俺は野生のタブンネを殺って強奪したタマゴから孵ったタブンネを飼っている。
そのタブンネが甘えてくる。いつもは安心させるために撫でる。
だがこの日のために育てたんだ。今日は殴る。
殴られたタブンネは怯えていた。優しく振る舞っていた俺が殴ったからだ。
ここで人前で言えるわけない嘘をつく。
「すまないタブンネ!何故か勝手に体が…!」
俺に何かが取り憑いたと思ったのか、「ミィミィ!(ご主人から出てけっ!)」
と言いつつ俺を叩くタブンネ。
俺はタブンネを抑えつけたまま包丁を取り出す。タブンネは怯えて叩く手を止める。
「まさか…止めろ!止めろっー!」と言いながら包丁を目を瞑るタブンネに向け…
止める。「ぐおぉ…早く…逃げろ…」と痛い事を言うと、タブンネは逃げようとあがく。
だがここで包丁を刺す。「ミギィィィ!」という悲鳴をあげる。また刺す。
「止めろ!止めてくれぇ!」と言いながら。
タブンネがそろそろ力尽きる頃、「ごめんよ…タブンネ…」と言うと、「ミィ…(あなたは悪くないよ)」と言い返すタブンネ。
無理に笑っている。ここで「ごめんよ、タブンネ…全部嘘だから!(満面の笑み)」と言う。
タブンネは酷いよ…とでも言うような顔していたのでトドメをさしてやった。
最終更新:2014年06月18日 22:40