【コンセプト】
ヒロインの死を乗り越えて、主人公達が成長した夏
泣きゲ。
※1
【登場人物】
wiki参照のこと
【舞台】 ※2
昭和終わり頃の山村
【期間】
7月中旬→8月末まで
【共通ルート】
【起】
都会から故郷へ越してきた主人公。
典型的な封建的社会である山村では、外から来る人間は珍しく、
他の住人から奇異の目で見られ、肩身の狭い思いをしていた。
夜。
田舎は一人で何かしていると、何かと噂になるので
家からこっそり抜け出し、昔よく遊んだ場所へ向かう。
誰もいない静かな広場。
ふと、辺りを見回すと人影に気付いた。
そこで数年ぶりに、幼馴染であった「鈴丘 茜」と再会する。
心が躍り、思わず駆け寄る景。
しかし、いまいち会話が噛み合わない。
「記憶が一部、どうしても思い出せない」※3
そう景に告げ、悲しそうにその場を去る茜。
それが景と茜の邂逅だった。
【承】
いつものように、憂鬱な気持ちで学園※4へ登校する景。
遅刻して一年の教室の前をこっそり通り過ぎるとやけに教室が騒がしいことに気付いた。
開放された廊下の窓から中を覗く。
鈴丘 茜。
凛とした態度で教壇の上に立ち、復学する旨を簡潔に述べ挨拶をしていた。
こちらに気付き親しげに声を掛けて来る茜。慌てる景。
そんな二人は、周囲の注目を集めた。遅刻もばれた。
休み時間になり、三人の生徒が話し掛けてきた。
「吉野 けやき」と「安藤 夏果」、「※5」だ。
どうも違う学年も混ざっているらしい。※6
色々と茜に質問し、ときに二人の仲をからかう。
景はそんなやり取りの中、やっと自分の居場所を見つけた気がして。
茜にそっと感謝する。
7月中旬。
いつしかいつも一緒にいる事が自然となり。
4人の友情と夏の日々が始まった。
【転】
8月中旬。
茜と急に会えなくなった。
見舞いに言っても門前払いされ、取り付く島もない。
戸惑う友人達と景。
ただ今は待つしかなかった。
8月末。
とうとう夏休みが終わり、登校日になっても茜は会えない
いつもと違い、暗い表情で教室に入ってくる教師。
そして告げられる茜の急逝。
放課後、友人と共に茜の家を訪ねる。
茜と同居していた親戚は死因について何故か固く口を閉ざす。
何も聞きだせず、何も分からないまま帰路に着く。
【結】
放課後
夕日の射す教室。
まるで別世界にいるような紅い世界。
机に腰かけて景は考える。
茜は何故記憶を失ってしまったのか?
茜は何故死んでしまったのか?
俺は何か茜にしてやれる事はなかったのだろうか?
机の上には景と茜が良く使っていたグラス。
カルピスを持ってきて誰にも見つからないように楽しんだ。
二人だけの小さな秘密。そんなものが大切だった日々。
一つの机に、向き合う二つの椅子。
グラスを並べてみる。
もし、あの日に戻れたのなら俺は――。
何の意味もなくグラス当てる。
キィンと。
共鳴。
静かに世界が震えるように澄んだ音が響く。
そして――
「どうしたの景? そんな悲しそうな顔をして」
目の前には失ったはずの彼女がいた。
【共通ルート終了】
ここから各ヒロインのルートへ突入
【吉野 けやきルート】
選択肢に
- 吉野 けやきに関する選択肢
- 鈴丘 茜に関する選択肢
けやきに関する選択肢を選び続けるエンド①→ループする前に戻り(ループ)次のルートへ
茜に関する選択肢選び続けるエンド②→茜は何故記憶を失ってしまったのか?
についての真相を知り、ループする前に戻り(ループ)次のルートへ
【安藤夏果ルート】
選択肢に
安藤夏果に関する選択肢を選び続けるエンド①→ループする前に戻り(ループ)次のルートへ
茜に関する選択肢選び続けるエンド②→茜は何故死んでしまったのか?
についての真相を知りループする前に戻り(ループ)次のルートへ
『各真相について』
【ループの原理】
原因不明だから困るんだよ※7
【茜は何故記憶を失ってしまったのか?】
交通事故
【茜の死因】※8
残り短い寿命を自分の体調不良を省みず
みんなと過ごすために使ったから
↓
結果的に友情が茜を殺した。
親戚は死因について何故か固く口を閉ざす。
↓
主人公達が茜の死に対して責任を感じて悲しまないようにする為。
【鈴丘 茜ルート】
全てのルートを通過し、最初にループした時間に戻ってくる。
茜は絶対に助からないか、少しでも長く生きるには一生で部屋で過ごしていくしかない。
その事実に、主人公は絶望する。
いつしか学校にも行かなくなり、
友達との関わりを自体をも避け始める景。
夜な夜な家から抜け出し、茜と数年ぶりに邂逅したあの場所へ向かうのが習慣になっていた。
静かな広場。
あんなに楽しかったのに。
それはまるで夢のようで。
ふと、視線を感じた
振り返るとそこには、人影が。
それは――
- ここで各ルートの選択の結果で、それぞれのヒロインENDへ分岐。
立っている人影=ヒロイン
【吉野 けやきルート】
にて
- 吉野 けやきに関する選択肢を選び続けた場合→吉野 けやきTRUE
【安藤夏果ルート】
にて
安藤夏果に関する選択肢を選び続けた場合→安藤 夏果ルートTRUE
ただし両ルートでそのヒロインに関する選択をしていた場合、
先に選択したルートが優先されるフラグ。
【茜に関する選択肢選び続けた場合】
みんながいた。
偶然ではなく景を待っていた。
きっと。
ずっと、この場所で。
景が何か思い詰めている事を察し、
私達に出来ることはないのかと詰め寄る友人達。
もしやり残していることがあるなら手伝いたいと。
思い思いに、景を後押しする仲間達。
茜は死んでしまったが、仲間がいる。
この世界に大切なのは茜だけじゃない。
夏が終り、次の季節へ移ろうように。
景もこの夏を終わらせなければならなかった。
紅い世界で、グラスをそっと鳴らす。
茜と過ごせる最後の一日分だけ戻る。
ずっと胸に秘めていた思いを伝えるため。
そして、彼女を忘れないために。
後悔が無いように。
茜のいない未来を生きると決めて。
【鈴丘 茜ルート】へ
最終更新:2011年06月28日 21:49