絶対数の少ない野生のキリキザンだが、キリキザンまで進化できたコマタナは今まで同列だった彼らを率いて狩りをするという
コマタナはイッシュのポケモンの中でももっと種族間の繋がりが強く、ひとつの集落をひとつの家族として表したりもする
そんなコマタナ達の狩りを今回見ていきたいと思う
ここはあるタブンネの集落、冬超えに備えオレンの実やオボンの実を蓄え、藁を編んだりしているところだ
タブンネも種族同士の繋がりが比較的強いポケモンだと言われており、冬超えは集落同士で身を寄せ合ってすることが多い
キリキザンの群れはこの集落に目をつけた
まずは入念に下調べをする、少数のコマタナ達が集落に潜入した
タブンネは並外れた聴力を持つ種族なのでできる限り音は立てないように行動している
まずは目測で数の確認、集落自体はそこまで大きくなさそうなのでせいぜい5,60程度だろう
次に効率よく強襲できるポイントを探す、いくつかのポイントに絞りそこを集団で襲うようだ
そして最後に標的となるタブンネのレベルを計測する
試しに側に落ちていた小石を拾い、音を立てないように岩場の方に投げた
岩と石がぶつかる音がする、本来高レベルなタブンネならこの音に気づくはずだが‥‥‥
どうやら気づいてないようだ、子タブンネは遊び呆けて母タブンネはそれを見守っている
レベルは高くないらしい、コマタナは合図をしてタブンネの集落を去った
そして狩り当日、高レベルなキリキザンは堂々と表口から侵入していく
タブンネ達は不審そうな顔をしながらもその恐ろしい風貌のキリキザンに手を出せないでいた
他のコマタナ達は各自一定数を保ち強襲ポイントで待機している
♂タブンネ数名がキリキザンを追い払おうとしたとき、キリキザンが大きな鳴き声をあげた
その鳴き声を共にコマタナ達が動きだした
まずはキリキザンから避難している非戦闘員のタブンネの背中をざっくりと切りつける
背骨にまで達するであろうその傷は致命傷とは言わずとも身動きのとれなくなるくらいのダメージを与えた
まずは外堀から埋めていく、常に安定した行動をとっていくのがコマタナ達の狩りである
それに呆気を取られた♂タブンネ達はそちらを振りむいてしまう
キリキザンに背を向けた状態のタブンネ達をキリキザンは一閃する
辻斬りと呼ばれる悪タイプの技だ
斬られたタブンネ達はがくりと倒れこんだ
それを見たタブンネ達は一斉に非常口から逃げ出し始めた
狭い非常口から我先にとタブンネ達が押し退け合い逃げていく
キリキザンはそれを見てケタケタと笑い声をあげた
すると非常口からタブンネの悲鳴が聞こえた
非常口にもコマタナが配置されていたのだ
そのもろ手の刃でタブンネ達を傷つけていくコマタナ達
すべてのタブンネを殺さず戦闘不能にしたコマタナ達、これで狩りは完了である
しかしコマタナ達は狩りが終わった後今度は虐殺を始めるのだ
それはなぜか、悪タイプはその自身の悪を磨き上げるためにこういう残虐な行為をすることが多いのだ
まずは手始めにキリキザンが倒れているタブンネのを仰向けにする
そしてそのタブンネの腹に手を突っ込んだ、内臓をひっかきまわすキリキザン
苦しそうにうめき声をあげるタブンネの臓器を掴み一気に引きずり出した
はらわたを引きずり出されたタブンネはタブンネとは思えない声をあげて絶命した
それを見たコマタナ達も一斉に虐殺に移り始めた
十数匹のコマタナで一匹のタブンネ親子を囲み、リンチし始める
致命傷に至らない部分を切り刻み、腕をへし折り歯を叩き割る
ボロボロになった母タブンネに見せつけるように今度は深く掘った穴に生まれたての子タブンネを放り投げた
そして全員でその子タブンネに対して放尿を始めた
どんどんと尿に埋まっていく子タブンネ、あっという間にその量は背丈を越えてしまった
ぼこぼこともがいてる子タブンネを動けない母タブンネに見せる、その数分後子タブンネは尿に溺れて息絶えた
目の色を失った母タブンネを見て一頻り笑った後臭い尿まみれの子タブンネをつまみ上げ放り投げた
余談ではあるがコマタナ達の文化にはエンガチョがあってその子タブンネをつまみあげたコマタナは集落に帰り手を洗うまで近寄ってもらえなかったという
こちらのコマタナ達は子タブンネ達の肉を食べているようだ
腹が減っては戦はできぬ、という言葉があるようにコマタナ達は雑食なので狩りや虐待の最中でそれを含めた捕食をすることが多い
「ミビャアアアアア、ビャ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」と子タブンネは叫び声をあげる
生きたまま捕食されている上にコマタナは痛がる部分を重点的に攻めている、その痛みは相当なものだろう
腹を食われ内臓が丸出しになった子タブンネを放り捨てる
僅かながらに息はしているがその呼吸はただ苦しみを長らえるだけだった
腹ごしらえが終わったコマタナ達は再び虐殺に移る
コマタナ達は食後の運動のつもりなのかいつもより大きな動きでタブンネを傷つけていた
一方でこちらの青いコマタナは単独で身動きの取れないタブンネを攻撃していた
腱を裂き、腹を刻むそのコマタナの目は強くなりたいという願望が現れているようだった
そのコマタナは一頻り傷つけたあと比較的外傷の少ないタブンネを見つけ再び攻撃を加え始めた
それを繰り返してるうちにそのコマタナの様子が変わり始めた
発光し、その風貌を変えていくコマタナはキリキザンに進化したのだ
青く輝くボディはすでに進化していたキリキザンとはまた別の趣を感じさせる
それを見たコマタナ達は一斉にその青いキリキザンをその場で祝った
青いキリキザンはコマタナ達の祝福に感謝する
そしてキリキザンが先ほど奪ったオボンの実を二つに割り、青いキリキザンに片割れを渡した
長い虐殺が終わった、その大半は死骸で埋め尽くされている
何匹が生き残りはいるもののほとんど虫の息だ、放っておいても問題はないだろう
コマタナはタブンネ達が冬超えのためにためていた木の実を抱えて集落を後にする
青いキリキザンも木の実を小脇に抱えてタブンネの集落を後にしようとした
すると足に何かがしがみついた、それは先ほどの狩りを生き残ったタブンネだった
タブンネは必至に命乞いをし、木の実を置いていってくれないかと懇願する
そんなタブンネを振りほどき、キリキザンはタブンネの顔をけり上げた
「ブヒェ!」という醜悪な鳴き声を発し倒れるタブンネ
鼻がへし折れ鼻血がボロボロと出ている、歯は欠け落ちてとても妖精グループとは思えない容姿だ
青いキリキザンは木の実を下し、そして最後の生き残りタブンネに襲いかかった
タブンネの頭を抱えひざ蹴りを喰らわす、その後怯んだタブンネの腹に辻斬りをした
叫び声と共に倒れるタブンネ、そのタブンネの耳を掴み無理やり立たせる
目じりに涙をためて絶望した表情で青いキリキザンを見つめるタブンネ
その眼が気に入らなかったのかキリキザンは尖った指でタブンネの突き刺す
一際大きな叫び声、それと共に目を押さえ崩れ落ちるタブンネ
それを見たキリキザンは笑みを浮かべ、木の実を拾いタブンネの集落を後にした
これがコマタナの群れの狩りの内容である
群れで行動するコマタナとタブンネ、どうしてここまで差がついたのか
それはひとえに、先ほどの青いキリキザンのように強くなることに執着したのと
媚を売ることに執着したことの違いではないかと、私はそう思う
最終更新:2014年09月06日 13:19