「チィッ!チィッ!チィッ!」
「ミィミィーーー!!」
さあママンネちゃん、ベビちゃんとのお別れは済んだかな?
あとはこのフードプロセッサーの
スイッチを入れるだけだねw
「ミィィィ!!」
今更やめてって言われてもねーw
他の子タブンネちゃん3匹に美味しいお肉食べさせてあげたいねって聞いたら
ママンネちゃんもうんうん頷いてたじゃないの、忘れたの?
たまたま末っ子のベビちゃんを素材に使うことになったけどさ
丸々太ったベビちゃんならきっといいお肉になれるよ!
「ミィィ!!ミィィ!!」
えー、やなの?困ったなー、ベビちゃんを助けちゃうんだー
じゃあ代わりに子タブンネちゃん3匹と預かってる卵3個を料理しちゃおうかな
ねえ、どっちがいい?ベビちゃん1匹と、上の子3匹プラス下の子3個w
「ミ・・・ミッ・・・ミッ・・・」
そうだよねー、6対1だもんねー、簡単な計算でしたw
「チィィー!チィーッ!!」
ベビちゃんも観念しなさい、君はお兄ちゃんたちの血となり肉となって生きるのさw
それじゃスイッチ押してね、僕じゃないよ、ママンネちゃんが押すんだよ
「ミィィッ・・・」
そうそう、全部ママンネちゃんに作業してもらうんだからね
はい押してw プルプル震えてないで、さあ、押・し・てw
「ミ・・ミィッ!!」」
「チィチ・・・ヂギャァァーッ!!!!!!」
「ミィィッ・・・!」
はーいママンネちゃん、耳を押さえて涙を流してちゃ料理はできないよw
スイッチ切ってねー、はい美味しそうなタブミンチ肉のできあがり~
「ミィィ、ミィィ・・・」
じゃあそれを取り出してね、まな板の上でよーくこねてください
「ミッ・・・ミッ・・・」
あらあら、滝のように涙流しちゃってw でもそれでいいんだよ
ママンネちゃんの涙が肉に染み込んで、絶妙の隠し味になるんだからw
よくこねたら3つに千切って形を整えて、さあフライパンで焼きましょう
「ミィ・・」
ん~、香ばしくていい匂いだねえ・・・おや?何か聞こえるぞ?
『ヂヂィィィ!!』
「ミッ!?ミミッ!!」
なーんちゃって、ごめんごめんw 今のは僕がベビちゃんの鳴き真似をしただけでした~w
常識で考えたらミンチ肉が生き返るわけないじゃんw
「ミィッ!!ミッミッ!!」
やだもう~、ママンネちゃんたら怒らないでよw 軽いジョークだから、ジョークw
とか言ってる間にできあがったみたいだね、ほーら美味しそうなハンバーグ!
「ミ・・・ミィィ・・・・」
またまた涙溢れさせちゃって可愛いねママンネちゃんw
さあさ、お皿に盛り付けてね、子タブンネちゃんたちがお腹空かせて待ってるよw
はーいお待たせ子タブンネちゃんたち、今日のお昼はハンバーグだよ!
ママが全部作ってくれたんだよ、美味しそうだねw
「ミッミッ♪」「ミッミッ♪」「ミッミー♪」
さあ召し上がれ、残さず食べてねw
「ミィ♪」「ミィ♪」「ミィ♪」
いい食べっぷりだ、ベビちゃんの姿が見えないのにも気づかないくらい夢中だねw
「ミィィ・・・」
ママンネちゃんもスクスク育つ我が子の姿に涙が止まらないみたいだね!
よかったよかったw
さあ、約束だから卵は返してあげよう
「ミィッ!!」
もう、そんな怖い顔しないでってばw
「ミィ・・・ミィィ・・・」
あらら、また泣いちゃったw ベビちゃんのこと思い出しちゃった?
きっとベビちゃんに負けないくらいに可愛い、新しい子が生まれてくるよ!
…でも実は、預かってる間に卵は全部ゆで卵にしちゃったんだけどねw
ママンネちゃんたら何日後に気づくかなあ、プププw
最終更新:2014年12月31日 20:05