皆さん、こんにちは。「タブンネちゃんと学ぶことわざ教室」の時間がやって参りました。
今週もタブンネちゃん達と楽しく、故事成語やことわざについて勉強していきましょう。
それでは今日のゲストのタブンネちゃん親子に御登場していただきましょう、どうぞ。
「ミッミッミッ!」(ちょっと、ここどこなのよ!早くおうちに帰してよ!)
「チィー!チィー!」(ママー、にんげんがたくさんいてこわいよぅ!)
「チィチィチィチィ!」(おなかちゅいたよう!おちちのみたいおちちのみたい!)
なかなか賑やかな御家族ですね。それでは最初のことわざです。
『雉も鳴かずば撃たれまい』
まずはこの一番お元気なベビンネちゃんに御協力していただきましょう。
さあベビちゃん、こちらに立っていただけますか。
「チィチィチィ!チィチィチィ…」(やだやだやだ!おちちおちちのみたい!おちち…)
ズドン! 「チビィィーーーッ!!」「ミギャアアアアア!?」「チヒィ!?ピィィーッ!!」
ご覧の通り、拳銃を一発お見舞いしただけでベビンネちゃんは瀕死になってしまいましたね。
それでは脳天にとどめと行きましょう。
ズドン! 「チギャ!!」「ミッ、ミェェェェ!!」「ピェェーン!!」
いかがでしたか。
『雉も鳴かずば撃たれまい』とは、「余計なことを言ってしまったために災いを招く」という例えです。
このベビンネちゃんもおとなしくしていれば、最初のターゲットに選ばれる事もなかったのですがね。
それでは次のことわざに参りましょう。
『塗炭の苦しみ』
「泥水にまみれたり、炭火の中に入ったかのようなひどい苦しみ」のことを指します。
「ミヒッ、ミヒィィ…」「チヒィィ…チィ、チィィ…」
頭を吹き飛ばされたベビンネちゃんを前に、タブンネちゃん親子は既にこの境地にあるようですが、
視聴者の皆さんにはおわかりにくいかと思いますので、やはり実践していきたいと思います。
それではもう1匹のベビンネちゃんに御協力していただきましょう。
ドボン! 「チッ、チヒィィーッ!!」(きちゃないきちゃない!やだよう、くちゃいよう!)
「ミヒィーッ!ミヒィーッ!」(いやああ!ベビちゃんの可愛いピンクの毛皮がドロドロにいい!!)
ベビンネちゃんを汚泥の中に放り込んでみました。しかしこれだけでは物足りませんね。
実はこの汚泥、ポケモンフーズ工場の廃油なのです。火をつけてみましょう。
ボッ! 「チビャァァァァァァァァァ!!!」 ゴオオオオオオ!! 「ミヒィィーーーーーーッ!!」
いかがでしたか。
廃油の炎に包まれ、死のダンスを踊るベビンネちゃんと、喉も裂けんばかりに絶叫するタブンネちゃん。
文字通り、泥や火に入れられたかのような苦しみを全身で表現してくれていますね。
それでは次のことわざに参りましょう。
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
「危険を冒さなければ、大きな成功や収穫は得られない」という意味です。
この燃え盛る廃油のプールは正に虎の棲む洞穴。果たしてタブンネちゃんは飛び込むことができるのでしょうか。
「ミィーッ!!」(ベビちゃん、今行くからねーっ!!)
おっと、行きましたね。さっきは自分の毛皮が汚れるのが嫌で、汚泥の中に入るのはためらっていましたが、
さすがにベビンネちゃんの命がかかっているとなれば、そうも言っていられなくなったようです。
「ミッ!…ミッ!…ミィィ…!」
全身火ダルマになりながら、ベビンネちゃんの元へ一歩一歩近付くタブンネちゃん。すごい執念、すごい生命力です。
「チ……チヒィ………」
残念、ここでベビンネちゃんが力尽きてしまいました。廃油の中に沈み、もう姿が見えなくなってしまいましたね。
「ミヒ……ィィィ…………」
それを見たタブンネちゃんも限界だったようです。倒れ込んでメラメラと燃え盛る塊となってしまいました。
いかがでしたか。
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』とは、このように命を懸けるような危険をあえて冒さないと、
大事なものは手に入らないという意味です。
残念ながらタブンネちゃんの挑戦は犬死にに終わりましたが、こういう結果もあるということです。
本日はここまでです。来週も楽しくタブンネちゃんと勉強しましょう。それではまた。
最終更新:2015年02月18日 19:39