母タブンネに子
タブンネ3匹が寄り添っている
まず母タブンネの頭を撫でてやり警戒心を解く
最初は軽く片手で、徐々に両手を使い顎と頭を撫でる
母タブンネも満更ではないようで「ミィミィ♪」「ミィ…」などと気持ち良さそうに鳴いている
頃合いを見計らい子タブンネの頭を撫でてやりながら持ち上げる
母タブンネはすっかり警戒心を解いており、子タブンネを持ち上げてもなんら抵抗しなかった
子タブンネも母が撫でられてるのを見ているので警戒心はなく手の平で「ミッミッ♪」と無邪気にはしゃいでいる
「ピッチャー第一球振りかぶって…!」「投げた!」
俺は言い放ちながら大きく振りかぶり、子タブンネ…いやボールを投げた
「ミッミッ♪」とはしゃいでいた子タブンネの声は「ミヒッ…!」と風に掻き消されキャッチャーのミットに力強く吸い込まれた
スパァン!「ミギャアア」ストライクッ!
俺のストレートは見事に相手のバットを空振った
母タブンネは少しの間呆然としていたが事態を把握したのか俺を睨みつける
と不意に母タブンネの動きが止まる
キャッチャーが例の子タブンネをこちらに投げ返してきたのだ
俺はそれを難無くキャッチする
バシッ「ミヒ…」そして強く掴む「ミィィィ…」
母タブンネは焦る
子タブンネを人質に取られているのだ 何もできまい
さぁて 肩も疲れてきたし次のバッターはゴロで仕留めようかなぁ
もっとも仕留められちまうのはバッターだけじゃないかもしれないけどな
最終更新:2014年06月18日 03:07