TURN 25:最後の敵

ここはエリア11、いやゼロという英雄に救われた後日本という名を取り戻した日本だ。
しばらくの間はゼロレクイエムにより世界は対話という席へとついていた、しかしある時それは一変した。


日本国首相となった扇、彼は元扇グループというテロリストでそれが世間の明るみに出て首相を降ろさせようと内乱が起きていた
かつての仲間もゼロというカリスマに引かれ集まってきたのであって扇如きが招集をかけても一人も集まってこなかった
仕方なく彼は逃げた先で異形の力を得る、それはギアス「異世界からタブンネを召喚するギアス」だ
タブンネは非常に弱く戦力にならないがその召喚先の世界でもとびぬけて数が多くしかもその劣悪な脂肪から人々に嫌われた
扇は数十億というタブンネを日本に召喚した、戦力では雑魚だったが数が多くさらにその腐臭の元が多く発生したので吐き気嘔吐でみなへたり込んでしまった
そう扇は質量で攻め日本を支配したのだ

だがその情報は神聖ブリタニア帝国にすぐ伝わる、神聖ブリタニア帝国100代皇帝ナナリー・ヴィ・ブリタニアと超合衆国連合皇かぐやの要請によりナイトメアフレームの派遣が決定したのだ
数百機を超えるヴィンセント・ウォードが日本へと派遣される、それを迎え撃つは独裁首相扇とタブンネ数十億匹
まず皮切り出したのはヴィンセント・ウォードだった、降下しながらマシンガンを放ちタブンネを蹴散らしているが
「いまだコアに取り付け」
降下してきたヴィンセント・ウォードのコアに取りつき自らの汗や糞や尿をコアを数十匹のタブンネが一斉に発する
ナイトメアフレームは第九世代など一部を除き水中動作ができるほどコアの気密性が正しくなく匂いがコア内部に充満する
たまらず脱出を図るパイロット、扇はその圧倒的な質量と臭いで相手を倒す手を考えていたのだ、まさに卑怯かつ卑劣な戦法である
ヴィンセント・ウォードが数百単位で駆逐するが数十億もいるため一向に減らずさらに捨て身の匂い戦法で数百いるヴィンセント・ウォードは次々と減っていく
もう絶体絶命かと思ったその時、一筋の赤いエネルギーの塊、ハドロンブラスターがタブンネ軍団を直撃したのだ

扇とタブンネがそのエネルギーの出現元を見るとそこには1つのナイトメアがいた
「ま、まさか超合衆国連合直属、皇月カレン」
そこには先の大戦から修復された紅蓮、紅蓮聖天八極式が現れたのだ
「残念ね扇さん、いや逆賊扇」
「う、うるさい」
扇はタブンネに一斉に紅蓮に襲い掛かるように指示し自分は元から用意していた暁に乗り込む
タブンネ数十億匹が一斉に紅蓮に向かい突進していくが
「あわれね、こんな汚い豚にすがるなんて」
エナジーウィングを展開しそこから繰り出される超加速により次々とタブンネを切り裂く
さらに遠距離のタブンネには輻射破動砲を放つ、次々に破裂していく
物の5分で数十億のタブンネを倒し残りは扇の暁と数匹のタブンネのみとなった
「くっそ、こうなったらお前ら特攻を、って何を」
タブンネに指示をだしたがその残ったタブンネは扇の暁を取り押さえカレンの紅蓮に媚のまなざしを向ける
絶対に勝てないと分かったから主を差し出し自分だけ助かろうという魂胆だろ、しかし
「私はね、そういうやつがだいっきらいなんだ!!」
右腕のスラッシュハーケンを暁の目の前まで持っていき輻射破動砲で暁もろともタブンネに浴びせる
「ミギャーーーーーーー!」
「カレン!この!このやろう!」

こうして扇総理の反逆はむなしくも失敗に終わった
日本総理には過去に黒いもののないまともな人がつき今度こそ真のゼロレクイエム、つまり平和が来た

(終わり)
最終更新:2014年12月31日 20:01