ウィンダス口の院

Windurst Orastery


ウィンダス港の西側(サルタバルタ方面)の、海に面した一角に佇む。

関連イベント
  • ウィンダスミッション
  • クエスト「口の院の悲劇」「3本の杖」「暁を覚えず」「壊れた世界」等

特記事項
  • ウィンダス港に存在するウィンダスの軍事機関。
  • 旧呼称は「公共魔法練習場」。いわゆる五院のうちの一つ。
  • 英語名は「Orastery」。「Ora」は「口」を指している。
  • 初代院長はコンツオロンツ。

  「口の院」の名は、「魔戦士が魔法を『口』で唱える大音声が、いつも院の外まで響いている」ことに由来する。魔法というものは、特に魔法に長けているタルタル族の国家・ウィンダスでは大きな意味を持ち、直接軍事力、生活水準等に繋がる。現在もウィンダス連邦軍の主力である戦闘魔導団が常に訓練を積んでいる姿が見られる、「ウィンダスの矛」とも言える軍事機関なのだ。


主要人物


現院長:Ajido-Marujido   補佐官:Kuroido-MoidoHakkuru-Rinkuru

  現院長であるAjido-Marujidoは研究熱心として有名であり、興味を持ったものは自らの手足で調べ上げないと気がすまない性格。現在は大きな研究をしているようで、院にはほとんどいないという。不在勝ちな院長に代わって補佐官のKuroido-MoidoHakkuru-Rinkuruがミッションを冒険者らに依頼したり、院の運営を行っているようだ。


前院長:Shantotto   現院長:Ajido-Marujido 

  前院長にしてウィンダス三博士の一人Shantottoは、国の代表として他国との会議に出席することも多い。現院長であるAjido-Marujidoは彼女の弟子であり、他国との会議に同行する事もあるようだ。実質的にウィンダスのNo.1とNo.2、といった貫禄を見せる事も多い。また二人とも非常に行動的にして前衛的であり、独自の理論を展開し魔法を研究する実力派でもある。

個性的なメンバーが繰り広げる騒動

VS.シャントット

Shantotto : オホホ!初めましてかしら? わたくしは、口の院の前の院長、シャントット博士ですことよ。

  元院長の為か、Shantottoは口の院を訪れる機会が多い。しかし基本的に補佐官のKuroido-MoidoHakkuru-Rinkuruが頭を抱える結果になってしまうことが多い。突然押しかけて来て、「口の院の来期の予算の使い道」の為の杖を使って冒険者(プレイヤー)にいきなり古代魔法をぶち込んで気絶させたり(クエスト「3本の杖」)、「危険度レベルEの恐ろしい計画」といわれる「魔道士による鈍器格闘大会」(クエスト「口の院の悲劇」&「血塗られた道」 )を持ち込んできたりする。しかし彼女の暴走とも言える奔放ぶりは結果的に口の院の良い方に作用している場合が多いらしい。

Kuroido-Moldo:このごろ思うのです。その意思がなににしろ、結果的にあの方の存在が、ここ口の院の質の向上に繋がっているのではないかと。そう、院長が不在がちのここ口の院にとって、皆がたるまないための良い起爆剤になっているのではないかと……。
Hakkuru-Rinkuru:……ううーん……。起爆剤というより、不発弾じゃない?

VS.アジドマルジド

Kuroido-Moido : アジドマルジド院長がバシッと決めてください。そうすれば、すべて丸く収まるのですから。

  ウィンダスミッション全般で見られるように、Ajido-Marujidoの研究自体が国家機密に触れるものであり、彼がそれを追う事自体が違法に近い状態である。その為彼と、彼の直属である口の院そのものが危険分子扱いされる事も多々ある。しかし基本的に補佐官二人は彼を信頼し尊敬している様子で、彼の研究を黙認する形で協力している。また、Ajido-Marujidoがたまに口の院に現れると二人は揃って彼に頼る場面もある。一見危なっかしい性格に見えるが、Ajido-Marujidoは部下たちに非常に頼られている、頼もしい存在といえる。しかし、彼自身がマイペースなので、彼の結論に驚く事もしばしばあるようだ(クエスト「3本の杖」)。

Ajido-Marujido : 次の予算……?ああ、あれなら、もうジュノに注文書を出してきたぞ。買ったのは、剣に斧に鎧に盾に……。
Hakkuru-Rinkuru : 待ってよ、院長!どれも魔道士が装備できないものじゃ……???
Ajido-Marujido : ハハハ、これらはおまえたち作戦部隊のために買ってきたのさ。じっくり研究してくれよ。じゃあまたな。


口の院の主な仕事

  口の院はウィンダス連邦軍の主力である戦闘魔導団が常に訓練を積んでいる場所であり、魔法自体の向上、改良の研究が日々行われている。クリスタル大戦で最も打撃を受けた国家はウィンダス連邦国であり、その主軸として戦った戦闘魔導団の犠牲も大きかった。現在は急ピッチで若手育成を進めているものの、未だ本格的な戦いに耐えうる兵力を整えるには到っていない。


海に面した敷地内で、魂の込められていないカーディアンを相手に魔法を打ち込む研究員。

  また、時々魔法学校・手の院から生徒たちが訪れて魔法実習を行う事もあるようだ(クエスト「暁を覚えず」)。これにより将来有望な戦闘魔導士や研究員を吟味しているのかもしれない。


室内でも、カーディアンに魔法を打つ実験が繰り広げられている。

  院内でも研究は行われており、ここでは魔道士団士団長三人と補佐官二人がそれを見守る形で配置されている。


黒魔道士団士団長 Yaman-Hachuman
Yaman-Hachuman : 戦いは、先制攻撃がすべて。黒魔道士が、戦いのかなめだ。 その杖に投資しないで、どうやって戦いに勝とうというのだ?黒魔道士団には、ミスリルロッドが必要なのだ。


白魔道士団士団長 Goltata
Goltata : 大きな戦争になればなるほど、兵の数が勝敗を分けるだろう。命は、限られている。命は、すぐに作り出すことは出来ない。そんな命を守るために、オークスタッフが必要だ。


赤魔道士団士団長 Ohruru
Ohruru : 強化魔法は、姿の見えない援軍。思いがけないダメージを与えて、敵を混乱させる。赤魔道士団のパワーアップは、何十人もの援軍に相当するわ。お分かりでしょ?ローズワンドが、ぜひともほしいのよ。


この人たちも「口の院」所属


実はMiiri-Wohriらガードも「口の院」の所属となっている。

  ウィンダスの冒険者にとっては身近な存在である各エリアのガードたち。「ゲートハウス」と呼ばれる、各エリアに配置された拠点にガード(ミスラ・タルタル・カーディアンと編成はさまざま)が点在しており、日々ウィンダスの街の見回りをするガード達の集合場所であり、休憩場所。そしてウィンダス出身の冒険者は、まず最初に(どれでも可能)このガードからミッションを受ける事になる。
  しかしあくまで「所属」してるだけであり、口の院自体からはあまり重要視されていない発言も見受けられる。

Kuroido-Moido:ウィンダスの平和を守る各門のガード部隊も、基本的にはここ口の院に所属しています。所詮はガード部隊。魔道士団に所属して初めて、口の院の者だと胸をはって言えるわけです。

その他口の院「関係者」

  厳密には「口の院」の所属ではないが口の院、そして院長であるAjido-Marujidoと関係が深い為に、ちょくちょく関連イベント等で関わってくるキャラクター達もいる。


ウィンダス手の院院長 Apururu
  Ajido-Marujidoの実の妹にして手の院の責任者を務める彼女は、兄を訪ねによく口の院を訪れる場面がクエスト・ミッションで現れる。それは、特にウィンダス以外に所属している冒険者にとってはAjido-Marujidoの話が聞けたり登場するシーンが見られる貴重な場面でもあったりする。喧嘩が絶えない二人ではあるが、実際に口の院に置いてある「魂の入っていない(Blank Card)カーディアン」はApururuの所属している手の院からの提供であると思われる。また、Ajido-Marujidoも仲直りの証に、毎年予算に悩む手の院にカーディアン用の武器をプレゼントしたりしている。院同士の交流が、院長同士の関係により深いようである。


守護戦士隊長 Semih Lafihna
  上記にも書いてある通り、Ajido-Marujidoの研究は国家機密に触れるものであり、研究そのものが違法というものも多い。その為院長はSemih Lafihnaと対立する場面がウィンダスミッションの随所で見られる。危険分子としてSemih Lafihnaをはじめ星の塔の面々はAjido-Marujidoをマークしている節があり、彼の研究を容認している口の院もまた、警戒されている。ウィンダスにキャラクターを作った場合、冒頭のイベントでKuroido-MoidoHakkuru-RinkuruSemih Lafihnaを見て逃げ出す場面を見れる事もある。



良くも悪くも中枢としてAjido-Marujidoが動いているといえる。

最終更新:2008年10月24日 17:50