ここはイッシュにあるごくありふれた森の中、そこに今30はくだらないであろう屈強な男たちが身を隠していた。
彼らはいずれも身長180センチ以上あり腕の筋肉は女の腰ほどありいずれも格闘技、実践格闘の経験者だ。
彼らはずっと待っていた、タブンネを。
「この森に植えられた木の実が食い荒らされ強奪された」
そんな報告を女子供から聞き有志で近所の屈強な男性が総員で動いたのだ。
身を隠してから1時間ついにターゲットの集団があらわれた、短く頼りない走るのにも木を上るにも適してない手足、まったく運動というものを知らないだらしない腹、水ぶくれのようにはれた顔にそこら辺の石を適当に詰め込んだような目
そう、こいつらが今回のターゲットだ 。
まずテコンドー経験者の男性が飛び出る、相手が気がつくまもなく左足を軸に相手に親指を突き出した突きのけりを放つ
安物の脂肪に足をうずめる不快な感覚にとらわれるがミギャーーーーーーー!という泣き声とともに相手をぶっとばす
続いて全身筋肉ダルマと言っていいほど屈強なレスラー風の兄弟がタブンネ10匹を前後から囲む、そして手を突き出し同時にラリアットを繰り出す。
ものすごい勢いのラリアットになすすべなくさらわれ最後に兄弟の腕が交差したとき全匹つぶす。
お次はスデゴロの実践型格闘技、技など女々しい事は使わず己の体のみで戦うという任侠の漢だ。
相手はケツをふりものすごく短い足から長スローなすてみたっくる()を繰り出す。だが漢はあわてず拳を握り腕の筋肉を最大まで膨張させる。
ビキ、ビキという音とともに腕が小学生の子供の大きさまで膨張する、その腕から放たれた一撃は放った空間の地面を削り塵ひとつ残さずその場の物体を消し去った。
そしてお次は小柄な男がタブンネと相対する、他の男性と比べ小柄ではあるが筋肉は締まっていて柔軟だ。
彼はその利点を生かしものすごい勢いで駆け出す、あまりの超スピードに相手が反応できないうちに顎に打ち抜き倒したあと違う相手に空中から繰り出す胴回し回転蹴りを放ち後続を巻き込みながらぶっ飛ばす。
さらにそこではとまらず着地から身を低くし突進して相手に関節技を決めて落とす。
こうして各々屈強な男性たちの活躍により森に平和がもどり女子供達は彼らに感謝しつつ今日もポケモンたちのために木の実を作り続けるのであった
終
最終更新:2015年02月18日 19:15