅の国・深淵
肩書き:瓦落塵芥の王
好物:とんかつ
「ダメだよ、私の名前を口にしたらね」
「一人は寂しいものだよ。本当は、支穗や皆と過ごしたいのだけどね。私の業が、それを許さないのさ」
「君は…駄目だね。修羅の国へおいで」
「君は自分の心に勝ったんだ。誇っていい」
「クフフフ、自らの闇に圧し潰されるがいい…!」
人物
特徴・性格
修羅の国の地底奥深くのゴミ捨て場のような場所「底」に巣食う存在。
神魔戦争により生じた「淀み」と呼ばれる魔力の残滓や戦争で死んだ人々の無念や怨念など、様々な物が寄り集まって生まれた。その悍ましさは魔族ですら直視できないほどであり、高天原や魔界を含んだ世界全ての共通認識として「姿を見てはいけない」「名前を知ってはいけない」「闇雫に触れてはいけない」の三禁があり、これを侵したものは絢毘によって捕えられ底に引きずり込まれてしまう。
神々の心に闇がある限りその身が亡びる事はなく、今まで何人も彼女に挑んでいるが、その悉くが絢毘に辿り着く事もなく闇に沈めている。唯一支穗のみが生きて辿り着き、その結果として彼女と契約を結び地下に封じる事に成功した。支穗曰く「友達」。
極めて強大な力を持ち、その動向は暗部によって常に監視されている。彼女自体に征服欲や世を紊す悪意はないが、彼女の行動の結果生まれる闇雫の影響が大きい為、修羅の国の底に自ら留まっており、正当な理由と賢人会議の許可なく出る事を許されていない。前述の三禁は、彼女を見て負の感情が爆発しないようにするためと、彼女の存在を知る事で闇雫に手を出す事が無いようにするためと、闇雫に手を出しそうな心弱き者を底に捕えて離さない様にするため。
幼い頃の桃曄は修羅の国下層の地割れの裂け目から絢毘を見てしまったが、辛うじて生き延びた。その時に刻み込まれた恐怖が今も桃曄の脳内にこびりついている。絢毘曰く心が綺麗だから見逃した、とのこと。
とても寂しがりであり孤独が苦手。底で一人ぼっちで過ごしており、寂しくてたまらないが、自分の存在が世界や他者に与える影響を理解しているため、一人で様々な娯楽に興じながら暮らしている。時折底で自然発生する生き物と戯れているが、彼女の膨大な魔力に中てられてすぐに消滅してしまう。
先端が鴇色に染まった檳榔子黒色の長髪をしている。瞳の色は金糸雀色。顔の左側に大きな痣がある。
戦闘能力
特異な魔力を持っており、彼女の血を混ぜて魔法を発動する事で凄まじい威力を引き出す事が出来る。
彼女の魔力が使った後に生じる残滓「闇雫」は手にした者に絶大なる力を齎すが、引き換えに心と魂が黒く染まってしまい、闇雫なしでは生きられなくなるほどの依存性に苛まれることとなる。黒く染まってしまった者は絢毘の声が聞こえ、その子らもまた後世に渡って連綿と続く呪いを受ける事となる。その為、それに触れる事は高天原でも魔界でも固く禁じられている。修羅の国には魂が黒く染まってしまった者が多い。誰もこの闇雫が発生する事を止められず、それが彼女が底にいる理由になった。
身体能力も閑佳や天元、佳聯らと並びうる程。戦闘技術もとても高い。閑佳曰く「見た事のない戦い方で非常に興味がある」。柔軟性に富んだ体から繰り出される体技は奇想天外であり、武術を修めている者ほど戸惑う。
能力
闇ある者の心の中に姿を現す事が出来、その者に宿る負の感情を増幅させ心を闇に捉える能力を持つ。闇に囚われた者は心に打ち勝たない限り、永遠に絢毘の「鎖」に囚われてしまう。誰しも何かしらの負の感情を抱えている物であり、これに完全に打ち勝つことはどんな武芸者でも難しい。
心身を鍛えていない者やそもそもの魔力が弱い者は彼女の姿を見るだけでその者の負の感情が呼び起され増幅してしまい、その身を闇に染めてしまうことになる。
この能力を使用する事で高天原で生まれた危険な人物を呼び寄せ、修羅の国に留めている。その為、余所から修羅の国へ来る者は、例外なく心が弱い。修羅の国を出る事が出来る者は、基本的に自らの心の闇に打ち勝つことが出来ている。桃曄も神連も、路考やあの蘭麝ですらもそれは例外ではない。
神器
いずれも、底に溜まった塵芥の中で生成されたものである。
鎖鉄球「生贄の鎖」
無限に伸びる鎖に繋がれた呪いの鉄球。左手の籠手から鎖が伸びている。
籠手は鎖鉄球を弾丸の様に射出する事が出来る機構を備えている。
大斧「断界」
巨大な心臓を中心部に備える両刃の大斧。右手の籠手から伸びた鎖と繋がっている。
あらゆる「境界」を割く斧であり、武器自体が発する怖気に中てられて発狂する者もいる。
その心臓の脈動は魔力の暴走を齎す。
最終更新:2021年01月14日 23:06