角煮

  • 角煮
とても仲の良さそうな二匹のタブンネがいた
見ているとこちらまで微笑ましくなってくる
俺はそのタブンネたちに頻繁に会いに行き、とても仲良くなった
いつもご飯やおもちゃを持っていくので、俺が来ると嬉しそうに近づいてくる

今日会いに行くと、1匹しかいなかった
1匹でいるタブンネはとてもつまらなさそうにしており、仲の良いタブンネが来るのを待っているようだった
俺はいつものようにタブンネのもとへ行った
俺の姿を認めると、つまらなさそうな顔から一転、とても嬉しそうな表情でこちらへ走ってきた
「今日はちょっと頑張って、角煮を作ってきたよ」
そう言って、持ってきた角煮を差し出すとタブンネは喜んで受け取った
しかし、仲の良いタブンネと一緒に食べたいのか、食べるのをためらっている
健気でとても可愛い、やはりタブンネは癒しをくれる
「冷めちゃうのも勿体無いし、まだ沢山あるから先に食べていいよ」
そう言ってあげると、美味しそうに角煮を食べだした
あぁ、本当に美味しそうに食べている、その姿もとても可愛らしい
そして俺は、
「それでこっちは取って置きのおもちゃ、今見せてあげるね」
といい、ちょうどタブンネの頭が入るぐらいのサイズのふろしきを
最終更新:2014年06月18日 02:27