ジョウト神話 ~3本足のヤミカラス~

ジョウトのあるヤミカラスの集落に3本足のヤミカラスが生まれました
3本足のヤミカラスは忌み嫌われ、集落から村八分にされていました
親が死に、集落からも見捨てられたヤミカラスは群れを外れただ一人木の上でたたずむ毎日でした
唯一ヤミカラスの希望であったのは親が残した形見の宝石だけでした
黒色に光るその宝石はまるでヤミカラスの色と同じようでした
するとある日その集落にタブンネの集団がやってきたのです
どうやら余所の地方から来た人間が野に放ったようで10万ボルト等を使いヤミカラスを痛めつけています
醜く肥え太ったタブンネはヤミカラスの攻撃をものともせず、ヤミカラス達をせん滅していきます
そして冬超えの木の実を奪い、その場を去って行きました
しかしそこに3本足のヤミカラスが立ちはだかりました
まだ幼い体躯で集団のタブンネ達を威嚇します
それを嘲笑し、タブンネの一匹が3本足のヤミカラスに10万ボルトを撃ちます
しかしヤミカラスはそれに耐えたのです、何度攻撃されても立ち上がるヤミカラス

その姿に集落中のヤミカラスは後悔しました、自分達は何て事をしていたのだろうと
幼いけれど勇敢に戦うその姿はまるで戦士のようでした、何度攻撃されてもヤミカラスは立ち上がります
するとその時奇跡が起こったのです、3本足のヤミカラスは発光し、その姿を変えていきます
そしてヤミカラスはなんと、ドンカラスへと変貌を遂げたのです
実はあの黒色の宝石は闇の石で、その力でヤミカラスはドンカラスへと進化したのです
突然の進化に慄くタブンネ達でしたが、再び攻撃を開始します
しかしそれをドンカラスはふきとばしてしまいます

それからドンカラスは集落の長となり、戦えない者に自衛の術を教え、飢えている者には木の実と狩りの仕方を教えました
タブンネ達の巣に降り立った群れは一斉にタブンネに襲い掛かります
ドンカラスが先陣を切りタブンネ達をエアスラッシュやブレイブバード、熱風等でけん制していきます
エアスラッシュで腹を切り裂かれたタブンネ達は後続のヤミカラス達に啄ばまれます
ヤミカラス達は内臓を引き出し生きたままタブンネ達を捕食するのです
熱風を撃たれたタブンネ達は火傷を負い酷く苦しんでいます
そうした弱っているタブンネ達をドンカラスはまだ若いヤミカラスの狩りの練習台へと使うのです
そして集落のボスタブンネ等にはブレイブバード等で徹底的に潰していきます
力の差は歴然で、ボロボロになったボスタブンネの喉を啄ばみとどめを刺します
こうして力の使い方や技、狩りの仕方などを見せてほかのヤミカラス達を育成するのです
この様に勇猛果敢に戦うヤミカラスの群れは人々に感動を与えました
そしてジョウトでは今でもこの勇敢な3本足のドンカラスを「ヤタガラス」という名で親しみ、勝利の神として祭られいます
最終更新:2014年09月29日 18:16