それはアルセウスが議長を務める神聖なるポケモンの話し合いの場である。
今日はタブンネが提出した「タブンネ愛護法案」の審議であった。
アルセウス「ではこのタブンネ愛護法案を賛成の方は御起立を」
するとタブンネが勢いよく立った。
タブンネは心の中で
「5年も掛けてアルセウス様に媚びを売った甲斐があったミィ!他のポケモン達もきっと賛成してくれるミィ!」
しかし誰も立ち上がらなかった。
アルセウス「賛成1匹」
アルセウス「それでは反対の方も御起立を」
するとタブンネ以外の全てのポケモン達が立った。
アルセウス「反対多数、よってこの法案は否決されました。」
タブンネ「待つミィ!まだ少数意見の尊重があるミィ!」
しかしアルセウスにはその声は届かず。
アルセウス「長かった議会もこれにて閉会です、皆様お集まり頂きありがとうございます。」
っと同時にポケモン達はぞろぞろと帰って行った。
議会でポツンと独りになったタブンネは…
タブンネ「こんなのないミィ、どうしてタブンネは酷い目にあうミィ!こんな可愛いタブンネちゃんをどうして……」
っと泣き崩れていた。
するとアルセウス議長が現れこう口を開いた。
アルセウス「それはお前が嫌われているからだよ」
アルセウス「ホントお前は私の失敗作品だ!」
それを聞いたタブンネは
「そんな…そんなミィ…う、ウギャアアアアアアアア」
っと発狂しまくった。それは神聖なる議会に響いた。
アルセウスは「あ~あうるせー糞豚だなあ」っとぼやいていた。
終
最終更新:2014年09月29日 18:04