希望はマボロシの彼方に

俺は学生兼ポケモントレーナーだが強いポケモンなんて持っていない。
持っているポケモンは相棒の旅の途中に貰ったヒコザルとポッチャマとナエトルぐらいだ。
まあ表向きはそんな感じだ。実は俺はタブンネ虐待愛好会に入っているんだ。
周りが愛護だらけなので隠している。
それでは本題に移る。
丁度一週間前は会長さんの新発見の発表会の日だった。
会長「本日は皆様来てくれてありがとうございます、それでは発表します。
最近タブンネが私たちを本能で天敵と認識し始めたみたいです。要はタブンネが少しだけ進化しました、ものすごく遅いっすねwwwwwwww これを機に新たな虐待を発明できそうですwwwwwww」
一同「wwwwwwwww楽しみwwwwwwwwwwwww」
みんなそうしてたよ。俺もそうしてたさ。
だけど今日、こんな事件が発生した。
俺達愛好会たちは皆招集された。
会長「今日の早朝、一匹の遺伝子異常で知能が発達したタブンネが他のタブンネと共に愛好会から脱出するという事態が発生しました!
タブンネには予め位置がわかるように機械をつけていたんですけどねぇ・・・・途中で壊されたようです。」
会員1「それで、最後に送られた場所は?」
会長「『ホウエン地方の130番水道で停滞している』です。この場所には陸地がありません、これらから察するに『彼らは幻島に逃走した』」
会員1「そんな・・・バナナ・・・・wwwどうせ溺れてるでしょうよwwww」
一同「wwwwwwwww」
会員2「でもよ・・・ホウエンの知人に今さっき電話したんだけどよ『試しにキナギの爺さんに聞いたけど今日は見えたってさ』だとよ」
一同「!?」
じゃあ・・・・マジか・・・・
そんな声が聞こえる。
会長「そんな事なら総動員で幻島へ突撃して連れ戻せばいいでしょう、でももうすぐ日付が変わってしまいます。」
一同「じゃあまた次の機会まで待たなければいけないのか・・・・」
会長「これでは集会を終わりにします、各自次の機会までに準備や鍛錬をしておくように!」
一同「はい!」

一方タブンネ側

(※ポケモン喋ってますが翻訳です、ポケモン同士の言葉は通じる、人間には通じない、人間の言葉はポケモンに通じる。 )

タブンネ達も相当苦労してたどり着いたようで、最初は100匹近くいたタブンネ

もすっかり10匹まで減ったようです。
リーダンネ「ミィ・・・・(ここまで辿りつけば・・・・ハッ、人?って美人さんだ!俺の好みにストライク!)」
一同「ミィ!(ストライク!)」
全員オスンネだったようです。
そこにいたのは一人の20歳くらいの若い女性。かなり美人だ。
???「(あ、タブンネだ、10匹いる。でもなんでこんな所に・・・・・訳有り なんだろうな、居させてあげようか。)」
???「ねぇ、君?」
リーダンネ「ミィ?(あれ・・・・敵意がない・・・・)」
???「ほら、あそこできのみ栽培してるんだ、食べる?」
一同「ミィ!(喜んで!)」
どうやらあの人は虐待側ではないようです。

???「このきのみはここでしか取れないんだ、折角だしと思って栽培を始めたんだ」
一同「いっただっきま~す!モグモグモグ・・・・んんんんん甘いいいいいいいいいい・・・・・・・・・辛あああああああああああああああああ!・・・・・・・ハーハー」
???「あらら、でもおいしいでしょ?」
一同「ミィ!ミィミィ!(不味い!・・・・)」
???「美味かったのね!もっと食べていいのよ!」
一同「ミィ・・・・(でも無いよりはいいか)」
リーダンネによって賢くなってるみたいです
一同「モグモグモグ・・・・・フゥ・・・・モグモグモグ・・・・・フゥ・・・ ・」
ルシア「あら、もう食べきっちゃった、言い忘れてたけど、私はルシア、よろしくね。ここに来る人は少なくてね。」


一同「ミィ!(よろしく!)」
ルシア「あとこの島にはソーナノっていうポケモンの群れがいるから、仲良くし てね。一緒に鍛えるのもいいかもね。」
一同「ミィ!(美人さんの言うことは聞くぜ!)」
全員服従したようです
リーダーソーナノ(以下リーダーナノ)「ソーナノ?(ルシアさんに聞いたけど 君たちがそのタブンネの群れ?よろしくね)」
一同「ミィ!(よろしく!)」
ルシア「折角だし、一緒に鍛えてみる?」
彼女はポケモントレーナーの知識ももってるようです
タブンネ、ソーナノ一同「ミィ!ソーナノ!(うん!)」
それからタブンネの生活が始まった。

幸せな生活から・・・後は予想できるな
一方愛好会達は・・・・
俺「どう育てようかな・・・・・」
会長「お、君のポケモンさり気なく必須項目は全てVじゃないか!いいポケモンになるぞ!」
俺「そうですか!ありがとうございます!」
俺も一応用語は分かるただ廃人じみた育成というのはやったことがなかった。
この育成でどう強くなれるか楽しみだ。
後筆者が忘れたので言い忘れていたが俺の名前はコウキだ。
会長「まずは努力値振り直すぞ、もう俺はポケモンの育成が終わったからその余りをあげるよ。 教えた手順の通りに食べさせるんだ。いいな?」
コウキ「はい!」

(ここからは廃人作業なので省略 )

3回目の集会
会長「作戦会議を始めます」
一同「はい!」
会長「この前はノリであんなこと言ってしまったが正直金が虐待グッズの開発にあててしまって無いんです。どうしましょう。」
会員3「それなら私のエスパーポケモンにテレポートを覚えさせてあります!ホウエンから連れてきた子もいるのでホウエンの場所を覚えさせてきます!いくぞ、サーナイト」
サーナイト「・・・・・」ピシュン
会長「移動手段の確保は出来ました、次は虐待のプランです」
会員3「はい!ただいま戻って参りました!」
会長「ご苦労様、って随分速いんですね。それでは虐待のプランはどうしましょう。でも聞いても同じ答えが返ってくるでしょうから痛めつけてから連れ帰る事にします」
一同「はい!」
会長「今回の集会はここで終わりにします、各自準備と鍛練をしておくこと!」



それから数年後
俺もすっかり成人だ。ヒコザルたちもすっかり廃人育成のお陰で立派なLv100最終進化形になった。1ヶ月弱でなるのは内緒な。
タブンネの虐待活動は復興したどころかより盛んになってる。
あの日以来まぼろしじまは出てないみたいだ。
ところがある日、まぼろしじまが見えたという連絡が入った。そこで会長さんと共に愛好会員達は予定どおりテレポートで向かったんだ。でも・・・・・
一方数日前のタブンネ
タブンネもタブンネで毎日チイラのみを食って育つというおぼっちゃまも真っ青な贅沢をしつつソーナノやタブンネと特訓したためかなり強力に育った。
こんな感じ
HP努力値255
攻撃種族値換算240(チイラのみ食いすぎで4倍)
防御努力値127
特攻特になし
特防努力値127
素早さ特になし

リーダンネが散歩をしていると、物置小屋を見つけました。ルシアさんもここのことはよく分からないそうです。
物置小屋に入ってみると、フラスコのような物がありました。フラスコには中身があり、フラスコにM2と書かれていました。
しかしリーダンネには何の事か分からず、喉が渇いていたのもあり、フラスコの中身を一気飲みしてしまいました。

リーダンネがみんなのところに帰った時、リーダンネに異変が起こった
リーダンネ「ミュイイイイイイイイイイイイイイイイアアアアアアアアアアアアアアア!」
人格が蝕まれていく、力がみなぎってくる
その感覚はあったしかし抵抗するまもなく理性は消えてしまう
そう、あの時飲んだフラスコの中身はミュウツーの遺伝子、破壊の遺伝子だったのだ。
リーダンネ「ミヒヒヒヒ・・・・・ミュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
リーダンネは雄叫びを上げると一匹のタブンネに向かい突進した。
タブンネ「ミギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
タブンネの体は無残に砕け散った
ルシア「・・・・・・・・・」
最終更新:2014年12月26日 02:06