Rでファイルの読み込み

Rでファイルを読み込む方法。

scan("ファイル名")

を使えばよい。
ただ、行列を読み込むとき、値が列から組み込まれるということを気をつける。

次のようなタブ区切りのファイル(sample.dat)を読み込むとする。

a b c d
0 1 2 3
4 5 6 7

抜き出したいのは、値の部分だけなので、1行目をskip=1として、2行目から読ませる。
また、ファイル通りの行列にするには、byrow=TRUEとする。
読み込むデータは全部で2行なので次のようになる。

x <- matrix(scan("sample.dat", skip=1), 2, byrow=TRUE)

これで x に目的の行列が入れられる。

x = \left( \begin{array}{cccc} 0&amp;1&amp;2&amp;3\\ 4&amp;5&amp;6&amp;7 \end{array} \right)

byrow=TRUEを忘れると x は次のようになる。

x = \left( \begin{array}{cccc} 0&amp;2&amp;4&amp;6\\ 1&amp;3&amp;5&amp;7 \end{array} \right)

大きい行列になるほど、確認が困難になるんで、気づかないうちに、間違った計算をする可能性がある。
変な結果が出る一因。
最終更新:2008年05月25日 16:39
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