タブンネ地獄ツアー

とある港町。ここはかつて他所から連れてきた奴隷によって経済が回り潤っていた。
だが時が流れ奴隷制度姿を消えてからは共に活気も消えていった...。
そして現在____。

船旅を終え、眼前に写る物があった。季節はずれの鯉幟だろうか?
「ミ..ミ...ギィ.....。」
違った。タブンネだ。両手足を縛り仰向けにされうなだれている。
いわゆる干し肉を作っている最中であり息絶える頃には出来上がりだ。
両目を糸で閉じられないようにすることで脱水とミィアドレナリンの促進に繋がる。
朝に鳥ポケモンが目を啄んでくれるため悲鳴を目覚まし代わりにする人も多い。
ツアーのガイドの説明を耳に流し目を配ると、ピンク色の姿を多々見かける。
数字の焼印を背に絶望を顔に塗られたタブンネ。
干しタブンネの姿に悲鳴を上げるタブンネ。
自分はこいつらとは違うとばかりに同胞を冷めた目でみるタブンネ。
脅えるわが子を抱きしめ必ず逃げてやると言わんばかりなタブンネ。
もうお気づきの方々も多いだろう。この町はタブンネによって復興を遂げたのだ。
次回はツアーの記録と共に(タブンネにとっては)地獄に付き合ってもらう
最終更新:2015年02月18日 17:51