昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが暮らしていました。
お爺さんは育て屋ファームに、お婆さんは育て屋の受付に出かけました。
お婆さんが3番道路の橋でランチをとっていると、どんぶらこ~と大きなモモンの実が流れて来ました。
それを見たお婆さんは、モンスターボールからフタチマルを出し、実を回収させました。
モモンの実「・・・ミ・・・ッ・・・ミ・・・ィ」
婆「大きな木の実だねぇ。ちょっと柔らかくてヘタが白いフサフサで、何か聞こえるけど、持って帰ってみんなと食べようかね。」
受付の仕事も終わり家へ木の実を持ち帰りました。
爺「ばあさん、そのでかいモモンの実は何だい?」
婆「3番道路の川で見つけたんですよー。流れているところをフタチマルに拾ってきて貰ったんですよ」
爺「ほー、なるほど。早速、みんなで頂いてみようかの。キリキザン、きりさくを頼む」
キリキザンは鋭利な一振りで大きなモモンの実を真っ二つにしました。
ブシャアァァァァー。「ブヴィミ"ッィィギィィ!」
真っ二つの実から、赤い水が吹き出し不気味な絶叫が響き渡ります。
なんと、大きなモモンの実は、木の実のように丸められ金縛りで固められたタブンネだったのです。
爺「ありゃりゃ、こいつはタブンネじゃないか。どうやらタブンネで遊んでて元に戻さなかったようだのぉ」
婆「そんなことより、どうしますコレ」
爺「育て屋ファームでポケモン達の食事に使うから問題ない」と言い、お爺さんはタブンネを手際よく解体しました。
育て屋の保冷庫に新たな桃色お肉が追加されたのでした。めでたしめでたし。
最終更新:2014年06月20日 21:51