最近俺が飼っているタブンネがうるさい。俺にやきもちをぶつけることが多くなった。
最初、飼いやすいように素直な個体をもらったのだが、どうも悪い方に素直になったようだ。今では全然可愛いとは思えない。
そんなタブンネの嫉妬の行き先はアニメのキャラクターだった。最近、タブンネの世話に飽きた俺は、美少女がいっぱい出てくるアニメを見て癒されていた。
しかし、タブンネは俺がアニメを見るたびに、ミッミッと鳴き散らして暴力もためらいなくしてくる。
タブンネは「二次元の女と仲良くして許せない!」と言いたいようだ。
俺のストレスが相当溜まってきたある日、俺はタブンネにこう言った。
「俺は二次元の女が大好きだ。三次元のタブンネよりも大好きだ」
すると、タブンネは怒りだし、俺に往復ビンタやら突進やらしてきた。
本気で怒っているらしく、その攻撃力は俺の皮膚から血が滲む程だ。頭もクラクラする。
しかし、俺はさらにこう言った。
「なら、タブンネも二次元になる?二次元になればタブンネのことも大好きになれるよ」
すると、単純なタブンネは手を出すのを止め、笑顔になって首を縦に振った。
ということなので、タブンネにうつぶせになってもらった。
こうすれば二次元になれるの?とでも言いたそうに、何回も俺の顔をチラチラと見る。
その後、俺はローブシンをボールから出し、アームハンマーで一気にタブンネを潰した。
大量の血がローブシンのコンクリ柱から吹き出したが、タブンネの肉は見事に平面になった。
二次元になれてよかったねタブンネ。
最終更新:2014年07月21日 16:43