157 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:06:45.55 ID:/9El0yEo
友2はまだ自由に動けないらしいけど、私はちょくちょく友2のところに通った。
私「友2とゆっくりお喋りしたこと、無かったよねー」
友2「そーいえばそうだね。けっこう遊んだりしたのに」
私「いつも友2がはしゃぎ回ってて、ゆっくり座ったりできなかったんだよww」
友2「おー、そっかそっか」
友2は今気付いたみたいにしてから、急に声を低く作って、
友2「じゃあ、今夜は語り明かそうぜ……」
とか言った。改めて、友2は面白いww 遊んだ時も面白かったけど、喋ってるだけでも、こうやって冗談交えてきたり、リアクションが大きくて聞き上手だったり。それを伝えてみると、
私「友2とお話すると、楽しいww」
友2「お、そうかね! うーん。こりゃケガして正解だったね」
私「おいww けが、結構ひどそうじゃない?」
友2「うーん。すぐには治んないっぽいや。早く姉たちと遊びたいなぁ」
私「・・・」
友2「・・・うにーん」
謎の効果音をつけて、人差し指で頬をふにふにしてきた。
私「んぐぐぐ・・・こら、何するww」
友2「安心したまえ! 姉も、みかんに会いたがってるから!」
私「安心ってなにさww」
友2「いやー」
私「姉のことなら何にも心配してないもん。私は姉のだもん。でも会えないものは会えないし・・・」
友2「うっはー、これはごちそうさま!」
またしても頬ふにふに。
友2「ちゃーんと会えるように、こっちも頑張ってるからさ!」
私「やめ・・・やめい! って、え?」
友2、ニカッと笑ってピース。
158 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:07:27.92 ID:/9El0yEo
私「頑張ってるって?」
友2「まーまー。お姫様は待ってなさいな」
私「ちょっと、意味が分からんww」
友2「私たちは悪代官と戦うのみ~」
私「ぷっwwなにそれww ・・・えっと、じゃあ、そのうち会えるって思ってもいいの?」
友2、またピース。それから私の顔を見て笑い出した。
友2「あっははは!」
私「え?え?」
友2「だってみかん、めっちゃ嬉しそうな顔しなさるから~ww」
私「えww」
慌てて顔を触ると、確かにニヤけていた。
私「うわww」
友2「ははっ。あとは大人たちに任せなさい!」
私「私が子供みたいに言うな! 友2と一つしか違わない!」
友2「でもちっこいですね~」
私「友2だって小さいじゃん!」
友2「むっ。みかんよりは大きいぞ?」
私「私はあと一年で追いつく」
とかなんとか雑談して、しばらくしたら部屋を出た。手持ち無沙汰にうろうろしてたけど、少し休もうと思って戻ることにした。
でも、階段に差し掛かったときに、上から駆け下りてきた誰かと正面衝突してしまった。
「うわー!」とか「きゃー!」とか叫んでる間に、背中から転びそうになったんだけど、ぶつかった相手がそのまま引っ張って抱きとめてくれた。
小柄だったし、ぶつかった時にあんまり痛くなかったから、女の人かなーと思ったら、れもんちゃんだった。
れ「おっとっと・・・あれ、みかんじゃない。大丈夫?」
私「う、うん。なんか今すごいカッコイイ動きしなかった?ww」
れ「そうかな」
159 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:09:22.85 ID:/9El0yEo
れ「こんなところで何してるの?」
私「友達の部屋に行ってた。れもんちゃんは? そんなに急いで・・・」
れ「・・・」
私「あれ、そういえば、なんで上から来たの? 外来だよね?」
れ「えーっと」
私「?」
れ「ナースステーションに行こうと・・・」
私「え? 入ったとこにあるよ?」
れ「ああ。そうなんだけどさ・・・」
私「?」
れ「その・・・見舞いに行こうとして、病室が分からなくなって・・・」
私「えww」
れ「適当に歩いてたら、変な所に行っちゃったから、とりあえず戻ろうとして・・・」
私「えっと・・・」
れ「だ、だから・・・つまり、迷ったんだよ」
私「ww」
れ「わ、笑ったな!?」
私「ううんww」
れ「はぁ。年下にバカにされるなんて」
私「私が年上!」
れ「久々に○○さんに会えると思ったのに・・・」
私「え。それって・・・友2?」
れ「!? 知ってるの!?」
私「うん。今お見舞いに行ってきたとこ」
と、そこに主治医も通りかかった。
160 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:11:42.45 ID:/9El0yEo
主「よう」
私「よう」
主「こんな所でどうした」
私「別に~」
主「そっちは・・・れもんさんだったか」
れ「どうも」
主「また友2さんの見舞いか」
れ「ええ、そうです」
主「ふーん・・・」
私「そっちこそ、どこ行こうとしてたの?」
主「別にー。みかんも、ふらふらしてないで部屋に戻れよ」
主治医はそのまま方向転換して、どっかに行った。
私「何なんだ」
れ「・・・じゃ、私も帰るよ」
私「え? お見舞いに来たんじゃ・・・」
れ「いや、迷ってたら時間使っちゃったし」
私「やっぱり迷ってたんだww」
れ「う、うるさい!うるさいよ!」
こうして、れもんちゃんも帰った。私はどうしたかというと、なんか皆の動きが釈然としないので、また友2のところに戻った。
161 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:13:49.52 ID:/9El0yEo
私「友2~」
友2「みかんww どうしたのさ~」
私「特に用事はないんだけど・・・」
友2「もしや姉から私に浮気かい?ww」
私「無いね」
友2「うおお。傷ついた」
私「もうww ・・・思ったんだけどさ、ずっと、友2って主治医と何かあるよね?」
友2「ん?」
私「それに、今れもんちゃんと会ったんだ。友2と知り合いだって言うし、もう何がなんだか・・・」
友2「・・・」
私「ね? 教えて?」
友2「・・・いやぁ、その目は反則だねぇww」
私「もう、茶化すなww」
友2「それじゃあさ、ちょっとその辺に隠れててよ。そしたら、話してくれると思うから」
私「?」
よく分からなかったけど、カーテンとベッドと荷物の間に丸くなって収まった。そのまましばらく待つと、驚いたことに主治医が来た。
主「失礼するぞ」
友2「どーぞど-ぞー」
二人とも慣れた感じで挨拶した。
主「またみかんが来たみたいだな」
友2「そうですね、愛されちゃってましてww ・・・でも、ちゃんと早めに帰してますからー」
主「ああ」
友2「・・・それで、気が変わっちゃったりは」
主「してないな、まだ」
友2「ですかー。姉も会いたがってるんですけどねー」
主「・・・その前に、そこで隠れてるの。なめてんのかww」
びくっとして顔を出すと、しっかり見られてた
162 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:15:30.11 ID:/9El0yEo
み「ばれた」
主「当たり前だ。子供のかくれんぼじゃないんだぞ。・・・あんたの差し金か」
友2「んーどうでしたっけ」
主「・・・チッ。まあいい」
み「ねえ、何の話? 姉がどうとか」
主「・・・」
み「暴れるよ!」
主「分かったよww」
主「つまりだ。姉とやらへの面会謝絶を解けって言われてるんだよ」
み「え・・・。頼めば会えるものだったの?」
主「まぁ、強制力はないな」
み「!? じゃあさっさと会わせろ!」
主「そうはいかん。みかんの治療の邪魔だ」
み「・・・」
主「まあ説明させろ」
み「ん」
主「パッと見たときに感じてたが、みかんの体は、昔俺が預かった時よりかなりマシになってる。成長して、少し頑丈になったからだろう。だからこそ惜しいんだよ」
主「前の病院で、あんな日和見の処置ばかりじゃなかったら。それに、姉とやらと付き合って体力を浪費してなければ、今より治療を少し先に進められていたはずなんだ」
み「・・・それは違うもん。姉と会ったから良くなったって、前の人も言ってた・・・」
主「確かに、気持ちが救われたことで、影響が出たのかもしれない。○○医師は間近で見てて、そう感じたのかもしれん。しかし確証は無いし、少なくとも俺は主治医として、そういう受け止め方をしてるんだよ」
み「・・・」
主「最初に言っただろう。ずっと会わせないと言ってるわけじゃない。みかんの様子も見つつ、俺自身が姉を見定める。判断はそれからだ。そういう難しい判断をしなきゃいけない立場にいるんだよ。医者ってやつは」
み「・・・」
主「ま、頭が追いつかないだろうが、そういうもんだと理解はしとけ。じゃあな」
163 名前: ◆mvWX.t4SVk[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 20:16:02.17 ID:/9El0yEo
み「・・・」
友2「びっくりしたかね?」
み「うん」
友2「あの人は大した人だねー。ただ、私の気持ちとはちょっと違うからサ」
み「うん・・・」
友2「たかが学生の話だけど、あの人はちゃんと聞いてくれたよ。性格はちょっと・・・善人じゃないけどねーww」
み「そうだねww」
友2「だから、さっきも言ったけど、みかんは自分のことだけ考えてればいいのだよ! みかんの周りにいる人はみんな、みかんのために動いてるんだからね」
み「主治医は意地悪だけどね!」
友2「ふふっ。なんだか、好きな子をいじめる小学生みたいだよねー」
み「うわww でもそんな感じかも。もう30いくつだろうに・・・」
友2「ふふっww」
み「・・・なんか、友2ってすごいよね」
友2「ふっふっふ。身長だけでは測れぬ奥深さを知ったかね!」
み「でも背のおっきさは負けてるつもり無いぞ!」
友2「何十年後でもかかってきたまえ~ww」
こうして、一連のどたばたは終了。正確には二日にまたがった出来事だったけど、
まとめたらこんな感じに。これ以上は思い出しきれないww
報告おしまい! 聞いてくれてありがと~
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最終更新:2010年03月05日 13:23