KETpicをはじめるための準備をしましょう。
授業で配布するプリントの数式やグラフ,図で困ったことがある先生はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
ここで紹介するKETpicは,プリントで用いる数式やグラフ,図を、LaTeX上で美しく表現してくれます。
中間考査や期末考査も美しい仕上がりです。
最初のうち、LaTeXの使い方やKETpicの使い方で,戸惑う先生がいらっしゃるかもしれませんが、順を追っていけば必ずKETpicの使い手になると思います。
まずは
初心者ページを参照してください.
作図を伴うデータの作り方に慣れましょう。
KETpic特有の命令文に慣れましょう。
(1) 関数

のグラフを描く→ G=Plotdata("x^2-3x+1",x);
(2) 中心

,半径4の円を描く→ Cir=Circledata((-2,3),4);
(3) 点

と点

を結ぶ→ G=Listplot ((1,2),(3,4) );
(4) 点A

,点B

を定義する→ A=(1,2),B=(3,4);
(5) 点A

と点B

を結ぶ→ G=Listplot(A,B);
(6) 点A

を中心とする半径

の円→ Cir=Circledata(A,sqrt(3));
などありますが、少しずつKETpicのコマンドに慣れて下さい。
Scilabにおける他のコマンドについては、下記にKETpicコマンドレファレンスとしてまとめました。
ご参考にして下さい。
次に、ScilabのSciNotesで簡単なプログラミングを書いてみましょう。
ScilabのSciNotesを使ってグラフや図を描いてみましょう。
★例1 KETpicを用いて、3次関数

のグラフを描いてみましょう。
プログラミング******
Ketlib=lib("/Users/****/Desktop/texfiles/ketpicsciL5/"); ← ketpic ライブラリを読み込む。****の部分は各人で異なります
cd("/Users/****/Desktop/texfiles"); ←作業フォルダc:/work に移動する。****の部分は各人で異なります
Ketinit(); ← ketpic 使用のため変数を初期化する。
Setwindow([-3,3],[-2,3]); ← グラフや図を表示する範囲を指定する。
G1=Plotdata("(x+2)*(x-2)*(x-1)/3","x"); ← Plotdata関数を使ってグラフをG1として指定します。
Windisp(G1) ← ディスプレイ上に、G1を描きます。↓下の3jikansu.ps
http://www55.atwiki.jp/ketpic?cmd=upload&act=open&pageid=10&file=3jikansu.pのようになります。
★例2 KETpicを用いて、
直線

と3円

,

,
を描いてみましょう。
プログラミング******
Ketlib=lib("/Users/****/Desktop/texfiles/ketpicsciL5/"); ← ketpic ライブラリを読み込む。****の部分は各人で異なります
cd("/Users/****/Desktop/texfiles"); ←作業フォルダc:/work に移動する。****の部分は各人で異なります
Ketinit(); ← ketpic 使用のため変数を初期化する。
Setwindow([-9,54],[-1,36]); ← グラフや図を表示する範囲を指定する。
G=Listplot([-4,0],[36,0]); ← 点(-4,0)と点(36,0) を直線で結ぶ。
Cir1=Circledata([0,4.5],4.5); ← 点(0,4.5) を中心とする半径4.5の円をCir1として指定する。
Cir2=Circledata([6,2],2); ← 点(6,2) を中心とする半径2の円をCir2として指定する。
Cir3=Circledata([18,18],18); ← 点(18,18) を中心とする半径18の円をCir3として指定する。
Windisp(G,Cir1,Cir2,Cir3); ← ディスプレイ上に、直線G,円Cir1,円Cir2,円Cir3 を描きます。↓下のen&tyokusen.psのようになります。
最終更新:2014年06月26日 18:57