ポケ歴1999年4月のこと、ポケモンしかいない世界に争いの火種が起こった。
約15億匹のタブンネが住む巨大なるタブンネ集落。元々は1つの国家だったが、現在大国ポケトリスに併合。
国家の監視下に置かれていた。祖国を併合されることに異を唱えるタブンネ達もいたが、大国に守られる
安全もあってか、平和ボケのタブンネ達は呆気なく祖国を明け渡してしまう。
だが、大した束縛も無く、タブンネ達は呑気に木の実を齧り、楽しく暮らしていた。
そんな中、3匹の
タブンネ一家が惨殺され、集落の中心街に晒し首にされていた。
犯人は集落の警備に当たっていたムクホーク。なんで何もしていない私たちがこんな目に逢わなければならないのか?
疑惑は暴動に繋がり、タブンネ達は殺された親子を神として崇拝し、ミィミィ神の下、集落付近のバタフリーや
オニスズメの村を襲い、惨殺盗みを繰り返し、やきはらうなどの被害を加えた。
止まらない暴動に、軍事国家ポケトリスは一つの作戦を決断した。それこそがタブンネ集落殲滅戦である。
ポケトリスが殲滅準備をする中、タブンネ集落はいつものようにのんべんだらりとしていた。
ポケトリスより南にあるタブンネ集落は巨木がそびえる野原をセントラル(中央)とし、岸壁のそびえ高山植物の繁茂する北エリア
住みよい森の西エリア、川と温暖な気候の東エリア、海と潮風が心地よい南エリア。
その地に四季折々の木の実が繁茂し、タブンネ達は快適に生活している。
「今日も良い天気だミィ」「チィチィ」「この平和も我らがミィミィ神のおかげだミィ」
何も知らないタブンネ達が雲一つ無い青い空を見上げる。
そのころ上空ではボーマンダと5体のリザードンが飛来していた。何を隠そう、彼らはポケトリスの殲滅隊。
空襲担当ボーマンダ部隊である。西エリア上空に着くと隊長ボーマンダは
ボーマンダ「いいか。俺らの炎が開戦の合図なンダ。豪快に行くぞ、野郎ども!」「シャラァァ!!」
「いくぞ火炎放射!!!」「ラジャァァ!」ゴオオオオオォオオォオオォオオ
「グビャァァァァァァァァァァァァァァァァァアアァアアァァアアァアア!!?」
あっという間に西エリアが火に包まれる。いきなりの上空攻撃に戸惑うタブンネ達。
遂に15億匹のタブンネ集落が地獄に変わり始めた・・・。
火に包まれ、10棟の民家が火に包まれる。まだ朝の9時。屋外には多数のタブンネがいた。
しかし、上空から雨あられの如く火は降り注ぐ。「ミギャアー!」「ミヒィー!」「ミガアア!」
タブンネ達は悲鳴を上げながら逃げ惑う。なかには火に包まれ焼けていく者、自分の家を焼かれ絶望する者、
親とはぐれ、泣きわめく子タブンネ。「ミエーンミエーン!ママァどこ?怖いよォ!」
しかし、そんな子タブンネにも無慈悲な炎が襲う。「ウビイィイイィィ!?ママァ!あついよォ!助けてェ!」
だが、ママンネが見つけた頃には子どもは炭の人形となっていた。「可哀想のぼうや・・・神様・・・」
ママンネも降り注ぐ火に包まれていく。声一つあげずに・・・。
「チィチ・・・ミグゥ!」地面に放り出されたべビンネなど、逃げ惑うタブンネに踏み殺されていく。
西エリアの住人タブンネが皆、本能を剥き出し、それぞれの恐怖の叫び、絶望の悲鳴を上げ、地上は焦げた豚肉の匂いで充満し、
朝だというのに空は黒煙で真っ黒に染まっていた。そんな光景をみるボーマンダ部隊。
「ギャッハッハッハ!見ろ!タブンネがゴミのようだ!グッハッハッハ!!」
西エリアが火に包まれる頃、岸壁がそびえる北エリアでも新たな殲滅が始まっていた。
バンギラス「ッハァアア!!ここが北エリアか。壊し甲斐のある良い場所じゃねえか。いくぞ野郎ども!!」
これは陸上殲滅隊のバンギラス部隊。その他ドサイドン、ハガネール、ギガイアスなど、屈強なポケモン達が揃う。
「行くぞ!暴れろ!壊せ!殺しつくせェ!」「ラジャァァ!!」一気にふもとに降り立ち暴れ回るバンギラス部隊。
バンギラスが暴れることで山が崩れ、民家は粉砕される。集落タブンネは困惑の中、逃げ惑う。
ドサイドンによる子タブ砲で親ンネを破裂させ、ギガイアスのステルスロックが逃げ惑うタブンネ達をを貫く。
ハガネールのアイアンテールが民家をなぎ倒す。街は瓦礫の山へ変わった。
そして、捕まえたタブンネ達を巨大な穴に投げ入れる。「お願いします。助けてミィ。」「ここから出して。」「こんなこと止めてミィ」
しかし、北エリアの住人2億匹が寿司詰めになると、生き埋めにされた。「助けて!ミィミィ神!!」
そして、埋まった穴に向かって全員が破壊光線を撃つ。「グビャァァァァァァァァァアアァアア!!?」
地中からの2億匹の断末魔がこだまし、北エリアは全滅した。
最終更新:2014年10月07日 22:36