敬語の種類

敬語の種類

敬語は、相手と語り手(書き手)との関係に応じて使い分けされます。

敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類があるとされています。
近年では、これらの3種類をさらに分けて5種類に分類する指針が文化庁から出されています(下記の5種類は文化庁のホームページ「敬語の指針」より抜粋)。
まずは敬語の種類をご覧ください。

一覧表
3種類の場合 5種類の場合
1.尊敬語 その人自身や、その人の行動、その人の所有物や、その人がおかれている環境などを高めて表現することにより、その人に対する敬意を表わす。 尊敬語 「いらっしゃる・おっしゃる」型 その動作をする人が、語り手(書き手)よりも上の場合に用いる
2.謙譲語 自分や、自分の行動、自分の所有物や、自分がおかれている環境などをへりくだって表現することにより、相手に対する敬意を表わす。 謙譲語I 「伺う・申し上げる」型 その動作をする人よりも、その動作を受ける相手が上の場合に用いる
謙譲語 II
(丁重語) 「参る・申す」型 その話の聞き手(読み手)が、語り手(書き手)よりも上の場合に用いる
3.丁寧語 「お」「ご」などの接頭語をつけたり、「です」「ます」をつけたりすることで、丁寧な表現をすることで相手への敬意を表わす。 丁寧語 「です・ます」型 その話の聞き手(読み手)が、語り手(書き手)よりも上の場合に用いる語尾。
美化語 「お酒・お料理」型 上品で丁寧になるとされる言葉遣い
最終更新:2012年04月05日 17:28