ツベルクリン反応陽性者に対するrifampin
Chest 2006 Dec; 130:1712-7.
isoniazid(INH)は何年にもわたり、潜伏結核感染症(latent tuberculosis infection:LTBI)の発症への進行を予防するうえで選択すべき薬物となっている。しかし、INHの通常の9ヵ月間治療コースによる毒性、耐性、さらには服薬の遵守度がきわめて悪いことに関する問題から、代替薬への関心が高まっている。
非ランダム化レトロスペクティブ研究で、大規模なニュージャージーの結核病院の研究者は9ヶ月間のINH予防投与をした患者213人と、代替治療としてrifampinを4ヵ月間投与した患者261人の治療完了率を比較した。
全体として、成功した治療完了率はrifampin群がINH群より有意に高く(80%対53%)、多変量解析でもrifampinの使用が治療完了のきわめて有意な予測因子であった。治療を制限する副作用は、有意ではないもののわずかにINH群で高かった。治療効能は検討されなかった。
コメント:潜伏性結核感染の治療では、rifampinの短期治療コースが患者にやさしいINHの代わりとなる治療である。さらに、現在、3ヵ月間の併用治療法を評価する研究が終了間近である。
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最終更新:2007年04月13日 00:20