私はタブンネ。みんなは私たちタブンネのことを森のお医者さんって呼んでくれるの。
あれ?あそこに泣いてる人間の子がいるよ。怪我しちゃったのかな?お医者さんなんだからいやしのはどうで治してあげなきゃ!
うふふ♪人間さ「ぃよぉし!ようやくサンドバック捕まえたぜぇ…」 あれ?この人…子供じゃ無い!
何か不適な笑みを浮かべてる…怖いよぉ…
「なんだこいつ…急に泣き出して手出ししなくなるとでも思ってんのか?こういう態度が気にいらねぇんだよッ!」バキッ
痛いッ!なんで叩きつけるの…?ねぇなんで…?
「またその顔かよ…ムカつくんだよっ!」
蹴られて、殴られ、また蹴られ。もう痛みすら感じない。
なんだか、目のま、えが、まっく、らに…
…ここは?さっきの人はいない…。私…助かったの?
ほっぺたをつねると痛い。よかった…生きてた…!
でもここは…?あれ?私…ゲージの中にいるわ…。
外にいるのは…さっきの人…!
こうして、森のお医者さんと呼ばれ、いい気になっていたタブンネは、
ただのサンドバッグに成り下がったのでした
最終更新:2014年06月18日 22:39