俺はそこそこのポケモントレーナーだ相棒はプテラとヴォーグル
どちらもかっこよく物理戦では非常に役に立ってくれる自慢のポケモンだ
そんな2匹をだし今日はエルフーンちゃんを探しにヤグルマの森にやってきた
しばらくさがしていると…急に甲高い声と引く篭ったひどい歌が聞こえだした
「うぇ、何だよこの酷い歌は!」
俺は怒りを我慢しながら歌を止めるべく音源の元へ行くとそこには2匹…いや一人と一匹のポケモンが合唱していた
正体はすぐに分かったタブンネとそれにそっくりなメタボ腹のトレーナーだ
野生の底辺、媚びた顔にメタボな腹鳴き声が人の神経を逆立て近隣住民が迷惑している迷惑ポケモンだ
「フゥフゥ、タブンネは今日もかわいいフゥ」
「ブミィブミィ♪」
なるほどなさっきからエルフーンちゃんが出てこないと思ったらこいつらの騒音が原因でみんな逃げていたんだな
周りのポケモンも迷惑で逃げてしまったみたいだしここは世のため人のため騒音の原因を駆除しないとな
「ヴォーグル!タブンネにフリーフォールだ」
ヴォーグルはすぐさまタブンネを持ち上げ上空へ飛び去った
「ブフォ!ななにすんだヴォ、最高の生物タブンネを返せヴォ!」
これが最高の生物?まぁいい返せというなら返さないと人のポケモン盗ったら泥棒だもんな
「ヴォーグル、その肉の塊離していいぞ」
ヴォーグルは上空5mタブンネを離す
「だ!だぁぶんねじゃん!!」
トレーナーがタブンネを抱きかかえようと走っていく
「プテラ!ステルスロック」
タブンネの落下地点にステルスロックを放ちトレーナーの行く手をふさぐ
そしてタブンネがステルスロックの上に落下
「ブギゲェギガァガアアアァァ!!」
酷い絶叫と共にその場が赤に変わる
その場に泣き崩れるトレーナー
そしてどこからか拍手が聞こえたその先を見てみるとなんとエルフーンちゃんが笑顔でパチパチ手を叩いていたのだ
いたずらごごろ満点のエルフーンにとっては今の劇はものすごく面白かったらしく是非一緒に旅をしたいといってくれた
俺はモンスターボールにエルフーンをいれトレーナーの鳴き声しか響かないその場を後にしたのだ
最終更新:2014年10月07日 22:18