闇夜から迫る影

俺は最近困っていた
実は実家の農家を次それなりに軌道に乗ったのだがトラブルが起きた
観光に来たというタブンネ愛護団体がカロス地方乗っ取りの為に近くに基地を作ったのだ
当然近くの自警団が集結し奴らを縛り海にほうり投げたがその際に一緒に始末するはずだったタブンネが逃げ出した
タブンネは人のものは自分のものという自分勝手な思考を持ち
協調性もなく己の快楽のみを優先する最低最悪の生物として知られている

…当然俺の畑は荒らされ土も糞まみれにされ壊滅的状況になってしまった
しかもあいつ等はタブンネにしては珍しく警戒心がある
普通だったらどんな強ポケを連れて駆逐しにいっても自分が上だとつけあがり簡単に血祭りに上げられる
しかし奴らは逃げるのだ、人間からも、体格のいいポケモンからも
そのため思った以上に難航していたが、今日一つの案を思いついたのだ
俺が友人からもらい受けたこのパンプジンを使って…
まずはパンプジンの一番小さなサイズを大量に周囲に解き放つ
タブンネ共は人間と退治様の大型のポケモンには反応するが
小さなポケモンにはいつものムカつくドヤンネ顔をするのだ

夜、タブンネ共が群れを成して現れた
糞組織の置き土産で俺の畑を踏みにじるムカつく顔だ
あの全身の情けないブヨブヨのデブバラがこれからどうなるか楽しみだ
まずは数匹のゴミが木の実畑にきた
奴らの目は血走っていて物を食べる卑しい心しかないのが見て取れる
しかし手足が短い劣等種で腹の肉が邪魔で木まで届かない
どのようにしてとるのか見ていると…
まず一匹のタブンネが横になったそこからハムが重なる見たく上に載っていき
適度の高さになったらその上に木の実をとる役が乗るという作戦だ
なるほど人や動物から逃げるだけあって頭は多少使えるらしい

…しかし警戒しなさすぎだ、お前らがとる木の実をよく見てみろ…

タブンネが木の実に手をかけた瞬間いきなり木の実に顔が出来わらいだしたのだ
いやそれは木の実だと思っていた小さいパンプジンの体だったのだ
いきなりの驚かすにおどろいてしまいひるんでしまうタブンネ共
普段ムカつくドヤ顔がもっと間抜け顔になっているのは滑稽の極みだった
そこからオレンジ色の髪の毛を伸ばしブヨブヨのハムをまとめで縛り上げる
『ミゲエ・・・・・・・・・・・・・・』
深い絶望と苦しみを心の底から声にする姿にパンプジンはその顔に似合うケタケタした笑いで苦しめる
俺もそんぱパンプジンの可愛い姿と糞ハムの悲鳴に笑みを漏らしてしまう
暫く締め上げると…ぶちゃん!…という音がして肉片が飛び散る
畑を荒らす奴にはお似合いの末路だ、周囲を見ると他の木も同じような事になってる
木の実畑はもう安全だな、俺は次は野菜畑に向かった
お次は畑
すでに四つん這いになってあの短い腕で非効率なほり方をしていた
顔はあの薄気味悪い青い目に血管が血走り口からは涎と唾を飛ばし
まさに欲望の奴隷というのに相応しい形相で掘り進めていた

そして一匹が何か掘り当てたらしくとったぞ!のポーズをしながら
ミィーーーーーーーーー!と舌と涎を垂らし高らかにあげた
しかしその実は…いうまであるまい、丸いパンプジンだ

パンプジンはまずハロウィンという相手をゴーストタイプにする
驚いてパンプジンを放り投げるタブンネ
その顔は怒りに満ちていて鼻水が飛ぶほど鼻から息をふんがーふんがー拭きながら落ちてくるパンプジンを待ち受ける
しかし落ちてきたのは…とくだいサイズのパンプジンだ
通常ゴーストはノーマルに無効にされてしまうがゴーストにすることによりこの攻撃があたる
パンプジンの可憐な頭脳プレーの賜物だ
当然非力なタブンネ如きではとくだいパンプジンは弾き飛ばせずズシーンという音と共に下敷きになる
周りを見ると掘り当てたタブンネほとんどをゴーストタイプにして押しつぶすとくだいパンプジンがあちらこちらでみられる
そして潰れた無様な肉片をみて笑うパンプジンが1匹、2匹…次々と増えていきついには大合唱になる
その大合唱につられ俺も笑うこの畑の平和が守られたことに
感謝しようこの闇夜・・・そういえばそろそろハロウィンだな、畑を守ってくれたことだしハロウィンはこのパンプジン達とかぼちゃケーキをやきパーティでもするか

しかし本当の夜はハロウィンに起こる・・かもしれない
(続編に続く…かも)
最終更新:2015年02月11日 01:50