「ミィミィ…。」
とある街に一匹のタブンネが現れた。見た感じお腹が空いているようだ。そしてタブンネはゴミあさりを始めた。
このタブンネは少し前に群れのタブンネから木の実を盗んだせいで迫害されてしまった。当然今までは自分で取れなくても少しは手に入ったが、それでも足りなかった。
そしてゴミをあさっていたが、その途中に清掃員が現れた。
「あ!?どけよ糞豚が!掃除の邪魔なんだよ!」
清掃員はそう言いゴミをあさっているタブンネに後ろから頭にかかと落としを食らわされた。
ドガッ!
「ミガッ…!」
踵落としをされたタブンネは顔面からゴミに突っ込んだ。
「ミギ…ミフー!ミガッー!!」
怒ったタブンネは清掃員に向かって威嚇をしてすてみタックルをするが、避けられて逆に顔面を殴られた。
「ミッ!ミャアアアアー!!」
タブンネは泣きながらその場を逃げ出した。
その場を逃げたタブンネは人が多いところに行った。そしてたくさんの人が、行き交うところに餌を手に入れるために媚び始めた。
「ミィミィ♪ミィ♪」
そうして自分が可哀想なところを必死にアピールしながら媚びるタブンネ。しかし人々はチラッと見るが誰もあげたりしなかった。その理由は前にタブンネに餌をあげた人がその後被害を受けた人が続出したからだ。そのせいで法律で決められタブンネに餌をあげるのは禁止になった。
「ミィミィ♪…ミフゥー!!ミヒィー!!」
可愛く媚びていたが、やがて誰も自分に恵まないことに苛立ち始めタブンネはアイスを食べている通行人の子供に向かってすてみタックルをし始めた。タブンネは自分より弱い弱者を極められるのが得意だった。
「うおっ!?なんだこいつ!!ゆけっダイケンキ!!」
子供はすぐに戦闘体制に入った。
「アクアジェット!!」
「ミギャアアアアアア!!」
タブンネはそのまま手痛い反撃を喰らい倒れた。
その一部始終を見ていた通行人がタブンネ駆除隊に通報をしていた。
タブンネ駆除隊。それはタブンネによる犯罪を阻止するために結成された部隊だ。
そしてパトロールをしていたタブンネ駆除隊はすぐに現場に来た。因みにタブンネはその間ずっと子供に媚びていた。タブンネ駆除隊が、来たのを確認した子供はタブンネに「君はこの後駆除されるんだよ。僕に手を出さなければ良かったね。」と笑顔で言われた。そして更に助けてもらうように媚び始めるが駆除隊の男二人に捕まりトラックに連れていかれた。その間タブンネは「ミィミィ!!ミィー!!」と言い泣きながら抵抗したが男達にリンチされた後檻に入れられた。
犯罪(店の商品と畑の作物を盗む、危害を加えるなど)を起こし通報されたタブンネはミィミィフーズの工場に運ばれる。
そして工場についた駆除隊のトラックは工場長にタブンネ達を引き渡たしまたパトロールを開始す
こうして工場についたタブンネはまず広い部屋について解放される。そして「ミィミィ!!」抗議をし始めるが、工場のポケモン(ゴウカザル、ハッサムなどに)が入って来た。
そしてうるさく喚く豚にゴウカザルがインファイトをした。
「ミブギャアアアアアアア!!!!」
死なないように加減されているとはいえ効果抜群の技を受け絶叫をあげる。それを皮切りにリンチをし始め悲鳴が部屋中を包み込んだ。そしてリンチが、終わるとベルトコンベアに運ばれる。
着いた先は毛皮加工所だった。そこに着いたタブンネ達は毛皮と尻尾を剥ぎ取られベルトコンベアに運ばれた。
そして着いた部屋にベルトコンベアがいきなり止まった。だがタブンネ達はさっきから悲鳴をあげてばっかりで体力が限界でピクリともしなく「フィィ…。」と小さく声をあげるだけだった。しかしまたベルトコンベアが動き始めた。そして自分達とは違う同胞の絶叫と激しく回転する大きなミキサーの音を聴いた。
「ミビィ!?ミビャアアアア!!」
それを見たタブンネはどこからそんな声を出せるのか大きな悲鳴をあげた。そして同じように後ろを見たタブンネ達も「ミギャアアアアアアア!!?」「チギャアアアアアアアア!!?」と悲鳴をあげ始めた。
またベルトコンベアは動き始めた。助かろうと芋虫みたいに逃れようとするが、早い速度が出ているベルトコンベアには無駄な抵抗にひとしかった。
「ミギャアアアアアアアアアアアア!!!!」
「チギャアアアアアアアアアアアアア!!!」
「ブギャアアアアアアアアアアア!!!!」
ガリガリガリガリガリガリ
ミキサーに落ちる最後までタブンネ達はそれぞれ後悔と絶望感と苦痛に染めた表情で絶叫をあげた。少年に手を出したタブンネは悲鳴をあげずに少年に手を出したことを後悔したまま悲鳴をあげずミキサーに落ちた。
叫び声が止まると、機械の出口からピンク色のペーストが出た。そして様々な工程を終え店に運ばれるのだった。
タブンネによる犯罪が止まらない限りずっと続くであろう。
END
最終更新:2015年02月18日 17:42