チンさん

多聞音飯店では熟練の料理人たちによってさまざまな料理が作られています
タブンネラーメンや北京タブンネなど皆さんのよく知ってるメニューもありますが、
今日は珍しいメニューを紹介しましょう

コックさんが子タブンネの毛をジョリジョリと剃ってますね
子タブンネはくすぐったそうにミッミッと笑ってます
次に、コックさんは子タブンネの頭に塗らしたガーゼをくるくると巻きます
息苦しそうにフーッフーッと鳴きながら小さなおててでガーゼをはずそうとしています
次に、中華包丁の背で子タブンネの手足を叩き折ります
子タブンネはフォーッ!フォーッ!と激しく呼吸しています。きっとガーゼの下で激しく泣き叫んでいるのでしょうね
次に、香辛料と秘伝のタレをまぜこんだ衣を、胴体の部分にまんべんなく塗りつけます
まんべんなく付けたら、そのまま中華鍋で熱しておいた油の中に投入します
子タブンネは体をくねらせて暴れるので、箸で押さえつけて胴体にまんべんなくお玉で油をぶっかけます
3分ほど油で揚げたら、お皿に盛り付けて、顔の布巾を外したら
見た目でも楽しめる料理、「腑雷怒多聞音」の完成です
なんと、揚げられたタブンネはまだ生きています
子タブンネは口から舌を出してハァハァと息をして、お客さんの嗜虐心を刺激します
絶妙な火加減で揚げられたジューシーなお肉を食べ進んでいくと、まだ動いてる心臓を見ることができます
心臓を箸できゅっと摘むと、子タブンネがチアノーゼを起こしてお客さんの笑いを誘います
最後は、残った内蔵に超熱々あんかけをかけて、即席のもつなべの完成です
「内蔵もおいしく食べていただきたいので、
卵から生まれたてで何も腹に入れてない新鮮な子タブンネを使用しています
当店にご来店の際にはぜひご賞味あれ」
と、名人コックのチンさんは次の子タブンネを揚げながら語る
最終更新:2014年07月21日 16:42