タブンネ鍋

大きな陶器の器の中で行水をする赤ちゃんタブンネたち
ぱちゃぱちゃと気持ちよさそうに水遊びをしている
その様子を母親タブンネが優しい笑顔で見守っている
そこにいきなり赤くなるまで熱した石を投入!
一瞬にして水はゴーッと沸騰し小さなタブンネ達はピィィ!ピィィィィ!(赤ちゃんだから声が甲高い)
と絶叫しながら壁に向かって小さくピョンピョンとジャンプして器から逃げ出そうとする、
しかし縁にこってりと塗られた油と味噌で滑ってまた熱湯にドボン
やがてミッ…ミッ・・・と悲鳴もか細い物となり、青い目は白く濁り、完全に息絶えたようだ
母親タブンネは慌てて鍋に手を入れて子供を上げようとしたが、
洗ってない手で鍋に手を入れるのはいけないので、石熱し役のバシャーモからおしおきの顔面飛び膝蹴りを受けて
鼻血ブーでぶったおれてしまったようだ
そして楽しい夕飯のじかん、今日のメニューはタブンネの石焼き土手鍋だ
バシャーモが何個か肉を食べていると、生焼けであったのか嘴で咥えた瞬間に
「ピィィィィ!ピィィィィ!と騒ぎ始めた、
生だといけないので鍋に戻そうとした時、泣き声で眼が覚めたのかタブンネが強奪していった
バシャーモはちょっとムッとしたが、「一個ぐらいあげてもいいかな」と思ったのか見逃してやったようだ(優しいね!)
翌朝、タブンネを見ると昨日の肉をいつまでも抱きかかえていて、腐るといけないので取り上げて生ごみのゴミ箱に捨てた
最終更新:2014年06月18日 22:40