体位性頻脈症候群「POTS」
Mayo Clin Proc 2007 Mar; 82:308-13.
体位性頻脈症候群(POTS)は、低血圧の有無は伴わず、起立時に持続性の頻脈と他のさまざまな症状が起こる障害である。
患者は主として若年(平均年齢30歳)の女性(87%)であった。head-up tiltに対する心拍数増加は平均44拍/分であった。起立時によくみられる症状は、頭部ふらふら感、筋力低下、動悸およびふるえであった。暑さや運動により症状が悪化する傾向があった。多くの患者は疲労感や睡眠障害などの全身症状も訴えた。患者の1/3では、自律神経系機能の軽度から中等度の異常がみられ、これはとくに下肢の末梢性節後交感神経の脱神経を示唆する検査で異常を示すことが多かった。患者の1/3は起立時に血漿ノルエピネフリン値が上昇した。
提案されている治療としては、循環血液量の増加(補液やfludrocortisoneの使用など)、β遮断薬、midodrineなどがある。
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最終更新:2007年04月13日 00:20