タブンネのお風呂

可愛いと思ってタブンネを飼い始めたが、うちのタブンネは食い意地が張っていていけない。
数時間おきに腹をすかせて「ミッ!ミッ!(ご飯ちょうだい)」とつきまとって来る。
餌を与えれば与えただけ食う。自分で加減がわからず食いすぎて腹を下したりする。
所かまわず漏らした下痢便の始末をするのは俺だ。
タブンネの方はちっとも恐縮せず感謝も示さず、汚れた尻をシャワーで洗ってやっている間も、
ちょっとお湯が熱いと振り返って「ミッ!」と文句を言ったり、飽きて来ると俺の手を払って逃げようとする。
今日も食いすぎて下痢をしたタブンネをバスルームに連れて行こうと抱き上げると、
「ミッ!」とむずかって暴れ俺の腹をしたたか蹴ったので、とうとう俺もキレた。
タブンネをバスルームに投げ込んだ。浴槽に後頭部をぶつけるタブンネ。
これまで体罰を受けたことがないので、痛む頭を押さえながら「?」と俺を見上げる。
「汚いんだよ、おまえは!」
そう言って熱湯シャワーをタブンネの全身に浴びせる。
「ミッ!ミッ!」と鳴きわめき、熱湯から逃れようと狭いバスルームを這い回るタブンネ。
シャワーを止めると怒ったように「ミッ!」と俺を睨みつける。

「この豚、俺を家来だとでも思ってるのか」とムッとした俺は、タブンネのぽっこりとした腹を蹴りつける。
「ミギィ!」
体を丸めたタブンネの耳を、触角を踏みつけ踏みにじる。
バスルームの隅に追い詰めて蹴りまくる。
するとタブンネはまたドドドッと軟便を垂れた。
「糞を垂れるな!」
濡れてまとまりやすくなった尻尾を、汚れた尻穴に詰め込む。
「ミィッ!ミヒッ…!」
半分くらい詰め込むと尻尾は安定して脱けなくなった。
タブンネは下腹部をヒクヒク震わせている。
そのままタブンネの手足を一つに縛り、庭のオボンの木に吊す。
道行く人間やポケモンが「やあ、ウンコタレのタブンネだ」と指さして笑う。
初めはぐったりとしていたタブンネだが、やがて首を伸ばして手近のオボンの実を食い始めた。
おいおい、おまえの尻穴は塞がっていて排便できないんだぞ。食って平気なのか?
タブンネの食欲に呆れつつ、俺は家の中から成り行きを見守る。(終)
最終更新:2014年06月20日 00:33